2013 J2 第2節 コンサドーレ札幌 0-1 栃木SC @札幌ドーム
久し振りに参戦してきました。ホーム開幕戦。これまで厚別だけだったので、実は、札幌ドームは初観戦。まぁ、関東アウェイ組ですから。
前日から札幌入りしたものの、3月には珍しい吹雪の真っただ中。交通機関が間引き運転、かつ、遅延や欠航が相次ぐ中、本当に来てよかったのかどうか。そもそも、俺は月曜日に出社できるのか。そんな不安を抱えての観戦だった。
しかし、さすがはホーム。お出迎えは現社長と次期社長のダブル社長に、今日試合のない若手選手たち。さすがに、野々村さんは大人気。矢萩さんともちゃんと握手してきました。
ファンクラブブースは景品交換と継続申請で大混雑。後援会消滅に伴うファンクラブとの合併の件で返金カウンターに行ったのだが、ちゃんと列ができていないので、どこに並んでいいやらさっぱり。やっぱり、運営にはやっぱり不安が募る。ボランティアが多いのは仕方がないが、ファンクラブカウンターがこれはダメだろ。
やっと二重登録分の返金を受けて、ゴール裏へ。おお、これがドームの中か。やっぱり、どうしても野球場っぽいのは仕方がない。SBOのランプは何かに使えないもんだろうか。
ドーレくんとりぼんちゃんの登場でほっこり。やっぱりホームはいいね。なんといってもドールズもいるし。
選手紹介では近藤にブーイング。心情的には拍手で迎えてあげたいところだが、これも儀式のうち。近藤はFWで先発。こちらから恩返ししたいぐらいなので、恩返しゴールは無しでお願いしたい。
主審家本の発表でどよめいた場内。最近はまともになってきたので、あんまり気にする必要は無いと思っていたのだけれど、結果的に、家元はイエモトだということを思い知らされてしまったのだが……。
コンコースでのサポ集会は特記事項無しな感じ。今年は新曲もないし。
しかし、試合開始前のセレモニーの最中からコール開始。ホームなのにセレモニークラッシャーっぽいのはなんとかならんのか。セレモニーや、入場曲のムーンオーバーザキャッスルでは歌わなくてもいいのにと思うんだけれど、ウルトラスにとっては自分たちだけが重要みたいだな。そうやって運営との間に溝を作っちゃいかんというのに、世代交代するたびに繰り返される問題のような気が。
選手は喪章を付けての入場。そして、試合開始前に黙祷。先の吹雪で亡くなった方々への冥福を祈る。っていうか、今日も死人出るんじゃないかという吹雪なんですが!
栃木ボールでキックオフ。
いきなり内村vs近藤のマッチアップで燃える場内。
そして、札幌の左サイド先発の神田。試合序盤から積極的にボールに絡み、シュートまで持っていく。ボールを奪った後の動きも、最後のシュートも良かった。こんなルーキーはJ1でもいないだろう。
35分ごろに札幌の怒涛の攻め。テレのシュートでネットを揺らすも、その前のプレーでゴールを割ったか。審判の動きが謎でよくわからない。その後も、古田のシュートがバーを叩き、チョソンジンのヘッドもゴールの上。
前半のシュート数は札幌 7-6 栃木と互角ながらも、決定的なチャンスと呼べるのは札幌だけ。しかも、札幌のシュートは半分くらいが入ってもおかしくないシュートだった。結局、あれだけチャンスのあった前半に1点取れなかったのが敗因ともいえる。
後半も札幌がプレスを仕掛けてボールを奪い、栃木のゴールに襲い掛かるシーンから始まる。内村のヘッドは惜しくもポスト。
しかし、先制は栃木。ファール崩れから飛び出した廣瀬のシュートをチョソンジンも杉山も止められず。あれは杉山が飛び込み過ぎだったかもしれない。チョソンジンが身体を預けているので、シュートコースは限定されていたのに、あれは無いだろう。
攻撃の起点となったプレーは、現地で見ていると完全なファールっぽかったのだが、ビデオで見るとそうでもなかった。しかも、チョソンジンと奈良でラインが崩れていたところを狙われた。あれは札幌の選手が気を抜いたのが悪い。
しかし、その伏線を張っていたのは家本のジャッジ。レフリー座談会なんかのインタビューを見てると、この人は頭が良すぎてオリジナルなルール解釈を厳密に適用するんだよね。その結果、選手やサポーターから見ると、ジャッジの基準が良くわからない。ちょっとこけただけでファールを取るかと思えば、完全にふっとばされてもノーファール。後からインタビューを聞けば、太腿が触っているとかいないとか、わからないでもないのだけれど、そんな細かい違いが他の選手から見えるわけが無い。だから、選手から見ても、ファールの基準が曖昧になって、試合がコントロールできないことがでてくる。本当はどうだったかだけではなく、選手や観客にどう見えたかを考えながら裁かないとダメだろう。
このプレーも、札幌の選手がファールと思って一瞬止まった隙を栃木の選手が突いた感じだった。責められるべきは札幌のDF陣なのだが、ちょっと家本は勘弁して欲しいと思うのは当然だ。
結局、これが決勝点となって、0-1でホーム開幕戦は負け。
正直言って、テレを前田に変える必要はなかったと思うんだよね。テレはぜんぜん悪くなかったし、前田が与えられた仕事も良くわからん。後から上原を入れるなら、最初から上原でもよかっただろう。もっとも、上原は負けているので放り込み要員として入れたのだろうが、それならば、テレのままで良かったと思う。上原はヘディング強いけど、当たるかどうかは運任せの部分があるしな。まぁ、結果論ですが。
近藤が最後に櫛引と握手。今日の近藤は前線で張るというよりも、割と左サイドに流れることが多かったので、札幌の時よりも神戸時代に近いようなポジションだったかも。悪くは無かったが、残念ながら怖くも無かった。
公式記録でのシュート数は札幌 15-9 栃木と、珍しく数では優っていた。しかも、決定的なシーンだけで見れば、札幌のワンサイドだったぐらいの試合だ。失点時以外は完全に抑え込んでいただけに、非常に残念な試合。たまにはこんな試合もあるさと割り切るしかない。悪いけど、シュートをことごとく止めた榎本と、ワンチャンスを決められた杉山の差に見えてしまう。
ちなみに、ぜんぜん知らなかったのだけれど、栃木の原田は札幌出身とか。コンサドーレ以外でもプロサッカー選手が出てくるのは北海道のサッカーの底上げに成功しているということだろう。。
そして、スカパーのクラブ応援コーナーには吉原宏太が登場。かつてのシンデレラボーイがスタッフとなって帰ってきた。本当は最後に赤黒のユニホームを着て欲しかった。ちょうど18番が空いていたし。しかし、チーム事情としてもそういうわけにはいかないので、野々村さんのクラッキ所属でH.F.C.へ派遣という形らしい。元日本代表として抜群な知名度を活かして、これからもスタッフとしてがんばって欲しい。
そして、試合後の帰路ですが……。
千歳空港までの快速エアポートが欠便、かつ遅延でやきもきしたものの、飛行機も遅延でなんとか間に合い羽田へ。一安心して機内でクラシックを飲んだくれていたら、危うく羽田空港からの終電に間に合わない状況に。スマホの終電検索が無かったら確実に死んでましたわ。ありがとう、相棒どの。
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