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作家 井上香織 Official Blog

せつない純愛小説、やさしい目線で描かれたエッセイで人気の作家 井上香織が贈る癒しの空間 

相原晋一さん&ひとみさん☆Tear Drop☆アルバム『First and last time』

2025-06-26 | 井上香織 LIVE

遠い昔のこと・・・

井上香織がシンガーソングライターとしてデビューさせていただく際、

私の拙い詩にたくさんの著名な方に曲をつけていただきました 


小椋佳さん、玉置浩二さん、上田正樹さん、星勝さん、泰英二郎さん・・・

そして、相原晋一さん 


相原さんには、井上香織のデビューアルバム『めざめの刻に』に収められている

『コーヒーカップの中の悲劇』

また、二枚目のアルバム用にレコーディングさせていただいた

『菜の花の道』

情感あふれるとても素敵な曲をつけていただきました 

 

その後、私が教員となり、音楽活動から遠ざかってしまってからは疎遠になっておりました

あるとき、共通のスタッフであるKittyの岩瀬貞行さんより、

相原さんは北海道斜里郡斜里町ウトロに移住し、

ウニ漁師をなさっていると伺い、大変驚きました。

漁師さんをなさりつつ Cafe & Bar GVO   というお店も営みつつ、

ご夫妻でライブもなさっているとのことでした 


大いなる人生の選択をなさったのですねと思っておりました。

そして・・・

先日、私の手元に、相原さんより、こんなCDが届きました 

 

 

GVOという店内で撮影したのでしょうか。

素敵なお二人のシルエット・・・

左の女性は奥様の 相原ひとみさん

 


相原ひとみさんは、もともとプロとして活動していらしたのですね。

少し憂いを忍ばせた伸びやかに透き通る歌声 

とても心に響く歌声でした 

それから。。。

私が作詞した『菜の花の道』

思いがけず、相原晋一さんの歌唱にて収録されておりました・・

 

 

どの曲も心に沁みる素晴らしいアルバムでした 

 


・・・このアルバムを聴いてみたいとお思いになった方は・・・

  {ウトロ GVO}   で検索していただくと

   GVOのface bookがみつかるかと思います。

     そちらから連絡してみてくださいませ 

・・・また、ウトロを旅する予定の方は、ぜひ、

 Cafe &Bar GVO

新鮮で美味しいウニのお料理を    

 よろしくお願いいたします

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井上香織・ライブのこと

2025-06-11 | 井上香織 LIVE

先日の追伸にて、ちらりとお知らせいたしましたが。

井上香織ライブ について。

思いがけず、かつての教え子、Sくんよりコメントをいただきました 


『ご無沙汰しております。東京高校の時、お世話になりました。

もうライブはしていないんですか?』


英語講師として勤務させていただいていた東京高校。

もちろん本名で教壇に立っておりましたので、

Sくんがなぜこの井上香織のページに辿り着いてくださったのか不明ですが。。

あなたのことは、ちゃんと覚えております。

コメントいただき、ありがとうございました 


あのライブは。

父の命日、6月11日の前日、つまり6月10日に行わせていただきました。

あれからもう8年もの月日が流れたのですね。。。


デビュー当時からのスタッフの方たち、また新たなバンドの方たち・・・

みなさまのあたたかなご支援、ご尽力のおかげで、

はじめての単独ライブでございました 


こちらの宣伝活動が行き届かなかったこともございますが、

東京高校関係者では岡まゆみ先生のみ、いらしていただきました

 

本当は、当時、この感じで次も・・というお話はあったのですが。

間もなく コロナ禍 

そしてスタッフの方たちの深刻な体調不良もあり。

次は・・もう難しいかな・・という状況です 

 

 

上の写真は。

かつてのスタッフ、岩瀬貞行さんが制作してくださったDVDです 



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追悼・レコーディング・エンジニア・大野進氏・PART3

2024-10-06 | 井上香織 LIVE

じつは。

断捨離にて。

このようなものも発掘してしまいました 

 

 

大野進さんのお名前が Directorのところに記されております 

保存しておいても、もはや聴くことはできないとはわかっていても。。。

「あ・・これ大野さんの字だ」

なんて。

当時のプロデューサーに言われてしまったので。

ますます処分できなくなってしまいました。。。

 

大野進様

KRSそして伊豆スタでは、

素人シンガーの井上香織におつきあいいただき、

ありがとうございました 

また、プライベートでも私の結婚にまつわることにまで

相談にのっていただき本当にお世話になりました。

2010年9月21日夜半。

元KITTY・神田善啓さんから『大野さんが亡くなった』

ご連絡いただくまで、お体を壊していたこと存じ上げなかったので

本当に衝撃を受けました。

9月23日 江古田駅近くの会場にてお通夜。

お別れをいたしました。

会場前にはお焼香に訪れた方たちの長い列が。。

やはり・・・

音に対する真摯な姿勢と、詩情豊かで繊細かつ確かな技術力。

大野さんはこんなにも、みなさんに愛されていたのですね 

そう思いつつ、ようやく会場にたどり着き、遺影を見上げ手を合わせると、

思わず涙があふれてきてしまいました 

 

・・列席していたかつての私のボイス・トレーナー・長田明子さんに、

『こういう場で泣いていいのはご家族だけ・・』

注意されてしまいました 

 

・・遠い昔。

あんなにもお心配りいただいたというのに。

教員になった後は、年賀状だけのおつきあいとなり、やがて、

こちらからご連絡させていただくこともなくなってしまいました。

本当はもう一度、おめにかかり、

私は著述の道に進んだことなど報告させていただきたかった。

そして。。。

2017年。

当時のスタッフの方たちの後押しもあり、

はじめて単独ライブをさせていただいたとき・・・

できれば、何らかの形で参加していただきたかった。

あの場にいていただきたかった・・

 

追伸

今年の6月。

7年前の井上香織ライブの発起人のひとりである岩瀬貞行氏から、

新たにコピーしたライブDVDをお送りいただいたのですが。

確認したところ。

 

・・・7年前は、亡き父にまつわるエピソード―を語っていたとき、

ギター・谷川学さんの背後に、いくつもの不可思議な白い光が立ち上っていたのに。

今回は。

そのシーンには、なにも映っておりませんでした。。。

ところが。

大野進さんの紹介をした直後・・私の語りの向こうで、

・・おうっ・・

みたいな声が聞こえた気がいたしました 

 

気のせいでも、なんでも構いません。

私には、大野さんの声が聞こえた。。。

ということてす 

 

大野さん。

当時のスタッフの二人は、現在、闘病中のようです。

どうぞ見守ってさしあげてくださいませね 

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追悼・レコーディング・エンジニア・大野進さん・PART2

2024-10-02 | 井上香織 LIVE

レコーディング・エンジニア、大野進氏のことに関して・・

 

先の記述に誤りがございました 

赤塚不二夫さんの作品 『もーれつア太郎』

ニャロメというネコの声優をつとめていらしたのは

大竹宏さんという方だったのですね。


大野進さんは・・・

『ニャロメのうた』

という曲の歌唱を担当なさっていたとのこと。


読者のみなさま。

ご指摘いただき、ありがとうございました 


検索してみたところ、大野進さんは、

『おれと結婚しろニャロメ』

という曲も歌っていらっしゃったみたいです。


かつてスタッフの方が、

『大野さんってニャロメの・・・』

そう言いかけた際、いつも温和な大野さんが、いつになく冷淡な口調で

『その話は・・]

遮られてしまったことを鮮明に記憶しておりましたので。

てっきり、意にそわないまま、その特徴的な声でスカウトされてしまったのかな

そう思い込んでおりました 

以降、大野さんに直接、その件について伺うことはございませんでした。

 

これは言い訳ですが。

もしかしたら、アニメは再放送されていたのかもしれませんが、

『テレビは週に1時間のみ』父の厳しい管理のもとに育った幼い私は

ニャロメという奇妙なネコの存在は知っていたものの

その声を聴いたことはなかったのです 

 

いずれにしても、きちんと調べもせず、誤った記載をしてしまい、

本当に申し訳ありませんでした 


・・PART1のその間違い箇所は、後日訂正させていただきますね・・


大野進氏は、

 Kitty Recording  Studio 通称[KRS]

そのスタジオ設立に関わり、

チーフとして後進の育成に尽力なさっていらっしゃいました。

また、日本ではじめてのリゾートスタジオ IZUスタジオ 

通称・伊豆スタの設立プロジェクトに参加し、

運営も担当なさっていらしたようです。


伊豆スタには一度だけレコーディングで訪れたことがございます。

そのスタジオは閑静な別荘地の一角にありました。

ボーカルのブースは、なんとガラス張りの窓際に設置されており、

窓越しに広がる緑の芝生や木立、そして空を感じることができる

とても素敵な空間でした 

 

・・・残念ながら。

集中できないので、結局、暗くしていただき、

歌うことになっちゃいましたが 


その際は2泊3日だったかと思います。

2日目の晩は、スタッフの方たちと一緒に

大野さん行きつけの居酒屋さんに連れていっていただきました。

翌日。

大野さんは当時の愛車にて、最寄り駅まで送ってくださいました。

その車には[無線]が搭載されておりました。

大野さんは運転しつつ、様々な方たちとお話をしていらっしゃいました。

『今、〇〇から〇〇へ向かい走っています』

『こちらは現在〇〇を〇〇方面へ向かい走行中』

そういった会話だったように記憶しております。

緊張感のある繊細な仕事終わりに、

こうして見ず知らずのドライバーさんたちとの会話を

楽しんでいらしたのかなと思いました。

 

その伊豆スタのあとだったでしょうか。

当時、大学生だった私は、都内にて深い時間に仕事が終わると、

終電にも間に合わず帰宅困難だったため 

いつも、あらかじめひとり暮らしの女友達や

KITTYの女性スタッフにお願いして、お泊りさせていただいておりました。

大学の教材やファイル、着替えなどなど詰め込んだ大きなバッグをかつぎ、

ほとんど移動式ヤドカリ状態 


そんな話を聞いたのか、

あるとき、大野さんから

『香織ちゃん、次の歌いれのあと予定がないなら、うちに泊まりにおいでよ』

そう誘っていただきました 

 

そして。KRSでのレコ―ディン後。

大野さんの愛車にて、ご自宅に連れていっていただきました。

その際は、ご両親、奥様、まだ小学生だったご子息たちともお目にかかり、

お食事までご一緒させていただきました。

・・・恥ずかしながら。

おそらく過密スケジュールが続いておりましたため、

お片付けのお手伝い等、さほどできないまま、

きちんと整えていただいた客室にて爆睡してしまったったような・・

 

ご家族のみなさま。

あの折は、お世話になりありがとうございました 

 

・・・この続きは、PART3にて書かせていただきたく存じます・・・    

 

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追悼・レコーディング・エンジニア・大野進さん・PART1

2024-09-22 | 井上香織 LIVE

御彼岸ということもあり。

今回は、14年前にお亡くなりになった私の恩人・・

レコーディング・エンジニア大野進さんのお話をさせていただきたく思います 

 

大野さんは私、井上香織のディレクターのみならず、

ミキシングも担当してくださっていました。


最初に紹介された当時、スタッフの方たちから、

大野進氏の経歴に関して、詳しく訊かされてはいなかったのですが。

のちに・・・


1973年 担当した井上陽水さんの『氷の世界』は

日本ではじめてLP売り上げ100万枚を突破 

 

エンジニアとしての技術はもちろんですが、

ハスキーで味のある独特のお声をなさっていたので。

『もーれつア太郎』というアニメに登場するニャロメというネコ(?)の声を

担当なさったこともあったそうです 

 

音楽に関しては厳しくも、とてもおやさしい方でした。

新人のエンジニアさんをはじめスタッフへの心配りはもちろん、

素人の女子大生である私に対しても、いつも穏やかに接してくださいました 

 

井上香織・作詞の『静けさの中で』という曲のレコーディングの際、

音の世界に入り込みすぎて、サビの途中からこみ上げる感情があり、

私はつい涙ぐんでしまったのですが ・・笑・・

狭い歌唱ブースのガラス越しに、

卓の前にいる大野さんに助けを求めふと目をやったところ、

私の異変に気づいた大野さんは、微笑みつつ、大きくうなずいて・・

そのままラストまでオケをとめず、最後まで歌わせてくださいました。


歌い終えたあと。

「・・すみませんでした・・」

指先で涙をぬぐい、苦笑いを浮かべつつ、ブースから出て謝ると、

大野さんは、

「感情がのっていてすごくよかったよ。ちょっとだけ休んでこのまま、もう一回いこうか」

そう言って、紙コップのコーヒーを手渡してくださいました。

 

プロのシンガーとは決していえない私をいつも精神的に支えてくださっていたのは、

大野さんでした。

そして。。。

感情の起伏により、ムラのある私の歌唱を優れた技術でつないでくださいました 

 

 

左側・・難しい表情を浮かべ煙草を手にしている方が、大野進さんです 

 

このスタジオ、通称[KRS]

大学から近かったこともあり、

私は午後の講義を抜け出して、レコーディングに通っておりました。

 

・・・ちょっと長くなりそうなので、

    続きは後日、書かせていただきますね・・・

 

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