『2012』 - goo 映画
(C)2009 Sony Pictures Digital Inc. All rights Reserved.
いやぁ、おもしろい映画でしたよ。
何が面白いって、世界各国の訛りの英語が聞けるということでしょうか。
インド訛り、ロシア訛り、イタリア訛り、中国訛り……日本訛りはあったっけ?
どれも「そうそう、そんな感じ」と思える演出だ。
見所はそうじゃなくって、世界の壊れっぷりなんだろうな。あれじゃ核シェルターでもダメだろう。
世界の終末を生きるサバイバル物は、自分だったらどうやって生き残るかを考えながら見ることが多いのだが、今回は無理。絶対生き残れる気がしない(笑)
SFとしては、最初の説明で捨てました。
「太陽フレアで大量に発生したニュートリノが、未知の核物質を発生させ、地球の核を電子レンジのように加熱する」ことにより、地殻が浮いて大惨事が発生するらしい。←ここ、笑うところですか?
主人公が「ありえない!」と叫ぶんですが、どうでもいいです。そういうことにしましょう(笑)
テーマとしては、家族愛&人類愛ってことなんでしょうが、主人公家族がマヌケな事故を引き起こす当たり、まぁズレてますよね。
そのズレっぷりの皮肉さを描いた映画だったら、大喝采を得ることが出来たのかもしれないけれど、スタッフがそのズレっぷりに気付いているどころか、返ってスゴイだろうと悦に入っているように見えるところが噴飯ものではありますが。
友愛精神を発揮するのならば、あの船を設計する時点で気づけよ。最後の最後にそんなこと言っても、全員を危険にさらすだけだし、所詮、あの場にいるのは10億ユーロでチケットを買った金持ちどもだろうが。作業員たちだって、あんな状態で何の疑問も持たずに下船するわけなかろう。そういった意味で、人類愛テーマは破綻していると断言してよい。
家族愛の方だって、あそこでジャクソンがわざと見殺しにしたとキレなければ嘘でしょう。←ジャクソン妻。
まぁ、別にいいけど。
この映画の見所は、ロサンゼルス大破壊のシーンだけですね。津波はディープ・インパクトでも見たしな。いや、それだけでも見る価値はあると思いますが。
さて、マヤ最古の遺跡(発見されている限りでは)のカミナルフユをタイトルにあげているブログとして、ひとこと。
2012はマヤの暦が一回りするだけですから!
いわば、長い長い還暦。
日本とか中国は60年毎に滅亡しますか!
西暦使っている国は、1000年毎に滅亡しますか!
ついでに、2012に惑星直列は発生しませんから!
1999には、惑星直列を越えるグランドクラスを経験してますから!
というか、チツェンイツアが集団自殺の現場としてニュース映像に出たくらいで、マヤ文明にまったく触れられていないのはなぜですか?
タイトルがマヤネタなのに、物語がノアの箱舟なのはなぜですか!
今に始まったことではないが、キリスト教国以外の世界に対する無理解に萎えるハリウッド映画であった。
チベット(?)の扱いもどうなのさ、それ。マニ教なの、仏教なの?
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いやぁ、おもしろい映画でしたよ。
何が面白いって、世界各国の訛りの英語が聞けるということでしょうか。
インド訛り、ロシア訛り、イタリア訛り、中国訛り……日本訛りはあったっけ?
どれも「そうそう、そんな感じ」と思える演出だ。
見所はそうじゃなくって、世界の壊れっぷりなんだろうな。あれじゃ核シェルターでもダメだろう。
世界の終末を生きるサバイバル物は、自分だったらどうやって生き残るかを考えながら見ることが多いのだが、今回は無理。絶対生き残れる気がしない(笑)
SFとしては、最初の説明で捨てました。
「太陽フレアで大量に発生したニュートリノが、未知の核物質を発生させ、地球の核を電子レンジのように加熱する」ことにより、地殻が浮いて大惨事が発生するらしい。←ここ、笑うところですか?
主人公が「ありえない!」と叫ぶんですが、どうでもいいです。そういうことにしましょう(笑)
テーマとしては、家族愛&人類愛ってことなんでしょうが、主人公家族がマヌケな事故を引き起こす当たり、まぁズレてますよね。
そのズレっぷりの皮肉さを描いた映画だったら、大喝采を得ることが出来たのかもしれないけれど、スタッフがそのズレっぷりに気付いているどころか、返ってスゴイだろうと悦に入っているように見えるところが噴飯ものではありますが。
友愛精神を発揮するのならば、あの船を設計する時点で気づけよ。最後の最後にそんなこと言っても、全員を危険にさらすだけだし、所詮、あの場にいるのは10億ユーロでチケットを買った金持ちどもだろうが。作業員たちだって、あんな状態で何の疑問も持たずに下船するわけなかろう。そういった意味で、人類愛テーマは破綻していると断言してよい。
家族愛の方だって、あそこでジャクソンがわざと見殺しにしたとキレなければ嘘でしょう。←ジャクソン妻。
まぁ、別にいいけど。
この映画の見所は、ロサンゼルス大破壊のシーンだけですね。津波はディープ・インパクトでも見たしな。いや、それだけでも見る価値はあると思いますが。
さて、マヤ最古の遺跡(発見されている限りでは)のカミナルフユをタイトルにあげているブログとして、ひとこと。
2012はマヤの暦が一回りするだけですから!
いわば、長い長い還暦。
日本とか中国は60年毎に滅亡しますか!
西暦使っている国は、1000年毎に滅亡しますか!
ついでに、2012に惑星直列は発生しませんから!
1999には、惑星直列を越えるグランドクラスを経験してますから!
というか、チツェンイツアが集団自殺の現場としてニュース映像に出たくらいで、マヤ文明にまったく触れられていないのはなぜですか?
タイトルがマヤネタなのに、物語がノアの箱舟なのはなぜですか!
今に始まったことではないが、キリスト教国以外の世界に対する無理解に萎えるハリウッド映画であった。
チベット(?)の扱いもどうなのさ、それ。マニ教なの、仏教なの?