先日、ちらっとお話した【立高バレー部OB&OG会】
出席のお返事は出したものの、直前まで、
「やっぱりやめておいた方がいいかな・・・」と、
また、ぐずぐず状態に陥っておりました(笑)
このぐずぐずの要因は。。。
一年生の秋に靭帯を切ってしまって以来、
まともに練習に参加することもできず、
結局一年足らずで現役を引退してしまったという経緯があったのと。
元来のひとみしりのせいです。。。
しかし。
当日のドタキャンで、幹事の先輩に迷惑をかけるわけにもいかないと思い、
憂鬱な気分のまま出かけてゆきました。
会場のブラッセリ―に着くと。。。
なんとなく見覚えはあるものの、名前が思い出せない方たちばかり。
明るく自己紹介すればよかったのですが、ひとみしりゆえ、それもできず。
かわす言葉もなく、片隅でひっそりたたずんでいるところへ、
同期のEKOをはじめ、
顔と名前がしっかり一致する面々が次々と到着。
そこからは、それまでの憂鬱はどこへやら(笑)
近況報告と想い出話・・・和やかで楽しい時間を過ごすことができました。
数時間の現実逃避。
あんなに屈託なく笑ったのは久しぶり。
今や遠い昔の高校時代ではありますが、
私にとってバレー部の存在は、
とても大きなものであったことを再認識した時間でもありました。
凍りついていた私の過去と現在に、
たくさんの笑顔をもたらしてくださったみなさんに感謝。。。
必殺草取り人・ 修業中の身である井上の最近の活動は・・・・
炎天下の作業を避けるため、朝4時半起床。
ベランダのガラス戸をあけると、耳鳴りのようなセミたちの合唱。
そして、どこからかカラスの甲高い声。
東の空は、うっすらとラベンダー色に染まりはじめています。
食欲はないけど、熱いコーヒーを淹れ、無理やり軽食をとり、
ベランダの花たちに水やりをしてから、家を出ます。
実家までは電車を乗り継いで、約一時間。
玄関脇のカリブラコアが、元気に育っているのを横目で見つつ、
「ただいま~っ」
ドアを開けると、
現在、基本的にひとり暮らしの母は、洗濯機をまわしながら朝食の支度中。
「早くから、ありがとう。朝食は?」
「大丈夫。ちゃんと食べてきた」
「ほんとかな~?」
なにやら疑わしそうに、私の顔をのぞきこむ母。
「職人さんはね、しっかり朝ごはん食べないと働けないのよ」
朝食といっても、ナッツ入りのクッキー1枚だったのですが、笑顔でごまかし(笑)
「あ、麦茶もらえる?」 話題をかえます。
「昨日、寝る前につくっておいた」
「きゃっ。うれしい」
陽射しが強くなる前に、ある程度作業を進めておきたいので、
ゆっくり話している時間はありません。
氷を浮かべた濃い麦茶を飲み干し、
「教えてほしいことがあったら声かけるから、ゆっくりしててね」
手早く、虫よけと紫外線防止の装備を整え、庭へ出ます。
7時を過ぎると、真夏の太陽は容赦なくじりじりと照りつけはじめます。
1時間おきに、母が縁側まで運んでくれる冷たいスポーツドリンクをごくごく。
9時あたりになると、しゃがみこんだ体勢から立ち上がるとき、
眩暈がしたりするようになりますが。
まだまだ今日中に済ませておきたい仕事があるので、
ここでリタイヤするわけには参りません。
木陰に移動して、なんとか作業を続けます。
そういえば・・・
高校時代の夏休み。
バレー部・恒例・【校内合宿】というのがあり。
この強化合宿は、たしか4泊5日くらいの日程。
高校の柔道場に布団を敷きつめ、
泊まり込みで行われた恐怖の合宿でございました・・・(笑)
早朝の朝練を終え朝食 ⇒ 午前中の練習のとき。
蒸し風呂のような体育館にて、マンツーマンを終え、コートを出た直後のこと。
くちびるや指先が麻痺しはじめ、「あれっ!? なにこれ!? 」
と、思う間に、頭がくらくらし倒れ込んでしまい。。。
やがて意識がもうろうとし、ひとりで立ちあがるどころか、
口元の麻痺のため、言葉も発せないという事態に陥り。。。
私の異変に気づいてくださったOBの方に抱き上げられ、
保健室に運ばれる途中のわたり廊下だけは覚えています。
そのあとのことは記憶にないのですが、混濁した意識の中で、
『先輩・・・重たくて、ごめんなさい・・・』
身の縮むような( いくら体を縮ませても体重は軽くはなりませんが ・笑・ )
乙女の羞恥心でいっぱいだったことだけは、はっきり記憶に残っています。
あの頃は【熱中症】という言葉はまだありませんでしたが、
たぶん、あれは【熱中症】だったのだと思います。
話を母の庭に戻しましょう。
9時半を過ぎた頃から。
「暑くなってきたから、もう、切り上げて」
何度も懇願する母に、
「うん。あと少しね」
と応えつつ、丈が伸びたキクをささえる支柱を地中に固定するため、
ハンマーを振り上げる逞しい井上。
しかし、このころになると、ジツはかなり貧血ぎみ・・・(笑)
このブログを見てくれた知人から、
「大変だったら、業者に頼めば?」
言われることもありますが。
草取りひとつにしても、細かい母のオーダーに、
忠実かつ誠実に対応してくれる方がいるとは思えません。
それよりなにより。
日焼けと虫刺され被害をのぞけば、私は庭仕事が嫌いではないのです。
目の前の草花たちと向き合っていると、不思議と無心になれる。
雑草がとりのぞかれ、整然とした庭で、
気持ちよさげに風に吹かれている植物たちを見渡すと、
清々しい達成感も味わえます。
とはいえ、ほんの数日もすると、また雑草たちがはびこりはじめるのですが。。。
高校・英語教諭の職を退いてからというもの。
きちんと脳に刻みこんだはずの英単語やら構文やらが、
確実にどこかへ消え去りつつあることを痛感している今日この頃(笑)
現在、井上香織が主に使用している英語関係の辞書は、下の二冊。
二十歳の誕生祝に。
今は亡き父に買ってもらった革張りのコンサイス。
英和 & 和英 がコンパクトに収まっています。
電子辞書やノートPCなどない、遠い昔のことです(笑)
このコンサイスをプレゼントしてもらうまでの私は。。。
厚さ約5センチの辞書をバッグに入れて持ち歩いておりました。
当時はかわいいカバーをかけて使用していましたが、
いつのまにか表紙もとれ、ボロボロに。。。
現在は、電子辞書も持っていますが、
未だに、調べ物をするときは、この使い古した辞書が登場。
手に馴染んだページを繰ると、ちょっとほっとした気分になります(笑)