神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
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ミステリー・ワンダー・ランドのセンス・オブ・ワンダー[6] ピスコサワーに撃沈

2016-03-13 21:44:07 | ペルー

幼いころからの憧れ、ナスカ地上絵上空の遊覧飛行はかなりゲロゲロな感じで終了。帰りの機内は完全にグロッキー。吐き気を抑えて、眼を閉じて眠ろうとする。無事(いろいろな意味で)にピスコ空港に着陸したときには本当にホッとした。

中には完全にダウンしている人もいて、しばらく空港で休憩。その間に次の飛行の準備をしていたけど、乗客はまた数人。なぜこんなに少ないのかは、ガイドさんにも思い当たることは無いらしい。もしかしたら、前日にアメリカ東海岸で大雪のため、飛行機が欠航していたのが影響しているのかも。

とりあえず、メンバー全員が復活してから昼食のレストランへバスで移動。

レストランは壁に地上絵のモチーフが飾られた観光地仕様。その中で眼を引くのがデカデカとしたクスケーニャの看板。ここまでクスケーニャが席巻しているのか。これは現地に来なければわからない情報だろう。

どうしようか迷ったけど、クスケーニャはクスコまでお預けにして、ピスコ発祥のカクテル、ピスコサワーをいただく。ピスコ酒はブドウから作った蒸留酒で、これを樽で醗酵させたらブランデー?

ピスコサワーはライムの酸味であっさりとしていて、クラッシュアイスをシェイクしているので夏にぴったり。卵白が入っているためか、フワフワの泡が浮いていて、見た目は可愛らしい。しかし、この店のピスコサワーは舌がピリピリするぐらいアルコール分がやけに濃かった上に、グラスもやたらとでかい。

食事は魚介のスープとペルー風パエリア。このパエリア的なものは現地語で何と言うのかわからないけれども、かなりおいしかった。米はインディカ米の形をしているが、充分にスープを吸っているのか、パサパサ感はほとんど無かった。味はちょっとスパイシーで、ファミレスにあるメキシカンピラフのよう。

ちなみに、ペルー料理はだいたい味が濃い目で、ビールを飲みながら食べるにはちょうどいい感じなのだが、手元にあるのは高濃度のピスコサワー。ショートカクテルだというのに、かまわずグビグビ。

おかげで、帰りのバスはほとんど気を失っていたようで、気付くとトイレ休憩のお土産物屋さん。観光初日だし、完全に塀で囲まれた立地の観光客仕様なので物価は高めだろうと、あまり買い物はしなかったのだけれど、思い返せばクスコや空港よりもちょっと安かったし、品揃えも良かったので、実はここがオススメだったのかもしれない。

この日はホテルに帰るともう夕方。一休みして夕食。

食事前にナスカの写真をカメラのFlashAirからスマホにコピーしようとしたのだが、認証がうまくいかずに失敗。これは日本で事前に確認しておくべきだった。PCがあればパスワード変更できたのに。

夕食はシザーサラダと、牛肉の細切り炒め。肉はひれ肉っぽかった。味はやはりスパイス塩味。ちょっとだけコリアンダーの気配がしたが、耐えられる程度。付け合せのライスはさすがに昼食のパエリア風に比べればパサパサだったが、ボリビアで食べたような“香水がかかったプラスチック片みたいなもの”よりは断然まともで、食べられるものになっていた。これはやっぱり、日系人が多いせいで、それなりに米をおいしく食べる方法が浸透しているのだろうね。

ここではビールを。敢て、クスケーニャではなく、リマのビールであるCrystal。日本のビールに良く似たラガービール。苦味強め。味はまあまあ。

部屋に帰ってシャワー。今朝と違って熱い。これなら問題ない。明日も早いのでとっとと就寝と思ったが、welcomeドリンクのチケットがあったので、バーに行ってここでもピスコサワー。昼間飲んだのより、アルコールも軽いしグラスも小さくてショットドリンク風。そう、カクテルって、これでいいのよ。

 



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