神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

他人との距離感

2008-06-22 15:34:20 | Weblog
いきなりですが、他人との距離感が取れないんですよ。
知らない人と、親しい友人の間が無いというか。
いつまでも打ち解けられなかったり、逆に親しい態度をとりすぎて失敗したり。
特に女性との間の距離感がよくわかりません。
(1)顔見知り、(2)男友達(女性扱いしない)、(3)やれる人。
この3種類しか分類できないんです。
これでは恋人はなかなかできませんねぇ。
(4)恋人という分類があったとして、(1)からいきなり昇格は無いでしょうし、(2)は一旦、女カテゴリから外れるので(4)につながりません。
(3)まで行ってて(4)に入らないのは風俗嬢ですか?

えーと、(1)→(3)→(4)のルートで恋人になってくれる人募集中です(ワラ)

SFマガジン3月号考課表

2008-06-22 15:03:26 | SF
今さらながら、SFマガジン3月号評。
2007年度英米SF受賞作特集号なんですが、去年、ワールドコンが日本であったせいで、ヒューゴー賞ノミネート作品は去年の8月号で掲載済みなんですね。

「十億のイブたち」ロバート・リード
新世界にハーレムって、男の夢ではあるけどね。
フェミニズム的見地から読み解かれるべきものなんでしょうか。
それとも政治的主張なのか?
+2.5点

「エコー」エリザベス・ハンド
短いシーンだけをつないで描かれている世界が、なんともありがちっぽいが、ゆっくりと流れる時間の描写は悪くない。
+1.0点

「十月二十一日の海」平山瑞穂
ホラーなんですかね。
伏線も結末も投げっぱなしで、雰囲気だけを読む作品にしか読めません。
+0.0点

「シスアドが世界を支配するとき」コリイ・ドクトロウ
これも話としてはちょっと微妙。シスアド以外は仕事をしなかったのか、とか。
ABC兵器の顛末抜きにして、コンピュータ系崩壊による全地球的災害に絞るか、完全なコメディにしてしまった方が良かったんじゃないかと思うんだけど。
+1.0点

連載の「魔京」と「イリュミナシオン」は読んでません。
細切れで読んでいるので、ついていけなくなったせいなんですが、「イリュミナシオン」は単行本化されたら絶対買う。「魔京」は古本でも買わない。っつーか、SFマガジンで連載している意味がわからん。

連載評論の「ゼロ年代の想像力」もいい加減飽きた。これもSFマガジンで連載している意味がわからん。思い入れの無い作品ばかり並べられるので、何が主張したいのかすら理解ができません。

双生児

2008-06-22 11:03:40 | SF
奇術師つながりってわけでもないですが、クリストファー・プリーストの『双生児』を読み終わりました。

「このミス」でベスト・ミステリに選ばれたり、“語り=騙り”と言われたりしているので、覚悟して読んだんですが、読みが足りないのか、あんまり騙された感がありませんでした。
このぼかし方って、実はミステリファンが一番嫌うパターンなんじゃないかとも思うんですが、違うんでしょうか。←偏見?

たとえば、ホーガンの『星を継ぐもの』なんかは、ミステリとして非常に良くできていて、“月で見つかった古代のヒトの死体”という小さな謎から、“人類はどこから来たのか”という大きな謎まで、鮮やかな解決が見られるんですが、『双生児』では、そもそも解かれるべき謎がハッキリしていないような気がするのです。

『双生児』をミステリとして読んだ人は、この本で主題となった“謎”は何だったのか、教えてほしいです。

私にとっての謎は、ミステリの対極にあるこのファンタジィが、なぜミステリファンに受けたのかってことですね。←やっぱり偏見?








幻影師アイゼンハイム

2008-06-22 10:45:55 | 映画
『幻影師アイゼンハイム』を見ました。
どんでん返しのある映画という評判を聞いただけで、他には何も調べずに見に行ったんですが、最後の数分まで、「なんだよ、何にもないじゃねぇか」と思ってしまいました。
ラストは賛否両論あると思うんですが、私はエンドロール中、ずっとニヤニヤしちゃいましたよ。やられたって感じですね。
もともとSF/Fantasy脳なので、超能力を自然に受け入れられてしまうせいでしょうか。まったく「そっちの方向」に頭が働きませんでした。
逆に、ミステリ好きには、ありがちで物足りなく感じてしまうかも。

#でも『プレステージ』の方が…
##っていうか、プリーストの『奇術師』の方が…