神なる冬

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コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[SF] 見知らぬ明日

2009-12-15 22:30:31 | SF
『見知らぬ明日 グイン・サーガ130』 栗本薫 (早川文庫JA)





これでホントに最期のグインサーガ、130巻。
これまでにない薄さが、志半ばの無念さを偲ばせる。

イシュトヴァーンの出立、そして、ヤガでは……。
そこで終わるんかい!!

ヤーンの紡ぎ車には逆らえないとはいえ、残念すぎる。

本編が、やっと外伝の第1巻に追いついた年。
アニメ化という大きな転機も迎えた年。
まだまだこれから楽しめると思っていたのに。

外伝の1巻を読んだときには、これは100巻目の後の話だと思っていた。
たしかに、100巻よりは後の話ではあったが(苦笑)←栗本薫風
『豹頭の花嫁』はまだまだ先の話だったのだろうか。

豹頭の花嫁とは、いったい誰のことだったのだろう。
最初の構想からシルヴィアではなかったのだな。
それでは、リンダ?
それとも、アウラ?
大穴でオクタヴィア?
まさか、マリニア?
実はグインの娘が豹頭で生まれ、急成長して、誰かと結婚して、それが“豹頭の花嫁”になるとか?

なんとか、プロットノートみたいな形で出版してもらうことは出来ないのだろうか?


ちなみに、今年のSF大賞は伊藤計劃に、特別賞は栗本薫に決まったそうだ。
二人の魂よ、安らかにあれ。


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