グラナダの王室礼拝堂とカテドラルです。
写真はアルカサバの見張り塔から眺めた際のものです。
グラナダをキリスト教徒の手に取り戻したイザベル女王と、夫のフェルナンド2世両王が眠る王室礼拝堂は、女王の没年となる1504年に建築が開始され、フェルナンド2世王の没後5年後となる1521年の完成と言われています。
また1518年に建設が開始された隣接するカテドラルは1704年に現在の形となったと言われていますが、塔の部分はいまだ未完成なのだとか。
礼拝堂とカテドラルの周りは、みやげ物屋らが並ぶ商店街になっており、近辺をぶらり歩いてみたくなります。
スペイン王カルロス5世が1526年の新婚旅行でグラナダを訪れた際、建設を決めたと言われるカルロス5世宮殿です。
アルハンブラ宮殿の中心部である、ナスル朝宮殿のすぐ前に位置するにも関わらず、イスラム様式とは大きく異なる為「ここはアルハンブラ宮殿ではない」とも言われています。
建設開始後資金難から中断となり、完成したのは18世紀になってから。
現在1Fは博物館、2Fが美術館となっています。
アルハンブラ宮殿の軍事要塞アルカサバです。
ローマ時代の砦の跡にモーロ人が9世紀に築いたと言われています。
住居が中心のナスル朝宮殿に対して、こちらはキリスト教国から都を守る軍事用の砦だったようです。
アルカサバの見張り塔の上からは、グラナダの町が一望できます。
アルハンブラ宮殿を代表するライオン宮の二姉妹の間です。
天井の鍾乳石飾りは、宮殿内でも屈指のイスラム芸術装飾と言われています。
ライオン宮と言えば、ライオンの中庭に置かれたライオンの噴水が有名ですが、2010年10月時点で噴水のライオンは修復中で、残念ながらライオンの中庭は大きな工事用シートで覆われていました。
グラナダのアルハンブラ宮殿の中心部、コマレス宮です。
1238年~1492年の約250年間にわたって、グラナダに栄えたイスラム王国のナスル朝時代に、外交・政治の中心になった場所です。
イスラム芸術の最高傑作とも言われるアルハンブラ宮殿は、1492年にグラナダ最後のイスラム王アブディルが北アフリカへ逃れ、スペインのカトリック女王イザベルの手に渡って以降、スペインを代表する歴史遺産となっています。
バルセロナのカタルーニャ音楽堂です。
20世紀初めの当時は、ガウディ以上の名声を博したと言われるモンタネールの傑作で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
奇抜なデザインのガウディ作品と比べ、モダンでスマートな印象を受ける部分が多く、当時の一般受けがよかったのも頷けます。
この音楽堂は現在もコンサートホールとして利用されており、当日券で今回はバロック音楽のコンサート(ソフィアの弦楽オケ)を聴いたのですが、J.S.バッハやヴィヴァルディ等のメジャーな選曲だったものの、実は結構ガッカリな演奏で(アマチュアオケかと思う程。汗)、ホールの音響等もそれほど特筆すべきものは無いなという感じでした。
ただ大ホール天井のシャンデリアはまるで宝石のようで、美術的には非常に素晴らしい音楽堂だと思います。
バルセロナ中心部の古き時代を感じさせてくれるゴシック地区です。
写真中央のカテドラルを中心とした、中世の町並みを感じるエリアです。
ガウディの建築物が注目されがちなバルセロナ市内ですが、ランプラス通りからカタルーニャ音楽堂までの道をぶらりと散歩するのも、味があってなかなか良いです。
グエル公園のマスコットキャラクター、トカゲの噴水です。
近隣ではこのトカゲのオブジェを模したおみやげ等をよく見かけます。
10年前にこのトカゲのオブジェをあがった先の、広場へとつながる列柱の回廊で路上Liveをしたなと、トカゲ君と再訪し少し懐かしい気持ちになりました。
このトカゲのオブジェですが、数年前に鼻あたりが心無い青年によって破壊される等がニュースになっていましたが(犯人は逮捕されたらしいです)、現在は無事修復されています。