湘南ベルマーレの事例６６

　リスペクトコラムです。
　久しぶりの湘南さんの記事です。先日、市民クラブから企業クラブに変わってしまい、当ブログとしてもほんの少し距離感が変わってしまいましたが、当ブログにとっては、真壁会長は尊敬するＪクラブの経営者。昔も今もＪリーグ百年構想の優等生クラブに変わりはありません。一歩先を行く取り組み、アクションは全く色あせしていないと思います。
　そんな中、また思わず目を留めるような事例を知りました。新たな事業収入の獲得として、電気販売会社を起業された事は前に紹介しましたが、もっとすごい事例です。

【湘南電力株式会社と湘南ベルマーレによる新規取り組みについて】
「湘南電力株式会社（神奈川県小田原市／代表取締役社長 原正樹、代表取締役副社長 古川剛士）は、「再生可能エネルギーの地産地消に取り組む小売電気事業者」として2018年4月1日より神奈川県企業庁のパートナーとなりました。このパートナー契約締結により湘南電力株式会社が取得した「対象発電所（愛川太陽光発電所、谷ヶ原太陽光発電所、早戸川発電所）の愛称付与」の権利を活用し、湘南ベルマーレとともに日本で初となるJリーグクラブ名の付いた発電所名を命名するなど、新規取り組みを始めております。」
「◇契約期間：平成30年4月1日から平成35年3月31日
 ◇目標供給電力量：年間340万kWh
 ◇電力供給開始日：平成30年4月1日」
「◆「湘南ベルマーレ発電所」愛称決定記念キャンペーンの実施
「3箇所の発電所愛称の決定を記念し、湘南電力では湘南ベルマーレオリジナルグッズが当たるキャンペーンを実施いたします。
◇キャンペーンその1「検針票を見せて湘南ベルマーレグッズをGET！」
 ＜内容＞
ご家庭での電気使用状況がわかる検針票（もしくはその写し）をメールもしくは「湘南電力広報部」twitterへ写真でダイレクトメッセージを送付していただいた方の中から抽選で30名様に「湘南ベルマーレ×湘南電力コラボタオル」をプレンゼント！
◇キャンペーンその2「『湘南のでんき』に新規申し込みをして湘南ベルマーレ選手サイン入りタオルをGET！」
 ＜内容＞
キャンペーンその1にご参加いただいた方で、さらに新規で「湘南のでんき」にお申し込みいただくと、「湘南ベルマーレ×湘南電力コラボタオル」に選手のサインを入れてプレゼント！」
引用：Ｊ１湘南公式ＨＰ
　　　
　すごいですね。発電所にチーム名が付くなんて。ここ数年、電力の自由化が進み、確かシャルムもそうだったと思いますが、新しい電力会社とのスポンサードが増えてきました。でも、発電所の命名権まで取得するのはよそには無い試みです。そういう意味では湘南さんは一歩先を進んでいますね。その命名されたという３ケ所の発電所は以下のとおり。

【パートナー契約締結により湘南電力株式会社が取得した「対象発電所」】
①愛川太陽光発電所（愛称：湘南ベルマーレ愛川太陽光発電所）
　　所在地：愛甲郡愛川町半原2891外
　　発電方式：太陽光発電
　　年間発電電力量：188万kWh（初年度）
②谷ヶ原太陽光発電所（愛称：湘南ベルマーレ谷ヶ原太陽光発電所）
　　所在地：相模原市緑区谷ケ原1-867-2外
　　発電方式：太陽光発電
　　年間発電電力量：105万kWh
③早戸川発電所（愛称：湘南ベルマーレ早戸川発電所 （小水力））
　　所在地：相模原市緑区鳥屋字奥野地内
　　出力：77kW

　早戸川発電所は今年３月に運転を開始した神奈川県でいちばん新しい発電所で、既存の堰堤を利用して設置された小水力発電だそうです。普段、どこの発電所の電気を使っているかあまり分からない中、発電所の名前に湘南ベルマーレとついた方が、親しみも大きくなるという事ですか。太陽光発電が多いですね。岡山でも随分太陽光パネルを地域で見かける事が多くなりました。湘南さんでの電力プランは以下のとおり。

【３つの地域貢献プラン】
①「地域活性化応援プラン」：
　　湘南ベルマーレと湘南ベルマーレスポーツクラブの活動支援を通じて、地域のスポーツ・文化振興、子どもたちの教育支援に貢献するプラン。
　　地域のスポーツの振興、地域の文化の振興、子供の教育支援
②「ライフスタイル応援プラン」：
　　神奈川県内の環境に関する活動を応援するプランです。環境保全活動や美化活動、防犯・防災活動を展開する団体を支援します。
　　地域の美化・緑化、地域の環境保全、防犯・防災活動
③「湘南ベルマーレ応援プラン」：
　　主に自治体と協力し、地場産業・商店街の活性化や地域資源の有効活用、祭りや伝統行事の開催等、地域の振興に関する活動を応援するプラン。
　　地場産業・商店街の活性化、地域資源の有効活用、祭りや伝統行事の開催や維持
　　　
　地域活性化応援プランでは、鎌倉で子どもの次世代教育をやっていきたいそうです。詰め込み型ではなく、自分で課題を見つけて、その解決方法を考える「課題解決型人材の育成」をテーマに、蔵を田舎から移設してきたファブラボと呼ばれる教室で、ロボット工学やプログラミング、など21世紀型の教育プログラムに携わっていくとか。他にも「農業活性化の活動など、地域ごとに共感していただく方のプランは変わる様子。
　今回、「湘南ベルマーレ応援プラン」での電気料金の一部によりミニゴールを購入し、この記者会見で石川選手へ贈呈したそうです。親企業ができた企業チームになってしまいましたが、今後もこのスタイルで頑張っていって欲しいと思います。
湘南電力㈱公式ＨＰ：http://shonan-power.co.jp/shonan/
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