goo blog サービス終了のお知らせ 

かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

背中を追いかけて

2012年05月16日 | Weblog
学ぶこと忘れたくないいつまでも
               完結するは我没するときぞ




教師になってどのくらいが経つのだろうか。今まで教師として歩んできた中で、思うことがあります。


それは、自分がやっていることがかつて、教えてもらった印象的な思い出の先生の中と教え方が似ているところがあることです。


その先生の素晴らしさが自分の中で身に付いているからだと思います。それを自分なりにアレンジしながら取り組んでいたことに気づくことがあります。



小学校5.6年生の時の担任の先生である先生は、自分にはあこがれの先生でありました。野球と出会えたのは、先生から受け持たれたからです。ある日、先生にお会いしたときに、
「先生がしていたこんなことを今のクラスでさせてもらっています。」
と話したことがあります。先生は、「おおそうか。」と喜んでくれました。



影響されたいろんな先生が出会いの中で他にもいます。その先生方の指導の仕方を学ばせてもらいました。



今年退職された先生は、新採用の時の先生でした。同じ学年の担当でした。


「ここの授業の仕方がわからない。」というと、「授業を見においで。」と教室に呼んでくれました。教え方や集団づくりにもたくさんの流派?(方法)があります。


新採用で先生にたくさんの研究会にも連れて行ってもらいました。出会えて多くの手法を教えていただき、今があるのは、先生のおかげであると感謝しています。



2回目に勤務した学校の先生は、理科が大好きな先生でした。理科の教え方で「仮説授業」という手法を使っていました。とにかく生徒が理科の実験が大好きになります。


先生と同じ小学校勤務の間は、校内研究が理科でした。だから、当時の小学校の生徒は、理科が大好きでした。自分が担当したクラスのほとんど生徒は工業系の高校や理科系の大学に進学していきました。



すでに小学校でドライアイスを使いながら、「昇華」などの学習もしていたので、生徒たちの卒業式、ステージの幕が開き生徒が出てくるときにドライアイスの煙を使ったりもしました。



「結婚式じゃないんだから。」というジョークも出ましたが、でも理科実験のエンディングでした。



そして、先日、県の会議で、日田の中学校に数年前に赴任した時の校長先生と会いました。今年退職され、表彰を受けていました。


日田市での勤務。先生、生徒、保護者・・・も知らない中での勤務でした。そして、校舎の建築ととまどうことばかりの日々でした。その気持ちを理解してかいろんな心配りをしてくれました。



すぐに溶け込むことができたのは、校長先生のおかげであると思っています。兄貴みたいな先生でした。来校してきた教育委員の方から「あなたたちは、ご兄弟見たいですね。」と言われたことがあります。管理職としての在り方を教えていただきました。




これからも今が終わりでなく、常に自分の中で、納得するまで意見もいいつつ、学ぶということを忘れずにいるというスタイルを持ち続けたいと思っています。