J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化等「岡山からJリーグ百年構想を」。情報リスペクトブログ。

Jリーグへの道について35

2017-08-25 00:01:19 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 先日の記事で、福山にJリーグを目指す活動がある事を初めて知り、とても興味を持ちました。ネットで調べてみると、いろいろと出てきました。現在は総合型地域SCとして運営するNPO法人を立ち上げられ、今季から将来のJリーグ入りを目指す、サッカーのトップチームが発足しています。まずは2年前、'15年6月の地元新聞の記事より、抜粋して紹介。
   
【福山にプロサッカークラブを JC、まちを活性化】
 福山からJリーグに参入するチームの誕生を目指す運動を開始。福山JCは2015年6月17日、「福山にプロサッカークラブをつくろう会」を発足。将来のサポーター組織(後援会)につながる市民団体で、クラブ設立の機運を盛り上げる活動を実施。会長は福山JC理事長が務め、サッカー愛好家らの市民が名を連ねる予定。今はチームもスタジアムもないが、イベント等を通じて「おらが地域のサッカーチーム」を持つ魅力を伝え、会員を拡大する活動を実施。
 福山JCの「真に価値あるまちづくり推進委員会」が、スポーツを通したまちづくりには、競技人口が多く、市町レベルでチームを持てるサッカーが最適と着目。今治市や松本市など、いずれも福山と同じ県内第2の都市に本拠地を置くチームがある事により刺激を受けたとか。
 Jリーグ3チームを視察した「真に価値あるまちづくり推進委員会」委員長は「地域の盛り上がりが大切。そのためには広島市のJ1広島ではなく、自分達のまちに人を呼び込み、地域経済の活性化にもつながる福山のチームが必要」と力説。
 つくろう会の活動による会員の拡大状況を見ながら、チームを結成し、その管理運営をする「プロサッカークラブ設立協議会(仮称)」を早ければ年内にも設立。企業人、行政、有識者、サッカー関係者らでチームの方向性やスタッフなどを協議していく考え。「遠大な計画だが、消滅危機の市町村もあると言われる中、今取り組まなければ間に合わない」とコメント。
   
【福山にプロサッカークラブをつくろう会】
 会長は小林福山JC理事長。会の構想では、'20年頃に法人組織を設立して、チームを発足させ、将来はJリーグ入りを視野に入れる。会は、サッカーに関心のある市民や、JC会員ら約50人で構成。事務局は、福山商工会議所内のJCに設置。計画では、月1回程度、意見交換会を開催。講演会やシンポジウム等でクラブ設立に向けた機運を盛り上げる。行政や企業の協力を得て、来年度をめどに、「プロサッカークラブ設立協議会(仮称)」を設置。母体となるチームやJリーグ加盟条件などを検討し、'20年頃には法人組織の設立、チーム発足を目指すとか。サッカーを通したまちづくりや、国際交流、青少年の育成も目標。

 ここからのスタートでした。当初は'20年頃に法人組織とチームを発足する計画のようでしたが、去年すでに法人組織を、今年はトップチームを発足され、実行するペースがとても早いです。運営法人は公式HPを立ち上げています。月1回程度意見交換会を開催し、講演会やシンポジウムもやる予定とか。上右の写真を見ると、カンプノウや新潟さん、鳥取さん、そして山雅さんに視察に行っています。これを見る限りではお手本を間違えていない様子。運営法人の概要は以下のとおり。
  
【一社)福山スポーツコミュニティクラブ設立】
 '15年6月に設立した任意団体「福山にプロサッカークラブをつくろう会」から法人化した組織。引き続き、福山にプロサッカークラブをつくる活動と共に、スポーツ通じたまちづくり・ひとづくり・ コミュニティづくりを行い、地域を活性化させることを目指す。福山SCCサッカートップチームは、'17年2月に設立。
地域に根付き、地域に貢献し、地域の夢、子供たちの夢となるチームを目標とし活動。現在は、県東部3部リーグに所属しているが、将来的には、県リーグ、地域リーグ、JFL、そしてJリーグへの道を目指す。
福山スポーツコミュニティクラブ公式HP:http://fukuyama-scc.jp/

 なかなかネット上では、それ以上の情報が出てきません。噂では、福山競馬場跡地にスタジアムを作りたいという構想があるようです。競馬場跡地はフクアリが4つ程収まる位の広さで、アリーナ、公園、スタジアムが出来ても更に駐車場も造れる広さ。隣が一級河川の芦田川なので、河川敷を解放すれば臨時駐車場に困る事はないとか。競馬場の隣は地元バス会社の本社が在るので、観客のバスのピストン輸送に置ける増便が比較的安易の様子。駅から約2.7Kmの一本道。
 J2岡山も'04年前後は今の福山さんとほとんど変わらない状況でした。当ブログでは'05年以降しか動きは知りませんが、きっと希望に胸溢れる雰囲気だったのでしょう。福山さんは山雅さんの動きとよく似ていますね。地元JCが中心となって、行政と一緒になって育てていくという形。どこだったか忘れましたが、初期の時期にJクラブに視察に行って、後援会設立の話になったら、クラブ側から「わしらだけでできるので結構です」といった風に断ったところがあるとか、ないとか。仮に本当だったら福山さんはそんな道は歩んで欲しくないですね。正しいJリーグへの道を歩んでいき、山雅さんのような立派なJクラブに駆け上がって欲しいです。地元に根差さなければ、興業数値は良くても、商業主義の親企業の無い企業チームになってしまいます。くれぐれもお手本を間違えないように。

 前にその福山出身の人と意見交換をした時に、一つのアイディアとして、チーム名は「福山」ではなく、「備後」の方がいいのではないかと提案しています。すなわち、J2湘南と同じ形式です。備後都市圏に含まれる代表的な自治体は、広島県福山市・尾道市・三原市・岡山県笠岡市・井原市などで、岡山でもなく、広島でもない地域性が打ち出せると思います。県内第2の都市からJリーグを目指すか・・・ 将来、倉敷からもこういう動きが生まれたら面白いですね。福山はちょっと遠いですが、シンポジウムとかあれば、行ってみたいですね。

コメント
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