先週、実家へ帰った際、
母と買い物に出かけたついでに、ちいさな園芸ショップに立ち寄ったのですが。
そのとき、この 
観賞用トウガラシ を発見 
色とりどりの実がかわいらしくて・・・
その上、なんと110円・・・
思わず衝動買いしちゃいました (笑)
けれど。
自宅に持ち帰り、陶器の鉢に植え替えた後、
調べてみたら、元気なのは１２月まで。
しかも一年草とのこと・・・
とはいえ、大切に育てれば、あと２か月は楽しめます 
クリスマス頃まで元気でいてくれますよーに
ちょっと込み入った仕事があり、
更新の日があいてしまい、ごめんなさい
この週末、東京は久々の晴れ
みなさんはどこかへお出かけ・・なのかしら？
冒頭の写真は母の庭のダリア
夏に一度、葉の色が変色してしまい元気がなかったのですが、
母の指示のもと、スプレーを散布したところ、復活いたしました。
ピンクは好きな色、なのですが。
なぜか私は、昔からこの花がちょっと苦手・・・(笑)
とはいえ。
復活してくれて、ありがとう
来週は、また実家で庭仕事です・・
先週、母の通院付き添いもあり、実家へ帰ってまいりました
上の写真はホトトギス
白いシュウメイギクも咲きはじめておりました
かんじんの母の通院(・・整形外科・・)は・・・
コロナの関係もあり、今までずっと担当していてくださった先生が、
いつのまにかお辞めになってしまっていて・・・
親切な看護師さんの勧めもあり、
非常勤ではありますが、股関節専門のＨ先生(年配の女性医師)に
担当していただくこととなりました
(失礼ながら、待ち時間に検索してみたら、
多数の著書、論文を書いていらっしゃる著名な先生・・
)
簡単な問診のあと、約２年ぶりにレントゲンを撮ったのですが・・・
その画像、人工骨頭の部分を指しつつ、Ｈ先生。
「これはいつ頃、どこで手術したの？」
「３０数年前、〇〇医大で」
と申し上げると、Ｈ先生は即座に、
「その頃だとすると、執刀したのはＡ先生？」
言い当てられ・・・母ともども、びっくり
そして。
遠回しにではありますが。
今となってはもう手術は難しい。
次に転倒し、また右足を骨折したらもう歩けなくなる可能性が高い、
というようなことを宣告されました
それから。
「あたしに期待しないでね。もう年だから、手術はやめたのよ」
多少ショックな宣告ではありましたが。
これから年末にかけて、母の大掃除熱が高まるシーズン。
「大掃除は私がいるときに一緒にしようね。
ひとりのときにお転婆なことをして、転んだりしたら、
先生が言っていたように、もう寝たきりになっちゃうんだからね」
何度も釘を刺したのですが、どうなることやら。
帰り際。
見送りに出てきた母を振り返ると、
垣根の椿がひとつだけ花開いておりました
PART 40 キララがお見合い?! <２>
家に戻った私は、そそくさとキララの足拭きと晩御飯を済ませ、犬の去勢、
そして妊娠と出産についてネットで調べはじめた。
遥之介ママには明言しなかったが、キララが去勢手術をしていないことは薄々わかっていた。
キララと暮らしはじめてからというもの、もう何度もシャンプー＆ドライヤーしてさしあげている間柄。
彼の体にはどこにも手術痕などなかったからだ。
まずは『去勢手術』の項目を開く――
【それは、すなわち精巣がある睾丸を摘出する手術で、全身麻酔の上、行う】
この手術のメリットとしては、尿の匂いでご近所迷惑となるマーキングが減る。
(マウンティングも軽減されるらしい)
また、睾丸腫瘍、前立腺障害の予防にもなる、とのこと。
一方デメリットはというと、性ホルモン不足が骨格の形成に悪影響を及ぼす可能性、
そして骨肉腫やヘルニアの発生率が高まる場合があることがあげられていた。
「健康な体にメスを入れるのを戸惑う飼い主が多いが、子供を望まないなら、
生後一年くらいのタイミングでの去勢手術をお奨めする」
という獣医師のコメントが添えられていた。
メリットとデメリット、両方並べて考えあわせると、獣医師の言うとおり、
健康な愛犬の体をわざわざ傷つけることに躊躇する飼い主の気持ちはよくわかる。
もし、私が継母ではなく、仔犬の頃からキララを慈しみ育てていたのなら、
一歳の誕生日を目前に、どんな決断をしただろう。
そんなことを思いながら、続いて妊娠と出産について調べる。
女の子は年に二回、発情期を迎える。
生理がはじまると尿の中にフェロモンが混じり、男子はその匂いに反応して発情するらしい。
ときどき常軌を逸したように女の子を追い回すキララの行動には、そういう意味があったのね。
と納得しつつ、さらに読みすすめる。
人間の場合、受精が可能なのは排卵後24時間だが、犬の場合は4日間受精が可能。
子宮に受精卵が着床してから約２ヶ月で仔犬が生まれる。
人間の女性は約10ヶ月もおなかの中で胎児を育むというのに、
犬ってそんなに短期間で出産するんだ・・・とまた新たな事実に驚きながら、
続いて私は『お見合い』に関するページを開いた。
お見合いに関しては。
通常、まず女の子のお宅に男子を連れて行き、ふたりが仲良く遊べるかを確認する。
そして、相性がよさそうだった場合、女の子の発情期に再び男子と逢わせる…….という流れらしい。
男女どちらかが血統書つきの由緒正しいお方の場合は、出産の際、謝礼を支払う慣例もあるようだった。
素人が繁殖(・・繁殖だなんて嫌な言葉だが、そう書いてあった・・)を試みるのは
とても危険だとする記載もあった。
生育不良で生まれ、すぐに命を落としてしまったり、障害をもって生まれてくる子も少なくないらしい。
私はパソコンデスクの下にうずくまり、うたた寝をしているキララに問いかけた。
「ねえ、お見合いだって。どうする？
ティアラちゃんって、かわいい名前よね。きーには彼女の写真、見せてあげなかったけど、
すっごく美人でスタイルも良くて、おまけに妖艶な女の子だった」
『かわいい』『すっごく美人』『スタイルが良くて』『妖艶』のどの言葉に反応したのかはわからないが、
突然、キララはがばっと起き上がり、激しくしっぽをふりはじめた。
そんなキララを見ているうちに、私の中に今まで感じたことのない感情が湧き上がってきた。
それはおそらく、年頃になった息子がガールフレンドを家に連れてきて、
だらしなく鼻の下を伸ばしているのを目の当たりにした母親の心境と似ているのかもしれない。
もちろん、人間界の結婚とはことなり、ふたりがどんなに相思相愛の仲になったとしても、
キララのもとにそのティアラなる女の子がお嫁に来るわけではないのだが。
「でも、いくら血筋がよくて美人だったとしても、性格までいいとは限らないじゃない？」
私がそう言っても、まだキララは瞳を輝かせ、しっぽを振り続けている。
「ワガママで意地悪な子かもしれない」
ここまでくると、すごく嫌な感じの姑だ。
結局、そのお見合い話は丁重にお断りすることとなったが。
息子の嫁を見定めようとする母親の心情がほんの少し、理解できた気がした。
先週、実家へ帰った時のこと。
いつものように早朝から庭仕事・・草取りをはじめたのですが。
２時間ほどして、ちょっと休憩 
アイスクリームタイムのとき。
アイスの差し入れと共に母がいそいそと持ってきたのは、小さな箱。
「これねっ。百合の球根なんだけど」
中を覗き込むと、直径5ｃｍくらいはありそうな大きな球根が五つ入っておりました。
・・・「もう球根は買わない」って、言っていたのに、
また買っちゃったのね ・・・
井上はコーンのチョコレートアイスをコリコリ頬張り、
エネルギーと・・やさしい気持ち・・をチャージしつつ、
「どこに植えればいいの？」
「そのあたりがいいかなって思ってるんだけど」
母が指さしたのは、かつてグラジオラスが咲いていた場所。
こんな感じで咲いておりました
グラジオラスの育て方としては。
[花後は、花がついていた茎を切り取る] 
[以降、約２か月かけて球根が翌年に備え養分を蓄えるため、
葉のみの状態で放置する]
[葉の数枚が枯れてきたら球根を掘り上げる]
ということなので。
グラジオラスの球根を採取するには、ちょうどいい時期だったのかもしれません。
ともかく。
アイスを食べ終えた井上は、シャベルを手に取り、
球根を傷めないよう、丁寧に掘り上げ作業を行いました。
しかし・・・
確か、春先に植えたのは20球だったはずなのに。
バケツに集めたら、かなりの数になっておりました
「20センチくらい深く掘って。腐葉土と栄養剤をまぜてね」
現場監督・母のオーダーに従い。
スコップで土を掘り起こし、塊の土を小さく砕き腐葉土を混ぜ・・・
そこに百合の球根を植え付けました。
春先にこの百合がちゃんと芽をだし、そして・・・
美しい花を咲かせてくれますように
例によって母が購入したこの百合の球根は、【お楽しみセット】でしたので、
何色の花が咲くのか不明なのですが・・(笑)
追伸
この百合の球根植え付け作業後、
大量のグラジオラスの球根は水洗いして土を落としました。
現在、母が乾燥させてくれているそうです
