
温もりの華が季節を彩り

一週間が終わりました。少し休憩の週末。ちょっとエネルギーを補給してまた来週のいろんな行事や取り組みに関わっていきたいと思っています。
先週の木曜日に学校だよりと合唱祭の案内を持って地区を回りました。いろんな秋の深まりの中でのふるさとの風景を見ることができました。
コスモス園でのコスモス祭りは先週終わりました。それを感じたかの如くコスモスの花も盛りが過ぎ、色はあせ、花の美しさの勢いも消えていました。まばらな観光客ですが、それでも写真を撮っている方もいました。コスモスの時期が過ぎ、さらに秋はどんどんと深まっていきます。

Iさんの家に行きました。軒先には、菊の花の鉢をきれいに並べていました。とてもきれいでした。残念ながら、先生はいませんでしたが、しばらく菊の花を見ていました。心をこめて一生懸命に育てたのでしょう。花の美しさにちょっと感動しました。自然の美しさに季節の変化を感じます。
コスモスから菊の花へと季節は変わっています。
Kさんの家に行った時のことです。
「せんせい、よおおいでてくれた。まああがんなさい。」時間が夕方になっていたので、この日は、遠慮しました。奥さんが、「よかったら、みなさんで使って下さいね。」と竹の箸を下さいました。
前回訪問した時も、「先生方に持って帰って下さい。」といただきました。一膳、一膳に飾りとリボンをつけてきれいに包んでくれています。
「お父さんがナイフで作るんですよ。わたしがそれにリボンをつけたりしながら、夜を過ごすんですよ。」こたつに入り、作業をするあたたかな光景が目に浮かんでくるようです。庭には、いろんな竹細工を並べて「自由に持って帰っていいですよ。」という言葉が段ボールに書かれています。「これが生きがいですからね。」と笑顔いっぱいのKさんとおくさん。
学校にも、竹でつくったかぶと虫などの昆虫や花入れなど、Kさんが作った作品がたくさんありますKさんやおくさんの心がいっぱい詰まっています。
学校に帰り着くと、何人かの生徒がいっぱい箸を持っているのに気づいて、「先生、かわいいものを持っていますね。」と寄ってきました。きっときはちろうさんなら、「持って帰らせなさいよ。」と言うだろうと思い生徒にもプレゼントしました。「うれしいな。これ、Kおじちゃんが作ったんでしょう。」とずばり。

校区を回りながら、広いふるさとが高速道路の工事で区分けされていくような感じのする場所もあります。ちょっと寂しさもありますが、でも失われてはいけないあたたかさもいろんなところにいっぱい咲いています。
