『ガンパレード・マーチ 九州奪還』 榊涼介 (電撃ゲーム文庫)

思えば遠くへ来たもんだ。ついに九州奪還ですよ。和平ですよ。
PSのゲームシナリオから離れること8年目にして19冊目。こんな展開は想像も付きませんでしたよ。こうなってしまったら、尻切れトンボ放置状態の『ガンパレード・オーケストラ』には繋がらないんですかね。まあ、いいか。ループ世界だし。
ゲームシナリオのような“めでたしめでたし”でもなく、オフィシャルWEB小説のように23番目の転校生に助けられるわけでもなく、第5世界人たちが自力でここまで成し遂げたループも何処かにあると信じてあげたいものです。
ゲームのノベライズ小説が、原作者(芝村?)の手を離れて、ここまで続くというのも珍しいのではないか。主役はあくまでゲームキャラの旧5121部隊だが、熊本決戦で脇役だった少女戦車兵や少年歩兵たちが成長していく様子が本当の主役なのかもしれない。紅稜女子α小隊、藤代小隊、あと、橋爪とか、斉藤とか。誰も死ぬなよと思うが、誰も死なないと、ちょっと肩透かしだったり……。
ライトノベルはここ数年、ほとんど読んでいないんだけど、このシリーズだけは、惰性じゃなく、期待して読み続けている。それは、小説の面白さというよりは、原作のゲームによる刷り込みが大きいせいだとは思っていますが。
ガンパレード・マーチの世界は悲壮な戦闘と、能天気な学園生活が背中合わせに存在するギャップの面白さが表にあり、さらに裏には平行世界やら何やら山のようなSF設定がてんこ盛りという魅力的な世界。しかも、ゲームバランスがシビアで、まともにやるとエンディングにはたどり着けないという厳しさ。しかし、その中で出くわす、鬱になりそうなバッドイベントが泣かせるし、燃えるぜという壮絶なゲーム。
続編の「ガンパレード・オーケストラ」や、姉妹作品の「絢爛舞踏祭」では、この壮絶さが足りなくて、燃え方がいまひとつだったんですが、榊涼介の小説を読むと、ゲーム世界に没入していたあの頃の気持ちが戻ってくるんですよね。
ぜひ、PS2でもPS3でもいいので、榊シナリオ(もしくは矢上シナリオ)でリメイクして欲しいなり。……芝村シナリオは却下。
ありゃ、『ガンパレード・マーチ 九州奪還 0 萩幽霊戦線』なんてのも出るの?

思えば遠くへ来たもんだ。ついに九州奪還ですよ。和平ですよ。
PSのゲームシナリオから離れること8年目にして19冊目。こんな展開は想像も付きませんでしたよ。こうなってしまったら、尻切れトンボ放置状態の『ガンパレード・オーケストラ』には繋がらないんですかね。まあ、いいか。ループ世界だし。
ゲームシナリオのような“めでたしめでたし”でもなく、オフィシャルWEB小説のように23番目の転校生に助けられるわけでもなく、第5世界人たちが自力でここまで成し遂げたループも何処かにあると信じてあげたいものです。
ゲームのノベライズ小説が、原作者(芝村?)の手を離れて、ここまで続くというのも珍しいのではないか。主役はあくまでゲームキャラの旧5121部隊だが、熊本決戦で脇役だった少女戦車兵や少年歩兵たちが成長していく様子が本当の主役なのかもしれない。紅稜女子α小隊、藤代小隊、あと、橋爪とか、斉藤とか。誰も死ぬなよと思うが、誰も死なないと、ちょっと肩透かしだったり……。
ライトノベルはここ数年、ほとんど読んでいないんだけど、このシリーズだけは、惰性じゃなく、期待して読み続けている。それは、小説の面白さというよりは、原作のゲームによる刷り込みが大きいせいだとは思っていますが。
ガンパレード・マーチの世界は悲壮な戦闘と、能天気な学園生活が背中合わせに存在するギャップの面白さが表にあり、さらに裏には平行世界やら何やら山のようなSF設定がてんこ盛りという魅力的な世界。しかも、ゲームバランスがシビアで、まともにやるとエンディングにはたどり着けないという厳しさ。しかし、その中で出くわす、鬱になりそうなバッドイベントが泣かせるし、燃えるぜという壮絶なゲーム。
続編の「ガンパレード・オーケストラ」や、姉妹作品の「絢爛舞踏祭」では、この壮絶さが足りなくて、燃え方がいまひとつだったんですが、榊涼介の小説を読むと、ゲーム世界に没入していたあの頃の気持ちが戻ってくるんですよね。
ぜひ、PS2でもPS3でもいいので、榊シナリオ(もしくは矢上シナリオ)でリメイクして欲しいなり。……芝村シナリオは却下。
ありゃ、『ガンパレード・マーチ 九州奪還 0 萩幽霊戦線』なんてのも出るの?
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