拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

ハンブルグ名物?の回転服屋???

2010-10-29 | ドイツ生活情報


先日仕事でハンブルグを訪れた際のこと。


ハンブルグは港町だけあって、魚を食べるドイツ人も多く(自分の知人の内陸ドイツ人は大抵魚がキライ)、町を歩いているといくつか回転ずしのお店(非日本人系のお店が多い)を見かけます。


そんな中、町中で見つけたのが「回転服屋」。


それ程広くない店内が、歩道からショーウィンドウごしに透けて見えるのですが、ハンガーに掛けられた服が、店内を回転ずしのようにぐるぐると回っているではないですか。
(それも四コマ漫画やバラエティ番組なら、間違いなく「ピューーー」という擬似音を入れるであろう程の結構な速いスピードで)


あ、ちょっとこれいいかも~と思った服も、あっという間に流れて行ってしまい、1周して戻ってこないとじっくり見られない仕組み。

おっこれは!と思った瞬間、さっと服を回転ハンガーから外して手に取り、じっくり見た後、「あ、やっぱりイラナイや」と、再び回転ハンガーに戻すのが正しい利用方法なのかもしれませんが、何ともセワシナイ仕掛けです。
(なぜ「イラナイ」前提なのかは、よくわかりませんが。汗)


かつて日本も外国のオリジナル製品にひと工夫加えて、より良い製品を作り出したものですが、これはインパクトを狙ったものなのか、何も考えずに思いつきで「やっちゃった」のか、、、。
(ひょっとすると何かスポーツをやっているアルバイト店員の、動体視力を鍛えるトレーニング設備なのかもしれません。<ほんまか)


一方で、日本の回転ずしは、すっかり我々日本人には定着して、「当たり前の光景」と化していますが、寿司をよく知らない外国の人たちが、回転ずしで1品ずつ「あれは何?」と説明を聞きながら、ネタを選んでいたとしたら、やっぱり「あ、これいいかも」と思った瞬間に、欲しいネタが流れていってしまうなんて事が、ひょっとしたらあるのかもしれません。

(まあ、かゆい所に手が届く、世界最高レベルのサービス水準を持つ日本なら、回転ずしでも写真付きのメニューを、ウェイトレスのお姉さんが親切に持ってきてくれるのかもしれませんが。。。)



でもこのハンブルグの回転服屋、店の前を何度か通ったことがありますが、実はまだ「買っていく人」を見かけたことが無いので、1度「服が売れるところ」を見てみたいと思う今日この頃。


「他人と違うことをやってみよう」という方向性は好きなので、個人的には応援しているのですが、でも次回前を通ったらお店が無かったりして。。。<おいおい



もしハンブルグを訪れることがあったら、「回転服屋」を1度探してみて下さい。(笑)