写真はコケロミン。
ケロミンなる楽器が発売されたことは知ってましたが、5万円近くして高いので躊躇してました。
これはコケロミンで、ケロミンの5分の1くらいの値段。
とは言っても、もちろんきちんとしてて、これはニホンアマガエルバージョンで、目の前のすじとか前後肢の指の数とか製作者のこだわりを感じます。日本製です。
カエルのパペットになっていて手を入れて口の開きで音の高低を変えて演奏します。
演奏するためのボタンなどは背中にあります。
ロシアにテルミンという電子楽器があり、その「ミン」を取ったようですが、中に入っている電子機器の仕組みはテルミンとは全く違うようです。
テルミンもケロミンも「ポルタメント系」という音程の移り方をする(つまりずるずると音が上がっていく)ので演奏はやっぱり難しいです。
ドレミファ…と順に上がっていくのですが、たとえばミからソに飛ぶときとかは気を付けないといけない。
さらにマトリョミンという楽器もあります。これはテルミンの仲間。
大きめマトリョーシカの中に特別な小型のテルミンが入っている。
外側のマトリョーシカはロシア製で、絵付けもセミョーノフで行われているが、中の基盤(テルミン)は日本製。
作っている会社も日本(マンダリンエレクトロン社)。
これもケロミンと同じくらいの値段で、高かったので持ってませんが、マトリョミンを片手に載せて(背面にボタンとかスイッチとかがある)、もう片方の手を近づけたり遠ざけたりして音程を変える奏法です。
10年以上前、このマトリョミンの体験会のようなところに行って触らせてもらったことはありますが、とても難しかった…。
あえて買っても弾きこなせないだろうと思いました。
ただ、そのとき、最後に抽選会があり、↓「マトリョール」が当たりました!
嬉しかったです。
マトリョールはマトリョーシカ本体の中に手回しオルゴール(曲はモスクワ郊外の夕べ)が仕込まれています …。(命名も日本的です)。
これなら弾ける。
(そばにいる自作のマトは、クリスマスローズのイメージ です。
今がクリスマスローズの時季のようで、花屋さんでいろいろな品種をみかけます)。