今さらですが、上野の国立科学博物館へ特別展“深海”を見に行ってきました。
深海は宇宙より近くて遠いファンタジーゾーン。今年はNHKのダイオウイカ映像のおかげで、にわかに深海ブームが巻き起こっているようですが、深海のファンタジーに古くから魅せられている者にとっては、地下アイドルがにわかに脚光を浴びたようで、うれしいやらうれしくないやら。
……いや、地下じゃなくって深海なんですが……(ここ、笑うところです)
最大の目的はダイオウイカが盗まれていないことを確認すること。(そんなわけない)
さて、展示の中身は大きく分けて二つ。JAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)を中心とした深海探査の紹介と、ダイオウイカに代表される深海生物の紹介。
個人的にはダイオウイカなんかより、しんかい6500の実物大模型に興味深々。いやー、格好いいわ。こういうのを機能美というんでしょうか。別に恰好つけようというわけではなく、機能実現を突き詰めた結果の格好よさというか。ちゃんと、内部も公開されており、ここで3人密集して何時間も過ごすんだとか、感無量です。マニピュレータのロボットじみた嘘臭さも、潜水服のレトロフューチャーっぷりも、すべて格好いいいいいいい!!!
一方、深海生物展示の方は、小さな寄生虫やら何やらから始まり、最後は人気のダイオウイカまでの多様性をフィーチャーしたような内容。しかし、ほとんどがホルマリンやらアルコールやらの薬品漬けなので、脱色したりつぶれたりした特有な標本くささが残念。最近は、樹脂で固めたりして生前(笑)の色や形が見られるようになっているのに、あれはちょっと期待外れ。
深海魚も「所さんの目が点」や「そこんトコロ」で釣りに行っているビデオの方が面白かったくらい。
気が付いたところでは、ダイオウイカとマッコウクジラの実物大模型は一昨年の使い回し。ほかにも常設展示や、他の博物館からの借り物も多数。なんとなく、見たことあるものが多い。
しかしながら、タカアシガニの甲羅と、ダイオウイカの標本の迫力はガチ。こりゃすげー。
写真撮影可で、誘導もあまりなかったので、人によってはダイオウイカ標本箱の前にベッタリな感じで、全然列が動かない。気持ちはわかるが、そこだけ渋滞が激しくて近寄れない感じだった。そんなわけで、自分の番が来ても、逆に遠慮して立ち止まれなかった。なので写真は中央からではなく、肢側と頭側の両側面から。写真としては、返って面白くなったかも。
グッズ売り場では、噂の6メートルダイオウイカぬいぐるみがお出迎え。まだ売約済みになってなかった(笑)。これぐらい、誰かシャレで盗んでいきましたとでもやっておけばいいのに。presented by HAYAKAWAで。
ところで、グッズ付き前売り券だったので、まずは売店レジでダイオウイカストラップを引換え。どちらかといと、ダイオウイカを齧るマッコウクジラのストラップ。主役は抹香さん。
実はこれ、会場のガチャガチャのシークレット。それが、どうせなのでガチャガチャを回したら、一撃でシークレット入手。ふたつそろったので、ひとつは同行者にプレゼントしました。
……ところが、カバンにダイオウイカストラップを付けていたら、ダイオウイカが見事に盗まれました。返してー、グリザメンタム!
落としただけだろ……
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