福島原発事故の混乱が続く中、シュツットガルトやデュッセルドルフ、ベルリン等のドイツ各地で、原発反対の大規模なデモが行われました。
その影響からか、ドイツ政府が同国内にある原子力発電所17基のうち、1980年までに建設された古い原発7基を、3か月間一時停止することを発表しました。
(ちなみに日本の原発保有数は、2008年時情報で世界第三位の55基。最多はアメリカの104基。世界にある全原発の約12%を日本が保有。ドイツは世界の3%強程度の原発保有国)
ルフトハンザドイツ航空が、東京行きフライトをソウル経由にすることを、昨日このブログでも少し書きましたが、ついに本日から当面フランクフルト及びミュンヘンからの、東京行き全便を欠航することを発表しました。
(自社乗務員の安全性を考慮し、当面名古屋便及び大阪便についてもソウル経由便のみの運行のようです)
現在ドイツの反応は、正直過剰すぎるものだと思いますが、残念ながら世界(特に欧州)ではドイツの意見が多数派のようで、昨日の金融市場でも大きな影響があり、15日の東証株式市場が、下落率過去3番目となる1015円安、そして今や世界の金融市場は連動しており、ニューヨーク株式市場でも連鎖して暴落しています。
そんな中でも福島の原発では、現場の方々が文字通り命をかけて頑張っています。
現在の福島原発をとりまく世界の反応は、明らかにパニック状態ですが、パニック売りはいつまでも続かず、原発の状況が安定し震災の復興が始まれば、金融市場はいずれ必ず元に戻ってきます。
今我々にできることは、冷静に、希望を捨てず、ただ信じて祈ることです。
そしてそれぞれの立場で、毎日の生活をやり抜くことです。
福島の原発対応にあたる全ての人達が、最善を尽くして頑張ってくれることを信じて、エールを送りたいと思います。