野鳥と野鳥写真(観察と展示)

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留鳥の生態・・・(ゴジユウカラ)

2024-05-21 13:25:33 | 野鳥写真

留鳥の生態・・・(ゴジュウカラ) 

新緑の中のゴジユウカラの画像・・・(各地の高原)

ゴジュウカラの糞出しシーンの画像・・・(戸隠高原)

子育て中のゴジュウカラ達の画像・・・(戸隠高原)

ゴジユウカラの巣穴から飛び出しシーンの画像・・・(戸隠高原)

ツミ♂の画像・・・(おまけ⓵)

ツミ♀の画像・・・(おまけ②)

 ゴジユウカラを取り上げたのは初めてですが、お世話になっている知り合いがゴジュウカラを好きな方が居られるため、今回はゴジュウカラにフォーカスし投稿することにしました。※ゴジュウカラの生態や習性など分かり易く、見てもらえればと思っている。※野鳥CMはゴジユウカラにはあまり興味もなく、高原に夏鳥の撮影に行くと、ゴジュウカラも一緒にいることが多いため、序に撮ることになっている。

 寒帯と山岳地帯を除くユーラシアに広く分布するが、生息地では基本的には留鳥で渡りは行わない。日本には3亜種(エゾゴジュウカラ・キュウシュウゴジュウカラ)が周年生息する。九州から北海道にかけて分布するが、高地で繁殖した個体は冬季には低地に移動する。※エゾゴジユウカラはお腹の部分が白っぽいのが特徴で、北海道では比較的よく見られます。※九州南部に生息しているキュウシュウゴジユウカラは普通のゴジュウカラより腹のオレンジが濃いのが特徴です。

 平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息するが、木の幹に垂直にとまり、頭部を下にして幹を回りながら降りる習性がある。※キツツキ類やキバシリは幹に垂直にとまることはできるが、体を逆さまにして降りることはできない。※繁殖期にはつがいで縄張りを持つが、非繁殖期は、シジュウカラなどの他のカラ類やコゲラと混群を形成することがある。※樹洞やキツツキの古巣に樹皮を敷き営巣するが、巣穴の入り口や内壁、隙間に泥を塗る習性がある。※日本では3-6月に1回に5-7個の卵を産み、メスのみが抱卵を行い、抱卵期間は18-20日で、雛は孵化してから20-25日で巣立し、三回/年の子育てを行う。

 ハルニレ、ブナ、ミズナラなどの落葉広葉樹林や、カラマツ、ダケカンバ、シラビソ、コメツガなどの亜高山針葉樹林や針広混交林にすみ、大きい樹木の多い森林や枯死木のある森林を好む。※自然林や原生林に好んで生息することが多い。

 食性は雑食で、昆虫類、節足動物、果実、種子などを食べるが、夏季は昆虫類、冬季は種子等を主に食べる。※樹皮の隙間にいる獲物を探したり、逆に樹皮の隙間に食物を蓄えることもある。

人間との関係・・・(高原での繁殖期) 

 生息地によっては、開発による生息環境の破壊や獲物の減少に伴い生息数が減少している場所があるため、樹洞に巣を作るので巣箱を利用することもある。※あまり人間を警戒しない野鳥であり、人懐っこさが一般の野鳥カメラマン達には人気があるのかも知れません。※高原でよく観る野鳥のゴジュウカラでありますが、全ての野鳥達が繁殖期には縄張りを築くため、種の違う野鳥でも雛がいる巣の近くへ来ると、あの小さな個体できつい表情をして追い払っていることがある。