作家 井上香織 Official Blog

せつない純愛小説、やさしい目線で描かれたエッセイで人気の作家 井上香織が贈る癒しの空間 

退院祝いは『大人の塗り絵』

2015-11-29 | ★Diary★

毎年、今頃。

実家では、大掃除に忙しい時期・・・

脚立にのらないと手が届かないアクロバット的な場所の作業は、

井上の担当 


・・・ジツは、今回の入院前。

すでに障子の張り替えは済ませておりました (笑)・・・


退院から一週間。

自宅での車椅子生活に慣れてきた母は、

お掃除の虫が、騒ぎはじめているらしく 


車椅子で動き回り。。。

戸棚を開け、お掃除開始 

腰をかがめた状態で、もし車椅子から落ちたら・・・

そう思うと気が気ではありません 



折れた・・・というより、亀裂が入った感じの膝の骨がくっつき、

荷重に耐えられるまで、

おとなしく、静かにしていてほしいところなのですが。


父が亡くなったあと、はじめた趣味の書道と向き合うためには、

二階へ行かねばならず。

それは無理。


日頃、あまりテレビを観ない彼女には、

新聞や本を読むくらいしか、楽しみがなかったりします。



そこで。


ここのところ注目されている『大人の塗り絵』を

退院祝いにプレゼントいたしました 


数多く出版されている塗り絵の中から、私が選んだのは、


ひみつの花園

 
繊細な線の中を自分好みの色で塗ることで、

癒しの時間が得られるとか・・・

 

 

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退院後・・・真っ先に食べたいもの

2015-11-27 | ★Diary★

おかげさまで、母の退院から、約一週間 


自宅での生活が軌道にのるまで・・・と、

井上は退院当日から、実家に二泊三日 


やらなければならないことは、盛りだくさん・・・


三度の食事の支度と、母の脚のマッサージ。

一か月ぶりの家のお掃除、そして。

庭のお手入れ・・・・などなど 

 

その中で。なにより、

心を砕いたのは食事  



長期入院をなさった方なら、おわかりと思いますが。

病院の食事は、彩りもわびしく、とても味気ないもの 


退院したら。

真っ先に『お寿司』 とか、『あの店で退院祝いに焼肉』

みなさん心に描いていたりします。


母の場合は、天丼でした 


お店に行くのは無理なので。

事前にテイクアウトができるお店を探し、予約。

車を飛ばして、調達してまいりました 


 


 


 

 

 

 

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そして・・・退院

2015-11-25 | ★Diary★

・・・と、いうわけで。土曜日。

母は退院の運びとなりました 


一年半前、この病院からリハビリ専門病院へ転院したときは、

車椅子のまま乗れるタクシーをあらかじめ予約。

迎えに来ていただいたのですが、

今回は、妹の車にて帰宅。


未だ45度しか曲がらない右脚を

なんとか車の後部座席に押し込め、 実家へ向かいました。


その日、東京は、小春日和。

車内の母は久しぶりの外の景色に、少々はしゃいでおりました 


しかし。

問題は、そこから先・・・


実家の敷地にとめた車から、

再び車椅子に乗った母は、玄関へ。

難関は玄関先の、高さ十数センチの階段 

しかも、たった二段の階段ともいえない階段・・・


松葉づえで階段を上がる練習は、退院が正式に決まってから開始されたのですが。

前日の金曜日、2回しかしておらず。

おまけに。

病院を出る直前、行われた担当医との面談の際。

「まだ右脚はつかないように。くれぐれも転倒には気をつけてください」

厳命されていたこともあり。

母は、怖がって、目の前の二段の階段を上がれません 


サポート知識のない私たちには、母の体をどう支えればいいのかわからず、

おろおろするばかり 

そのとき。

妹が機転をきかせ、家の中から鉄製の花台を持ってきてくれました 

長くしだれたポトスを飾っていた高さ50センチほどのしっかりした花台です。

その花台に腰かけた状態で、少しずつ体の向きを変える戦法です。

それで、なんとか階段を突破 


ようやく家の中へと入ることができました 


室内には、車椅子をはじめ、段差解消の器具などが

妹たちの手によって整えられておりました  

 

・・・こうして。母は、約一か月ぶりに。

自分のベッドに辿りつきました 


ほっとした様子で、ベッドに腰掛けた母のために、

熱い緑茶を淹れようと、コートを脱いだ井上は。。。

その胸元に、あるものに気づきました  


それは病棟に入るとき、首から下げた【面会許可証】


先生から説明を受けたあと、ナースステーションに返すつもりだったのに。

母を安全に家へ戻すことで頭がいっぱいで。。。

失念していたのです。

とほほほ・・・・


追伸

その日の午後、病院に電話し謝罪。

後日、速やかに返却する旨、申し上げました 

 

 

 

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退院までの道のり・・・

2015-11-23 | ★Diary★

先週の月曜日のこと。


病院内のスタッフ(ケアマネさんとの連絡係り)、Aさんに、

「そろそろ退院の準備を」と促され。

母を担当していただいているケア・マネージャーさんに病室に来ていただきました。


現在、松葉杖での生活は厳しいので。

家に帰った際。

室内で使用する小型の車椅子のレンタル等をお願いしました。

 
「もしかして今週末には、家に帰れる 」

母は、うきうき気分

 

しかし・・・

その晩。

担当医、I先生が病室を訪れ。

「退院は、まだ無理です」

と言われたとのこと・・・ショックを受けた様子のメールが母から届き・・・


どうやら、連絡係りのAさんの先走りだったみたい  


落胆した母に、井上は励ましのメールを送りました。

 


それから3日後。木曜日の午後。

事態は急展開を迎えます 

 

リハビリの後、レントゲンを撮って、車椅子で病室に帰ってくると。

またしても、病室に現れたAさん。


「退院は、いつ頃がご希望ですか?」


私と母は、顔を見合わせ、「・・・

「先生はまだ無理だって、おっしゃっていましたが」


「あら。先生のOKは出ているんですよ~」


「さっき、レントゲンを撮ったので、それをご覧になってから、判断なさる、

みたいな感じではないんですか?」


「先生は、今、手術中なので、あとで確認をとりますけど」


・・・・Aさんは、回復期にある患者を早く退院させ、ベッドを空けるのがお仕事なのかしら

やたらと、退院をせかしてきます 


『退院は、まだ無理』と断言した担当医が、

最新のレントゲンも見ないうちに、その意見を覆すとは思えないし・・・

わけがわかりません・・・


とはいえ。

三連休は目前。

休みに入ると、リハビリや超音波の治療も行われないため、

Aさんには、

退院は土曜日、希望の旨、申し上げました。

 

その晩。

私が帰ったあと。

手術を終えた担当医、I先生が母の病室にいらしてくださり。

渋々、退院の許可を出してくださったとのこと。。。

 

母の希望通り、土曜日、退院という運びになりました 



退院後のケア等についても触れたく思っておりましたが。

今日は、ちょっと疲れてしまったので。

また後日、報告させていただきますね 

 


 

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母の庭の花々~アメジストセージ

2015-11-21 | ★母の庭の花々★

rui-173@さんから、

こんなメールをいただきました 

 

『はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいてます。

お母様の入院、大変そうですね。

井上さんも無理しないよう、体に気をつけて下さい

追伸 ← 井上さんのマネ(笑) 

悪夢の回の紫色の花、なんていう名前の花ですか?

お時間のあるとき教えて下さい』

 

励ましのコメントをいただき、ありがとうございます 

こちらは。

アメジストセージ

ちいさな花が房状になっているのですが。

ビロードみたいな、ちょっと不思議なお花です  

 

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