ウッドバーニングの跡を残したマトリョーシカ。今回写したのは、
この本の
これ。
1957年の作品で、セルギエフポサードの博物館所蔵品。(一番目の子、二重まぶたです!)
あれこれ色を塗りたい衝動を抑えて、木地そのまま。木目や節も見えてそれはそれで美しい。上下の色の違いもよく分かる。
それにしてもきれいな形の白木のマトリョーシカで(いつものがきれいじゃないということではないですが…)、でもいつものよりちょっと高価で、こういう形の物はセミョーノフの工場で作っているものではないというようなことを、こないだの、セミョーノフからいらした絵付けの先生が言っていたような気がする。ネットでもなかなか売っていない…。
いずれにしても、今さらながら、マトリョーシカの魅力はこのふっくらした形とその中から入れ子で次々出てくる面白さで、これが平らな板に描いてあったり、あるいは丸いけれど入れ子じゃないということなら、こんなに世界中に広がって愛されるということはなかったでしょうし、私もこんなに虜にならなかった…。