スターフルーツ(ゴレンジ)

2008-02-16 00:45:52 | インポート

Stafrutu Stafrutu1

熱帯原産の小高木。スターフルーツの原産地については、この果樹がきわめて古くから、栽培分布していた関係で、マライ地方モルッカ群島、インド、ジャワなど、各種の説があって、確定してはいません。
中国ではかなり古い時代から知られ、その後ヨーロッパ、 熱帯アメリカ地方へも伝わっています。現在中国南部、台湾、フィリピンはきわめて普通に栽培されています。沖縄にはハワイ、台湾あたりから導入されています。

スターフルーツ(ゴレンジ)学 名:Averrhoa carambola Linn.

和 名:カランボラ、ゴレンシ科 名:カタバミ科原産地:熱帯アジア

スターフルーツは5m~10mに達する常緑の小高木です。
本来雨の多い地域で栽培されているので、乾燥地よりは、湿地に向いています。樹皮は、暗灰色で、横にしわがあります。葉は羽状複葉で、9枚~11枚の小葉が対生します。花は小形で、葉腋、または古い枝から生じて、短い花序をなします。花の色は桃色で、芳香を有します。
スターフルーツの果実は卵形、ないし楕円形で、長さ10cm、横に切ると切口は星形をしています。
果皮は平滑で、光沢があります。スターフルーツの果肉は半透明で、汁が多く、未熟時は緑色ですが、熟すると黄色になります。
肉質と味は未熟時の緑色のときは、酸味が強く梅のような芳香があり、熟すと、甘味が増し生のまま、あるいは、煮たり、焼いたりして、食後の果物として供されますが、切って薄片とし、塩水に浸して食べると、一種の風味があります。ペクチンを含むのでゼリーとしても好適です。
また近年は、かんづめとして利用されはじめています。
果汁は、氷水に入れて砂糖を加えると、清涼飲料水となります。

撮影:フラワーパークかごしま。2008・2・14