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湘南ベルマーレの事例56

2016-10-08 00:01:19 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 先日、湘南さんで新スタジアム構想があると報道が流れました。神奈川県にはプロ野球も含めていくつもののプロチームがあり、行政の強力も簡単にはいかないと思うし、新しい専スタを建設しようとすれば、かなりのエネルギーが必要となるので、正直驚きました。でも、親企業を持たない地方クラブに夢を与える事例です。まさに親企業の無い市民クラブの冒険です。以下、抜粋して紹介。
    
【湘南2万人新スタジアム 平塚、藤沢など候補に検討:日刊スポーツ】
 J1湘南が新スタジアムへの本拠地移転を検討。候補地として、大手コンサルタント会社から神奈川・平塚市、藤沢市、茅ケ崎市などから複数リストアップされており、完成は早くても'22年以降とみられるが、民活プロジェクトで2万人以上収容のサッカー専用スタジアムの建設を目指すとか。10月末には、第三者委員会が設置される模様。
 移転の狙いは、タイトルを取るためのクラブ規模拡大。現在、J1湘南は年間順位17位とJ2降格圏に低迷。苦戦の背景には、主力が引き抜かれる現状があり、移籍した昨季主力選手の穴が埋められていない状況。営業収入は浦和の約1/4となる約15億円。クラブは'25年までにタイトルを取る青写真を描いており、真壁会長は「今のクラブ規模では限界がある。(営業収入を)倍の約30億円にしないといけない」とコメント。
 現在のBMWスタジアムの収容人数は1万5,200人で、J1主要チームとの対戦ではキャパ不足で、入場収益が頭打ちの状態。本拠スタジアムを新たにし、入場収益の増加やクラブのブランド力向上に伴う営業収益の向上を目指す方針。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/news/1717014.html

 という内容でした。探しましたが、日刊スポーツ以外での情報は無かったです。まだ全く初期段階の情報かもしれません。ここで目を引いたのが、「大手コンサルタント会社から」という部分。どこなのかなと思って調べてみると、スポンサー企業にそれらしいところがありました。その時の公式HPです。以下、抜粋して紹介。

 オフィシャルクラブパートナーとして支援している㈱フィールドマネージメントが、追加支援を実施。ホーム戦で、LED看板広告(メインスタンドENGエリア)及び、ゴール時・選手交代時・アディショナルタイム表示の際の大型ビジョンにて、社名ロゴが掲出。
【会社概要】
・名称: ㈱フィールドマネージメント(http://www.field-mgmt.com/
・事業内容: 経営コンサルティングサービス、新規事業の開発・運営

 この㈱フィールドマネージメントの並木社長は何と、現在Jリーグの理事です。プロフィールを調べてみると、日本を代表する企業の戦略コンサルタントを務めてきた事の他に、スポーツの分野では、プロ野球では、プロ野球オーナー会議へ参加したり、パ・リーグのリーグ・ビジネス、日ハムや楽天など多数のチケット事業を中心とするチームビジネスをキーマンとともに作り上げており、 サッカーでは、Jリーグの理事就任までは、 湘南さんの取締役として、チームビジネスの推進に尽力してきたそうです。
 すごい大物ですね。そんな大物コンサルから新スタジアム構想を提案されたら、第三者委員会を作って前向きに進みたくもなるでしょう。湘南さんが素晴らしいのが、先に地域の宝の公共財になっている事。もう中身(付加価値)は文句ないので、今度はハード面の提言を地域からも賛同を得ているというのは理想的な展開ですね。逆の例えとして、地域に根差してないところがあれば、いくら専スタ作って欲しいと懇願しても、心で動かせていないから全く説得力が無いでしょう。例えば「J1向けに平均1万人の来場者を入れてから」と言われても、それは表向きの対応で、実は地域の宝になり切れていないから、体のいい断り文句かもしれません。そういう面では湘南さんは素晴らしいですね。ハード面は足りなくても、ソフト面はほぼ完成できている訳ですから。
 J1湘南関連:5857565554535251504948474645444342414039383736353433323130292827262524232221 

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