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拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

我ながらおいおい!とツッコミ入れたくなる写真

2013-01-20 | 音楽&MOVIE


レコーディングも無事終ったので、今週末は音楽配信関連の登録手続きをやっていました。

周りが動いてくれたメジャー時代と違い、今は何でも自分でやらなくてはいけないので、もちろん雑用もちゃんとこなします。
(平日は仕事があるので、もっぱら休日対応ですが)


さてその配信登録の際、アルバムジャケットの登録とは別に、アーティスト写真の登録という項目がありました。

今回のジャケット撮影は、光をテーマにしていた関係で、逆光で撮影しようともっぱら後姿の撮影が殆どだった為、いわゆるアー写系の宣材写真は撮っておらず、かといってプライベート写真みたいに自分撮りする訳にもいかないので、どうしたものかと悩むこと10分。

で、結局、昔リリースしたシングルCDが手元にあったので、それをスキャンした一部分を使ったのですが、なにせ15年も前の写真。若すぎる。。。


よくクラシック音楽のコンサートで、出演者プロフィールに、四半世紀位前の写真をのせている巨匠をよく見かけますが、かなり良い勝負じゃないかと思う程。

自分でも思わず、おいおい!っとツッコミを入れたくなりました。(苦笑)


いつでも変更可能みたいですし、実際の配信開始まで時間があるので、今度何かの機会に写真を撮ってもらって、差し替えしようと思っています。


※写真:今回の配信向けのアーティストプロフィールに使ったもの。体重は当時並に戻ってきましたが。。。(汗)

AKG K450

2013-01-19 | 音楽&MOVIE

外出用のヘッドフォンとして、ドイツのAKGのK450を購入しました。

持ち運び便利なMiniシリーズの最上位モデルK450ですが、このサイズではかなり品質がよく、低音もしっかり出ることで有名ですが、モデルチェンジで激安になっていたので(サウンドハウスがAmazonで送料込5980円で出していました)、迷わずコレを選択しました。

AKGはマイク等も有名で、もちろん定番のSHUREのSM58や57等は持っていたものの、20代の頃は好んでLIVE用にAKGのダイナミックマイクを使っていました。

ドイツ製品は音楽業界ではかなりシェアが高く、コンデンサーマイクの定番であるNEUMANN(ノイマン)や、ドラムどりによく使われる通称クジラマイクのSENNHEISER(ゼンハイザー)もドイツ製です。


ちなみに、今回の自分のアルバムレコーディングで使用したヴォーカルマイクは、Groove Tubesの真空管マイクでした。
(ノイマンもありましたが、撮り比べたら、今の自分のヴォイス・コンディションでは、GTの方が向いていたので。笑)


とりあえずヘッドフォン購入時のお約束で、ただいまエージング中です。



CDウォークマンを買いました

2013-01-17 | 音楽&MOVIE

データ入稿が完了し、CDが出来上がるのを楽しみに待っていますが、一足早く外出先でもCDが聴けるようにと、ネット(Amazon)でCDウォークマンを購入しました。

自分が高校生の頃は、自宅にラジカセやオーディオは持っていても、外出用まではと、なかなか手が出なかったCDウォークマンですが、今や新品のSONYのCDウォークマンが送料込みで3700円で買える時代になったことを知り、ちょっとびっくりです。
(アジア製のあまり聞いたことの無いメーカーのものは、CD1枚の値段よりも安いものがありましたが、帰国後は極力日本製品を買うようにしているので、当然SONYを選びました)

そういえば先日、イギリスのHMVが倒産したニュースが話題になっていましたが、やはりこれからの時代はCDから配信に変わっていくのでしょうか。

昔CDを出した時に、HMVでは店頭ライブの全国ツアーをやらせてもらったことがあったなあと、そんなことを思い出しましたが、これからはレコード屋はもちろんのこと、CDショップなんて言葉も世の中から消えていくのかもしれません。


ミュージシャン仲間の間では、Liveで手売りできるCDの方が、まだまだ人気なのですけれど。。。


高校生の頃、お小遣い貯めてCDを買っていた時代がちょっと懐かしい、今日この頃です。

データ入稿完了

2013-01-16 | 音楽&MOVIE


新しいアルバムのマスタリングデータ(DDP)と、ジャケット校了データ(ai)のデータ入稿が本日完了しました。

国内プレス工場で今週実施予定のスタンパー作成過程でエラーがでなければ、今月末にはCDが出来上がります。


で、新しいアルバムのCDリリース日は、父親の誕生日である2月3日にすることにしました。

インディーズなので、リリース日はあってないようなものですけれど、おそらく父にとって最後の誕生日となるであろう同日をずっと忘れない為にも、この日をリリース日とし、父に病室でCDを手渡しして一緒に誕生日祝いをしたいと考えています。

11月末には、まだ今回アルバムに収録した曲を書いていたので(今回の7曲中、8ー9月に書いた2曲を除いて、5曲が11月中に書いたもの)、たった2ヶ月でよくここまで来たなとあらためて実感しています。


父がまだ口がきけるうちに、父にこのCDを聴かせたいという自分の無理難題を、関係各位が全力で頑張ってくれたおかげです。

11月に父の担当医師からあと3ヶ月持つかわからないと余命宣告をされ、11月末~12月初旬には、本当に年内持たないかもという状況だったので、間に合うかどうかわからないけど1日でも早く完成させようと、十数年来お付き合い頂いている少数精鋭のお仲間で、ここまで最大限ベストを尽くしました。


まだ出来上がっていませんし、父の容態が急変しないとも限りませんが、まずはこのブログで、心からのお礼を言わせてもらいたいと思います。(もっとも昨日マスタリング後に、ささやかながら打ち上げを行い、皆さんに直接お伝えしましたが。笑)


なおiTunesでの全世界配信登録は最短3ヶ月位かかるようなので、配信リリースは春頃になる見込みです。

その配信リリース日に併せてLiveをやる予定ですが、その前に都内でのCDリリース記念Liveを3月末頃に企画中です。


また詳細が決まったら、このブログでもお知らせする予定です。



※写真:今回のジャケットには使われなかった素材写真。
(結局3枚をジャケットに採用しましたが、全て後姿でした。笑)

マスタリング終了!

2013-01-15 | 音楽&MOVIE

マスタリングとジャケット作成も無事終了し、先程関係者での打ち上げが終わり、これから電車に乗ります。

東京は今年初の大雪でしたが、何とか電車のある時間に帰ることができそうです。

これであとは完パケデータを入稿するだけです。

今日は久しぶりのマスタリングで、800Hzや3kHzがうんぬんといったイコライザーの話や、マキシマイザーで音が飽和しないようにといった話しでどっぷりでした。

まずは今週、無事入稿させて、ちゃんとCDにしたいと思います。




明日はマスタリングです

2013-01-14 | 音楽&MOVIE


今日はデザイナーさんと、CDジャケットの修正をしていました。

ようやく大よそ完成したので、明日マスタリング後の打ち合わせ時に、最終チェックをして、週明けにいよいよデータ入稿です。

音源の方も、明日マスタリングした後にCD-Rに焼いて、こちらもジャケットと併せて、週明けにデータ入稿です。


最近久しくCD-Rという記録媒体を買っていなかったのですが、エンジニアさんから「太陽誘電製の純国産CD-Rで」という銘柄指定があったので、今日は家電量販店で写真のCD-Rを買ってきました。

海外製はエラーも多く、日本で唯一の国産である太陽誘電製のCD-Rが、品質もピカイチなのだとか。

他の日本メーカーのものもあるのでは?と思うでしょうが、他社のものは現在、この太陽誘電製のOEMだったり、日本メーカーでも海外生産していたりするようです。


同様にCDのプレスも海外と国内の工場では品質が大きく違うので、一般的に国内工場でプレスします。
(今回の自分のCDも、もちろん国内工場です)


今日はジャケットのデザイン校正時に、何度も昨日MIXした本番音源を繰り返し聴いていましたが、ものすごく素晴らしい出来になっていて、感激しています。(自画自賛ですが。笑)


CDが出来上がるのが、今から待ち遠しいですが、マスタリング&ジャケットデザインFIXで、明日は最後のひと踏ん張りをしたいと思います。


もっとも、明日実際に手を動かすのは、自分じゃないんですけれど。。。

MIXダウン終了!!!

2013-01-13 | 音楽&MOVIE
たった今、新しいアルバムの本番MIXダウンが終了しました。

まだスタジオの最寄り駅ですが、何とか終電には間に合いました。

これから電車に乗ります。

まだマスタリングが残っていますが、データをエンジニアさんにいただいたので、明日自宅でゆっくり聴いてみる予定です。

ただいまジャケットデザイン校正中

2013-01-12 | 音楽&MOVIE


明日土曜日は、お昼から夜にかけて、新しいアルバムのMIXダウンです。

でもその前に、今夜はデザイナーさんと一緒に、ネット経由でジャケットデザインを校正しています。
(ほっともっとの弁当を頬張りながらですが)

MIXダウンは徹夜作業もザラなのと、ちゃんと音のジャッジも必要なので、今夜はしっかり寝ようと思います。。。

さんざん悩んだのですが

2013-01-11 | 音楽&MOVIE


昨日ブログに書いたのですが、当初CDに7曲入れる予定だったのを、父に感謝と別れの思いを込めた曲を入れずに、CDは6曲、配信のみ7曲にするつもりでした。

しかし仮MIXを何度も繰り返し聴いているうちに、やはり父を思って書いたこの曲をCDに入れたいという気持ちが強くなりました。


その理由の1つは、父が無くなった際、自分の思いが詰まったこの曲が入ったCDを、棺に入れてやりたいと思ったこと。

併せて、父を思って書いたこの曲を、CDという有形の1つのカタチにして、父がいなくなった後も、この世界に残したいと思ったことです。


ただこの曲を外そうとしたのは、父の誕生日にうまくいけば手渡すことができるCDに、父の死を歌った曲を入れるのはどうなのか?と思ったからでした。


そこでプロデューサーやジャケットのデザイナーと、先ほど急遽電話で話しをして出した結論は、この曲を初回限定のボーナストラックにして、歌詞カードはジャケットに入れないということでした。


既に父は1人でCDを聴くことができない体なので、母親にも状況を話して、父にCDを聴かせる際には、7曲目のこの曲は聴かせないようにしようと考えています。


昨日このブログで、アルバム収録曲6曲中、父を思って書いた曲が1曲という記事を綴りながら、正直違和感を覚えたのも、収録曲を見直しするキッカケになりました。


初回限定ではありますが、このアルバムに、父を思って書いた曲を2曲収録したいと思います。




インディーズで作品を作るということ

2013-01-10 | 音楽&MOVIE


紅白にも出場したエアーバンド、ゴールデンボンバーのシングルが、インディーズながら初登場でチャート1位を獲得し、話題になっています。


今日は週末にレコーディングした曲の仮MIXの音源があがったので、自分のPCにダウンロードして聴いていたのですが、今回11年ぶりにインディーズでレコーディングをしてみて、その技術革新により、今やインディーズでもかなり高いクオリティで簡易に音楽制作ができることに、驚かされています。
(自分の作品を聴いてみても、昔自身がメジャーレーベルからリリースした作品よりずっと良いものになっているので、おそらく一般の人達には、メジャーレーベルからリリースされるものとの品質の違いは、殆どわからないと思います。ちなみにレコーディング&MIXを担当して頂いているエンジニアさんは、自分がメジャーレーベルでリリースしたCDを担当して頂いた方と同じエンジニアさんで、今も誰もが知っているアーティストの担当もされています)


昔は低予算なインディーズは、あくまでメジャーへの登竜門でしかなかったのですが、CDが売れない現代にメジャーで音楽をやる意味は、今や殆ど無いと、周りの多くのプロミュージシャン達が言い切る程です。

どの世界もお金を出してもらうと、それに比例して口も出されるのが実情で、メジャーで音楽をやるということは、自分達の思いとは別次元で音楽を作るという事と≒(nearly equal)だったりします。

100万枚単位でCDが売れた時代は、回収できるロジックがあったので、力を入れているアーティストには、各社プロモーションに巨額の費用を投入して、メジャーとインディーズの差は歴然でした。

しかしCDが売れない現代では、中堅アーティストがメジャーでCDを出しても、ほぼノープロモーションだったりするので(新人は言うまでもありませんが)、インディーズでもかなりのクオリティの音楽が作れるし、どうせLive等で手売りするなら同じと言いうのが、彼らの言い分です。



今回の自分の場合は、間もなくこの世を去る父へ捧げる歌をカタチにしたいという強い思いがあり、周りの協力もあってレコーディングを進めてきました。

それがインディーズで音楽を作る場合、父親が医師に余命宣告をされてから11月下旬に書いた曲が、12月下旬にレコーディングして、1月初旬~中旬にMIXダウン&マスタリングして、2月初旬にはCDになります。
(今回は6曲入りのCDで、うち1曲が父への思いを歌った曲です。実際にはその約3倍の曲を今年の夏~秋で書いたのですが、インディーズとはいえプロデューサーがついているアルバムなので、当然仕分けされます)


先週末にレコーディングした、「ありがとう。そしてさようなら。」という曲は、父との別れを歌った曲ですが、2月3日の父親の誕生日に手渡しするCDに、死んでいく父への別れを歌った曲を入れるのは憚れることから、同曲はCDへ収録せず、配信のみ同曲を含め当初の予定通り7曲でのリリースにしようと、プロデューサーとも話しあって決めました。
(iTunes等向けの全世界配信登録は、申請からかなり時間がかかること、また配信される音源を父に直接聴かせることはおそらく無い為、そのような形にしました)


作り手の思いが作品にそのまま反映される。

それこそが、インディーズで音楽を作ることの大きな魅力だと、自分は思っています。


冒頭のゴールデンボンバーが、本来の意味でのインディーズバンドかは別として、1つの転換期に、作り手が自らの表現手段として、“選択できる時代”になったのだなと、90年代にメジャーレーベルからCDをリリースした当時を思い出しながら、そんな風に感じています。


※写真:年末年始帰省で、自宅で見つけた自分が生まれた当時の父との写真。