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修学旅行を終えて・・・歴史

2012年11月04日 | Weblog
風涼し苔が生ゆる古都の秋
             寺を見つめる我昔人


 生徒たちが楽しみにしていた、京都・奈良・大阪への3泊4日の修学旅行が終わりました。修学旅行を通じて天気にも恵まれて、充実した中で時間を過ごすことができました。



 日本の歴史や文化を見聞する、仲間意識をつなげる・・・などの目的はしっかりと達成できたのではないかと思います。初日は、金閣寺から清水寺と生徒全員で見学しました。



参道を歩いて金閣寺を見たとき、生徒たちは歓声をあげました。青い空もと、太陽の光できらめく金閣寺は教科書でしか見たことがなかった生徒には、感動をもたらせました。生徒たちは、金閣寺を何枚もカメラにおさめていました。




 清水寺は、工事をしているところが多くありました。しかし、それでもすごい人出。清水の舞台から景色を見ながら、歴史の重さを感じたことでしょう。清水寺の音羽の滝や地主神社も堪能しました。




 清水寺から三条まで歩きました。古都の建物や道の至る所に趣があります。




 二日目は、自主研修です。午前中は、自分たちで交通機関を利用しながらの見学。午後からは、タクシー研修です。広い範囲まで見学地を選んでいました。
 「先生、一度、伏見稲荷大社を訪れて見たかったんです。」
とある生徒。「千本鳥居に興味があります。」
 それぞれに興味が違いますが、班で話し合い、時間内に見学をして回りました。班で計画したコースを大きく外れるところもなく、元気に歩いて回りました。





三日目は、建仁寺での座禅体験。建仁寺の中にあるお寺で座禅を体験させてもらいました。目をつぶれば、虫の音が聞こえてきます。静寂な中に身を置くことも大切なことであることを感じました。生徒たちも、お坊さんの講話のあと、座禅を20分近く行いました。座禅は、「心も体も空っぽになり、物事を素直に、ありのままに観ることができるようになります。」と言われています。



さらに座禅のあと、お坊さんから、「おいあくま わ」の話を聞きました。「お」・・・「おこるな」「い」・・・「いばるな」「あ」・・・「あせるな」「く」・・・「くさるな」「ま」・・・「まけるな」「わ」・・・「わるくちをいうな」説得力がある話に生徒たちは聞き入りました。




 場所は、奈良に移ります。奈良公園へ。「早く見たい。」と東大寺に着く前から生徒たちはバスの中で話をしていました。南大門の金剛力士像を見学してから、大仏殿へ。大仏の大きさに驚いていました。人が多く見学時間も短かったのですが、ガイドさんの話に学習を深めながら見学をしました。



二月堂、三月堂へと進みました。二月堂からみた京都の秋の景色はきれいだったと思います。



「薬師寺」へ。「東塔」は今解体をして、また組み立て直すという作業を進めています。境内は、工事をしているところが多かったのですが、きれいなお寺とお坊さんの話に時間を過ごしました。奈良最後の見学地は、法隆寺でした。法隆寺、五重塔は日本最古の木造の建築物で、1300年の歴史を持っています。歴史の重みを感じながら学習を深めました。




歴史は、一気にひもとかれました。大阪へ。「海遊館」です。ちょうど、イルミネーションの点灯式が行われる直前でした。点灯式を見てから、見学をしました。一気に現代へタイムスリップしました。



「百聞は一見に如かず」と言いますが、学校での学習を見ることによって、さらに知識を幅広いものにできたのではないでしょうか。一生懸命に生徒たちもメモをとっていました。ぜひ、これからの学習にも活用してほしいと願います。