神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

ミステリー・ワンダー・ランドのセンス・オブ・ワンダー[2] リマ上陸

2016-02-27 21:54:15 | ペルー

アトランタ空港の乗り換え時間はわずかに2時間弱。国際線乗り換えだと普通は3時間くらいとるのに大丈夫かと思ったら、荷物がスルーなのでこれで間に合うらしい。

入国審査前にとりあえずツアーメンバー集合。実はこれが初顔合わせ。この旅行会社(H.I.S)では珍しいことに、老夫婦、老夫婦+弟、既婚女、既婚男(俺)、未婚男という8人構成。30代前半以下の若者がまったくいない。ちょっとびっくり。人気のペルーなのに、時期的にこういう時もあるんですかね。

アメリカ入国はESTA登録済みで、去年のボリビア行きのおかげで入国経験もあるので、自動チェック機の方に行こうと思ったら、添乗員さんがツアーのグループが分かれることを嫌って、全員未登録の列へ。また指紋取られた。

そんなこんなで多少モタモタしたが、搭乗時間までは30分程度の余裕があり。

恒例の25セント硬貨を使おう企画でベンディングマシーンを探してアトランタ空港をうろうろして見たが、見当たらず。しかも売店では水がなんと2.6ドル。コーラ類も2.5ドル以上。さすがに高過ぎじゃないのか。アメリカってこんなに物価高かったっけ。

そして、これまた予定通りにリマ行き機へ搭乗。

機内サービスのビールの銘柄……ハイネケン、ミラー・ライト、クスケーニャ。CUSQUENA!!!

キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

来ました。やっと。ペルーのビールクスケーニャ。アトランタ便の状況から、載せててもCristalだろうと思ってたら、うれしい誤算。機内で初クスケーニャいただきました。

クスケーニャはクスコのビール。クスコの市街地図にもデカいビール工場が載っている。苦みが少なく、うまみが濃いヨーロッパ系のビール。これは好みですわ。

機内食はチキンorパスタ。パスタはどうせチーズマカロニかラザニアだろう。ということで、ビールに合いそうなパスタを選択。案の定、トマトソースのショートパスタ。やっぱりビールが旨いと食事も旨い。ジャンクフードでも充分。

食べ終わった後は、プログラムも同じだし、見たい映画も特になく、Axolotes Mexicanosをヘビーローテーションしたまま就寝。

着陸前の軽食はサンドイッチ。ハインツのマヨネーズ付き。あと、なぜか箱にお菓子がいっぱい。

そんな感じでやっとのことでリマ到着。日本からは実に20時間以上。アメリカでの乗り換え時間が短かったので、これでも早い方。しかし、現地時間は真夜中。飛行機の上から見たリマは、高い建物が目立たず、大きな道路も目立たず、ひたすら一面に街灯の光が並んでいて、遊園地のアトラクションにありそうな光の林の中に降りていくようだった。後から考えると、実はこれはリマの中心街ではなく、海岸沿いの町はずれっぽいんだけど。

しかし、飛行機は着陸したものの、扉は開かず。シートベルトサインが点いたままで、機内にカンヅメ。トイレに行きたい。ゲートが故障とのことで、結局、30分後に別なゲートへ移動。やっと機内脱出。

入国審査は何もなくあっさり通過。手荷物受け取りではペルーの名所の画像が流れる巨大スクリーン。こりゃ完全に先進国並。メキシコやボリビアで見たような運命のルーレットランプは無かった。あれって、中南米のデフォルト装備じゃないんだ。

真夜中とはいえ、空港はそれなりの混雑。どんどん飛行機が着陸するし、この時間に離陸する便もある。さすが、観光大国ペルー。

空港の建物を出ると、でかでかとクスケーニャの看板が。あれ、クスケーニャってクスコなんじゃ、と思ったら、今ではリマのCristalを抑えて、ペルーで一番売れてるビールらしい。そうか、それで飛行機にも積んであるのか。

そして、ほんのりと磯の香りが。あれ、リマって海岸沿いだったっけ。そう、リマは海岸沿いの街だった。アンデスの麓というイメージで、海岸沿いという感覚は全くなかったのでびっくりした。そして、蒸し暑い。深夜だというのに、むっとする生ぬるい風が吹いている。さすが、真夏の港町。

リマに降りた瞬間に「空気が薄い。高山病だ」と言い出すのは良くある笑い話らしい。いや、さすがに低地なのは知ったてけど。インカのせいで、ペルーは高地というイメージが強すぎるんだろうな。

ここからバスに乗ってホテルへ移動。のはずが、海岸沿いの坂道でまさかのギヤ故障。前にも後ろにも動けないバス。そして、窓の外にはサカリのついた野良犬が。

別なバスを呼ばなければいけないらしいが、時刻はそろそろ夜中の2時。いまから呼んで、新しいバスが来るのか? 飛行機に続いて、バスの中にカンヅメ。そして、窓の外は腰を振る犬。

そうこうしていると、新たなバスが登場。通りすがりのバスを捕まえたのかと思うくらいのタイミング。

野良犬を蹴散らしながら、やっとバスを乗り換え。

新市街のホテルに着いたら、もう3時。時間外なのか、シャワーが生ぬるい。しかし、気温が高いのでこれでもいい。

明日の出発はなんと5時。ほとんど寝る間もなく、出発。弾丸ツアーか!