3月13日。土曜日。晴れ。
春とともに、札幌ドームに2万人のサポーター、ファンが訪れた。
ついに、北の大地でもJ2の開幕戦。ふたたび、J1の舞台を目指す戦いが始まった。
コンサドールズの舞い。
鳴り響く、moon over the castle。
観客席を彩る赤と黒。バックスタンドの縞模様。ゴール裏の星。そして、ビッグフラッグ。
関東アウェイサポである自分は、ブラウン管テレビの前に正座し、スカパーの映像を見ていた。
背筋がゾクゾクして、鳥肌が立った。
……それから、3分後。
アレレのレ。
確かに、悪かったのはボランチの二人だ。
石崎監督のハーフタイムコメントでも、そこは指摘されていた。
「バイタルエリアの部分、もっとボランチの2人がケアしていくように」(J'sGOAL)
しかし、後半開始から、石崎監督が変えたのは、古田→内村。
さらに、岩沼を左ハーフに上げ、芳賀をリベロに置いた3-4-3へ。
ボランチの二人は最期までフル出場。
ボランチに誰を起用するかは、石崎監督も最期まで迷ったと言っていたが、そこで選ばれたのが上里、宮澤のコンビ。
確かに、嵌れば爆発的な破壊力が期待できるが、守備面での不安は誰しもが感じていた。
それが明らかに露呈し、中盤がバタバタとして落ち着かない中、結局最期まで修正し切れなかった。
あそこで、藤山をサイドに入れて芳賀をボランチに、という選択肢は無かったのか。もしくは、ハンジェを使うとか。
負けているせいで守備よりも攻撃を選んだということもあるのだろうが、結果的にはまずい選択だったと言わざるを得ない。
コンサドーレはボランチの守備以外でも、まったくいいところがなく、ミスが目立った。
ホームなのに、ピッチの状態を把握していないような弱いパス。ボールを受けるときに立ち止まってしまう癖。ボールから離れた場所での緩慢な動き。J2レベルですらなく、プロとして失格なレベル。
一番悪かったのは、リスタートだ。前節に鳥栖でやられたものを自分達でもやりたかったのか、それとも単純に焦っていたのか。
早いリスタートを繰り返しても、受け手との息が合わず、まったく意味が無い。
先週のお笑いシーンだった、上里、藤田の壁の間を近藤が打ち抜くキックも再現。まぁ、先週よりは上手く行ったのかもしれないが、枠の外。あれをすべて上里が狙っていたら、一本くらい入ってたかもよ。
後半は0-3で自棄になったのか、焦ってたのか、さらに雑に。砂川が入っても、ゴンが入っても、悪い流れは変えられず、放り込みサッカーでシュート数は増えども枠に行かず。
一方の福岡は、逆にボランチの位置取りが良く、セカンドボールをほとんどモノにしていた。
さらに、3つのゴールはすべて文句なしの出来。J2レベルだと、フリーで打たれてもシュートがあらぬ方向へ飛んでいくのはよくあることなのだが、これをしっかりとゴールへ向けて打つことが出来るかどうかが、得点力の差となる。
この試合での福岡は丹羽、大久保、永里と、シュートの精度は明らかにコンサドーレを上回っていた。ここは素直に賞賛したい。
まぁ、毎年バカ負けする試合はある。去年の熊本で0-4、昇格した年でもベルディ戦の1-5。
ただし、ホーム開幕戦で2万人の大観衆の前での大失態。これは集客面でもかなり痛い。
たとえ負けても、せっかく来てくれた一見さんを引き込むような試合が見せられないと、今年もまた興行収入が予算割れしてしまう。
少なくとも、今後の3連戦、栃木、岡山、岐阜のボトムズ候補から3連勝できなければ、今年は早くも昇格争い脱落決定。次の柏戦に挑む資格もない。
次節、栃木戦はついにボランチを変更するのか、それとも上里、宮澤と心中するのか?
石崎監督の選手起用に注目したい。
春とともに、札幌ドームに2万人のサポーター、ファンが訪れた。
ついに、北の大地でもJ2の開幕戦。ふたたび、J1の舞台を目指す戦いが始まった。
コンサドールズの舞い。
鳴り響く、moon over the castle。
観客席を彩る赤と黒。バックスタンドの縞模様。ゴール裏の星。そして、ビッグフラッグ。
関東アウェイサポである自分は、ブラウン管テレビの前に正座し、スカパーの映像を見ていた。
背筋がゾクゾクして、鳥肌が立った。
……それから、3分後。
アレレのレ。
確かに、悪かったのはボランチの二人だ。
石崎監督のハーフタイムコメントでも、そこは指摘されていた。
「バイタルエリアの部分、もっとボランチの2人がケアしていくように」(J'sGOAL)
しかし、後半開始から、石崎監督が変えたのは、古田→内村。
さらに、岩沼を左ハーフに上げ、芳賀をリベロに置いた3-4-3へ。
ボランチの二人は最期までフル出場。
ボランチに誰を起用するかは、石崎監督も最期まで迷ったと言っていたが、そこで選ばれたのが上里、宮澤のコンビ。
確かに、嵌れば爆発的な破壊力が期待できるが、守備面での不安は誰しもが感じていた。
それが明らかに露呈し、中盤がバタバタとして落ち着かない中、結局最期まで修正し切れなかった。
あそこで、藤山をサイドに入れて芳賀をボランチに、という選択肢は無かったのか。もしくは、ハンジェを使うとか。
負けているせいで守備よりも攻撃を選んだということもあるのだろうが、結果的にはまずい選択だったと言わざるを得ない。
コンサドーレはボランチの守備以外でも、まったくいいところがなく、ミスが目立った。
ホームなのに、ピッチの状態を把握していないような弱いパス。ボールを受けるときに立ち止まってしまう癖。ボールから離れた場所での緩慢な動き。J2レベルですらなく、プロとして失格なレベル。
一番悪かったのは、リスタートだ。前節に鳥栖でやられたものを自分達でもやりたかったのか、それとも単純に焦っていたのか。
早いリスタートを繰り返しても、受け手との息が合わず、まったく意味が無い。
先週のお笑いシーンだった、上里、藤田の壁の間を近藤が打ち抜くキックも再現。まぁ、先週よりは上手く行ったのかもしれないが、枠の外。あれをすべて上里が狙っていたら、一本くらい入ってたかもよ。
後半は0-3で自棄になったのか、焦ってたのか、さらに雑に。砂川が入っても、ゴンが入っても、悪い流れは変えられず、放り込みサッカーでシュート数は増えども枠に行かず。
一方の福岡は、逆にボランチの位置取りが良く、セカンドボールをほとんどモノにしていた。
さらに、3つのゴールはすべて文句なしの出来。J2レベルだと、フリーで打たれてもシュートがあらぬ方向へ飛んでいくのはよくあることなのだが、これをしっかりとゴールへ向けて打つことが出来るかどうかが、得点力の差となる。
この試合での福岡は丹羽、大久保、永里と、シュートの精度は明らかにコンサドーレを上回っていた。ここは素直に賞賛したい。
まぁ、毎年バカ負けする試合はある。去年の熊本で0-4、昇格した年でもベルディ戦の1-5。
ただし、ホーム開幕戦で2万人の大観衆の前での大失態。これは集客面でもかなり痛い。
たとえ負けても、せっかく来てくれた一見さんを引き込むような試合が見せられないと、今年もまた興行収入が予算割れしてしまう。
少なくとも、今後の3連戦、栃木、岡山、岐阜のボトムズ候補から3連勝できなければ、今年は早くも昇格争い脱落決定。次の柏戦に挑む資格もない。
次節、栃木戦はついにボランチを変更するのか、それとも上里、宮澤と心中するのか?
石崎監督の選手起用に注目したい。