kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

今こそ・・・

2006-05-28 | Weblog

何でもありの時代があった

生きながらえなければならず、 

本能のまま この一瞬を生きる為に 何でもした時代が・・・

何もない廃墟から 限りのない天を目指し

頂点に立つことを夢見て がむしゃらに進んだ。。。

生まれながらに自分の階級が決まる

悪夢のような制度の変わりに、

どんな仕事をしようが 何も言われない時代が来た。

しかし、大金を掴んだものが世を支配する風潮を生み、

金があれば何でも出来る錯覚を持ち、

金がないことが不幸なんだと思わせる今を呼んできた。

自由・個性などと訳も分からず 協調する教育の行く末が・・・

国の仕組みを教えず、働く意味を考えさせず、

何度でも生き返る偶像を与え、破壊することに快楽を求める、

人間を作り上げてしまった。


刑務所の数を増やすこと、防犯ベルを持たせること、

学校の送り迎えのバスを行政が考えること、

ニート問題対策費を税金から捻出すること、

売れるゲームを考えること、誰の口に入るか分からない

科学図式だけで出来た食べ物を売ること、弱者を守るフリをして

法律で締め上げること・・・

なってしまった現象に蓋だけを作り 被せるやり方に、

本当の解決は見いだせるのだろうか?


何故 将来を背負って立つ子どもたちに 真の教育、

人間学を教えられないのか?

自分の生んだ子どもを 愛おしく思えない人を作り出しておいて、

不祥事を犯したら隔離する・・・そんなやり方で

この国は持ち堪えられるのだろうか・・・

何をするのにもお金がかかり、肩書きのないものの話しは

どこにも通らない。。。

どうか 一人一人が この国の行く末を考えましょう。

手遅れなんてことはありません。

我々一人一人の 一寸した心の持ち方が変えていくのだと

信じています。

誰の人生でもないこの命を、 自分の、子孫の為に

もう一度 手を 誰かと繋ぎ進んで欲しいと思います。

自分が亡き後 残された者を守ってくれるのは、

金や土地だけではなく 間違いなく

自分以外の 人の温もりと 心と 命なんですから・・・