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新型コロナウィルスとの戦いに打ち勝とう73

2021-06-20 00:54:05 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 18日の山陽新聞朝刊にちょっと気になる記事が出ました。先週まで代表月間でしたが、その間コロナ感染で、代表戦絡みでニュースが流れていましたが、そういえばそうだったという内容。それをきちんとまとめていた訳ですが、かなりわかりやすかったです。さすが山陽新聞という感じです。
   
【トラブル続発 五輪に課題 サッカー国際試合 コロナ禍の集中開催】
「5月末から、国内各地でサッカー日本代表関連8試合を含む多くの国際試合が行われた。計9カ国、340人が来日し、1試合が中止になるなどコロナに絡むトラブルが続発。東京五輪・パラリンピックを前に防疫とスポーツの両立に課題も浮き彫りになった。
〔ここまで大変か〕
「3月は大過なく終えたが、変異株が猛威を振るう今回は違った。日本-ジャマイカ(6月3日実施予定)の開催を断念したのは5月31日。オランダ経由で日本に向かったジャマイカ選手団の陰性証明に不備があり、空港で足止めされた。試合参加には入国翌日から3日目の検査で陰性が求められ、期日までに来日できたのは米国経由の10選手だけだった。
 大体でU-24(24歳以下)日本代表との慈善試合を組めたが、混乱は続く。今度はU-24ガーナの1選手が入国時の検査で陽性に。関係者によると濃厚接触者の判定で、複数の保健所から協力を得られず「たらい回し」が続いたという。サッカー協会医学委員会の判断で6月5日のU-24日本との親善試合は何とかこぎ着けた。」
「キルギスも来日後に1選手の陽性が判明。この時は保健所が機上の座席位置を理由に濃厚接触者を19人と判定した。」
〔ショーケース〕
「一連の問題を大会組織委員会に報告する。特に濃厚接触者の判定は困難だ。手続きは滞り、7日のキルギス-モンゴルは開始30分前に開催が決まった。キルギスとガーナの判定手順の違いも分かりにくかった。多くの濃厚接触者が出たキルギスはGK3人が試合に出られず、他の選手が代役に。格下モンゴルに敗れ、クリスティニン監督は不満を漏らした。」〔早く情報を〕
「東京五輪・パラでは、組織委員会が設ける『感染症対策センター』で陽性、濃厚接触者の最終決定を管理する計画だ。濃厚接触者の出場可否はコロナ対策の規則集『プレーブック』や各競技の国際規則に従う。」
「接触の有無など競技特性も考慮される見通しだが、濃厚接触者の扱いを盛りこんだ規則は未公表で、ある団体球技の関係者は『濃厚接触者が1人出たらチームの出場はどうなるのか。早く情報が欲しい』と不満も。東京五輪・パラのセンス数は約1万5千人。今回のサッカーの比ではなく、前例のない極めて難しい対応が迫られる。」
引用:山陽新聞

 そうでした、1試合開催できなかったのです。U-24代表との兄弟対決で関心がそっちに移って気にしていませんでしたが、元々はコロナ禍の影響で中止になったのでした。3月の代表戦は大過なくできましたが、今回はほぼ毎日続きました。防疫とスポーツの両立に課題も浮き彫りになったとありますね。
 気になるのが、濃厚接触者の判定で「たらい回し」が続いたという事。ガーナ選手1人でこうなるのに、1万5千人がやって来て、東京もしくは関東の保健所はしっかり対応できるのかと。サッカー協会医学委員会の判断という事ですが、本当にそういう対応が正しかったのか。今回は被害が広がらなかったが、次はわからないと思います。
 キルギスの時も機上の座席位置を理由に濃厚接触者を判定されましたが、本当にそれで良かったのか。デルタ(インド)株は空気感染と言われています。座席位置で判断できたというのはおかしいと思います。判定手順の違いも分かりにくかったというのも、本番一カ月前で口にする言葉ではないでしょう。
 その感染症対策センターは、たぶん本番では大混乱に陥るのではないでしょうか。場合によっては機能停止で政府なり、直轄機関を新たに設けての対応になる事を個人的に予想してしまいます。
   

 今日のニュースでウガンダ選手団(9人)から1人陽性者が出た。9人ともワクチンを2回接種。ウガンダでは現在第2波真っ最中だそうです。残りの8人はバスに乗って慈善合宿地に向かったとか。ワクチンを2回打っていれば大丈夫という前提があっという間に崩れてしまった格好ですね。官房長官が想定内と言われていましたが、おいおい、そりゃもっとまずいでしょうと。当面練習を控えてくれと要請があったらしいですね。こういうケースが今後ウジャウジャと出てくるんだろうなと。
 以前の記事で果たして参加国はちゃんと来るのかと書いていましたが、同じく昨日のGOAL記事で「フランス、出場断念の可能性も?」というのがありました。主力選手が全員、現時点で不参加の見込み。厳しい編成で最悪は出場断念の可能性を示唆。プレリスト外からの招集を交渉中という事です。という事は出場できても2軍レベルという事で、そういうチームばかりになれば、そもそも国際大会として成立するのかと思います。
 しっかりワクチン接種をしてくる先進国はまだ心配ないですが、まだ環境整備が進んでいないそれ以外の国から来日する選手団が気になります。今まで名前が出た国はそういう国ばかりでした。

 また、つい先日に五輪開催を世界的に表明したG7ですが、頭が痛いですね。クラスターみたいになったようです。JCAST会社ウオッチの記事によれば、会場の英コーンウォールでコロナ感染が急増。現地メディアによると、政府代表団が使用していたホテルで、従業員数人が新型コロナウイルスに陽性反応を示して閉鎖された模様。他にも、警備関係者やメディアが宿泊していたホテルや、サミット会場近隣のレストランなどで次々と陽性者が発生。サミット開催のために、首脳や政府団、メディアらが各国から訪れただけでなく、5,500人の警官がイギリス全土から駆り出されて警備にあたるなど、現地では一時的な「人口増」が発生していたとのこと。  さらに、これらのスタッフはサミット開催の2週間ほど前から現地入りしていたことから、現時点での感染者増は「サミット準備組」によるものと指摘されています。これって、このまま規模を拡大して解釈したら、そのまま東京五輪ですね。
 
 当ブログの「最初から無観客を最後に表明予定だった」説ですが、東スポWEBに面白い記事が載っていました。世論を手玉に取った巧みな戦略かもという論調ですが、そうであったらまさに国民不在の何物でもないです。
 「現代のインパール作戦」で盲目的に突き進んで行く東京五輪。この感覚、以前にあったなぁと思ったら、ちょうど去年のGoToキャンペーンでした。いわば「GoToパンデミック五輪」。あの時と同じ道を歩むのかと思ってみたり。どうしてこうなっちゃったのでしょうか。何か大きなトラブルが発生してから、改めて中止談義が起こってくるパターンなのかな。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
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