作家 井上香織 Official Blog

せつない純愛小説、やさしい目線で描かれたエッセイで人気の作家 井上香織が贈る癒しの空間 

母の庭の花々~オダマキ

2024-04-26 | ★母の庭の花々★

実家の庭仕事に行ってまいりました  

早朝はまだ肌寒かったりするので、作業着選びに悩みつつ、庭へ出ると・・

また、あちらこちらに雑草が・・・

最近、脚力の衰えが著しい上、腰痛もひどいため、

なかなか辛い作業なのですが・・・

今年も芽を出してくれたユリやグラジオラスに励まされ、

母からのアイスの差し入れを頬張りつつ、5時間半ほど頑張りました  

 


こちらは オダマキ

そして・・・

なぜか クリスマスローズ

 


うつむいた花びらの中を確認すると、

まだ咲きはじめたばかりのようでした。

この一株だけ、遅咲きの品種だったのかもしれません 

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ガラスの割れたフォトフレーム

2024-04-21 | ★Diary★

先日、実家に帰ったときのこと。

キッチンの片隅に置かれている[廃棄物]の大きな籠に、

ガラスの割れたフォトフレームを発見


ここ数年、日常の細かな作業が苦手になってしまっている母ではありますが、

とりあえず、ガラスの破片を考慮してか、厚めのビニール袋に入っておりました。


『フレームは天然木みたいなので、燃えるゴミ。割れたガラスは不燃物』


母にそう言いながら、ほかのゴミとともに分別していたのですが。

なんとなく・・・

2月の誕生日にいただいたバースデーカードとサイズが合いそうな気がして、

木製のフレームのみ、持ち帰りました。


そういたしましたら。なんと・・・

サイズがぴったり・・ 

 


Sちゃんからいただいた、この  BIRTHDAY  CARD

厚みがあるので、ガラスがあったら、このフォトフレームには入らなかったかと思います。

廃棄されてしまうものから救出したものが、まさにシンデレラフィットという、

微かな喜びもありますが。

なにより。

自分に自信がなくなり、心淋しくなったとき。

ちらっと🐻くんを見ることで元気をもらえるようになっているのでございます 


じつは。この🐻くんの扉を開けると。

 

・・・いつまでもかわいい〇〇ちゃんでいてください・・・・

そんなメッセージが書かれているのでございまする 

・・・〇〇部分には私の本名が・・・

 

『かわいい』なんて言葉。

もう長いこと誰にも言われたことはなかったので・・笑・・

この🐻さんには。

ずっとそばにいて見守っていただけるといいなと思っておりまする 

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母の庭の花々~カロライナジャスミン

2024-04-17 | ★母の庭の花々★

今日も日中は気温があがり、街には半そで姿の方も・・

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

ここのところ続けて、想い出話におつきあいいただいたので、

ちょっと小休止 

 

先週、母の整形外科通院&庭仕事のため、実家へ帰ってまいりました。

 

垣根に絡ませた カロライナジャスミン

咲きはじめておりました 

 

 

『多少樹形が乱れても、私が誘引したりして整えるから、

花芽ができる時期以降、勝手にちょきちょきしないでね』

昨年、母に言い置いておりましたので・・・

 

 

元気にたくさんのつぼみをつけてくれております。

しかしながら、幾重にも絡まり、折り重なってしまいました・・・

今年の剪定はまた大変そうですが、

満開になると、また美しいかと思います 

 

それから・・・

 


手前は・・妹が種から育てたシリーズ

木瓜はもうすでに花びらを散らしはじめておりました。

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☆ラジオ番組にまつわる想い出☆ PART3・・安全地帯 

2024-04-13 | ★Diary★

もう少しだけ・・・

遠い昔の想い出話におつきあいくださいませ 


FM愛知の番組 & 安全地帯とのこと・・・

 

 

青山の大学を脱出して新幹線に乗り、名古屋駅に到着すると、

Kitty・愛知エリア担当の神谷さんが車で迎えにきてくださっていました。

FM愛知・録音スタジオ前の小部屋には、

いつもテーブルの上にリスナーの方たちからいただいた葉書やお手紙の束が

きちんと揃えて置いてありました。

そのすべてに目を通し、

ディレクターの津島美佐子さん、そしてスタッフの岡本邦博さんたちと打合せ後、

収録に臨むというスケジュールでした。


しかし、あるとき。

ドアを開けるとテーブルの上から崩れ落ちそうなくらい葉書の山ができており、

いったいなにが起きたのかとびっくり・・

積み上げられた葉書の数枚に目を通してみると・・

その大半は安全地帯の玉置浩二さんにゲスト出演していただいたときの感想でした。

この出来事に関しては、少し時間を遡らなければなりません。


井上香織が、デビュー前・キャンペーンの時期。

Kittyという同じ事務所&レコード会社だった安全地帯は『ワインレッドの心』で

ブレイク寸前。

玉置さんには私の詩に曲をつけていただいたというご縁もあったのですが、

その頃、事務所による企画で、札幌から博多まで、

安全地帯の盛り上がりを後押しするコンベンションが催され、

その前座として、私ははじめてステージに立つこととなりました。


最初のステージは仙台のライブハウスでした。

客席に集まった各メディアのみなさんが聴きたいのは安全地帯というのは明白。

フリードリンクのライブ会場だったこともあり、

簡単な自己紹介の後、私が歌いはじめても、客席は歓談のさざ波・・

こちらに注目してくださる方はごくわずかでした 

けれど。

そのおかげで、舞台に不慣れな私の緊張はすぐにほどけ、

何があってもステージに立ったからには、きちんと歌いあげるという精神的な強靭さを

会得することができたように思います・笑・


安全地帯のメンバーの方々とはリハのときくらいしか

顔を合わせる機会はありませんでしたが、

みなさんとても素朴でやさしい方たちばかりでした 

玉置さんとは、そのコンベンションで訪れた各地で一緒に

ラジオに出演させていただいたりしました。

(もちろん、私は同じ事務所のおまけ新人として)


それからしばらくして。

FM愛知の番組にゲストとして玉置さんにいらしていただいた際、

ありきたりなインタビューではつまらないと思い、

かつて、Kittyの野球大会でご一緒したときのエピソードトークなどさせていただいたのですが。

(・・ソフトボール経験者ということで誘っていただいた草野球。

唯一の女子メンバーである私は代打で一度バッターボックスに立っただけでした・・)


そのときの反響が。

テーブルからこぼれ落ちそうな葉書の山・・・だったのでした 

 

『香織さんって、安全地帯と同じ事務所だったのですね』

『玉置さんと一緒に野球したなんて、うらやましい』

『私の浩二と親し気にしゃべらないで


ほぼそんな内容のお葉書でございました 

 

彼の野球好きという一面を紹介できたらと思っただけだったのに・・・

今現在でいう[誹謗中傷]的なコメントとは異なり、

それなりに節度のある嫉妬まじりのお葉書だったかと思います。

 

『これってみんな、こんな感じ・・なんですか・・?』

葉書の山に視線をなげ、ため息まじりにそう言った私に、岡本さんが、

『それだけたくさんの人が聴いてくれたってことだよ。

前向きに考えよう』

そんなふうに励ましてくださったこと。

今でも忘れられません 

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☆ラジオ番組にまつわる想い出☆ PART2

2024-04-09 | ★Diary★

大学三年生になったばかりの頃だったでしょうか。

FM愛知 8時半の仲間たち・・・

という番組のDJをすることとなってしまいました。


おそらく、事務所のスタッフの方が、

『井上香織はラジオ番組のシナリオ、自分で書きます』

みたいな売り込みをしてくださったおかげかと思いますが・笑・


いつのまにか決まってしまっていて。

それから、収録のため2週間に一度、名古屋へ通うようになりました。

平日のお昼前には名古屋に到着しなければならなかったため、

大学の友人たちには代返を頼んだり、いろいろと協力してもらいました 

出席カードで厳しく出欠チェックする教授の講義の場合は、

配られたカードに素早く名前を書き込み提出したあと、

足元に隠し置いた大きな黒いナイロンバッグを手に

後ろのドアからこそこそ脱出し、東京駅へ向かいました。


あの番組には・・・

毎回のようにたくさんの方たちがゲストとしていらしてくださいました。

新曲のキャンペーンや出演映画の宣伝のため、

ブッキングされたアーティストや俳優さんが大半でしたが。

同時期、私も、自身のアルバムのキャンペーンであちらこちらの放送局に

お招きいただいたことがあり、

МCの方とほぼ同様の返答を繰り返さなければならないことに、

少々苦痛を感じておりましたので。

番組スタッフの方たちに、

『ゲストの曲紹介の前に、その曲につながる

ちょっとしたお芝居をしていただくというのはいかがでしょうか?』

提案したところ、

『面白いかも』『試してみようか』

ということになり、

私がその寸劇の脚本も書かせていただくこととなりました。

 

大御所歌手の加藤登紀子さんがゲストでいらしてくださった際、

もしかして失礼にならないかしらと危惧しながら、

「曲紹介の前に、これをお願いしたいのですが・・・」

コピーした台本をお渡ししたところ、

その台詞に目を通した加藤さんが、茶目っ気たっぷりに、

「あら、楽しそう。あのね。私。女優なのよ」

そうおっしゃってくださった笑顔は忘れられません。

 

ゲストのみなさまに助けていただきながら、

とはいえ、いきなりDJに抜擢されてしまった私は、

デビュー間もないただの女子大生。

秀でた話術など、なにもございません。

ゲストコーナー以外は、リスナーの方からいただくお葉書が頼りでした 

この[8時半の仲間たち]という番組には

少年Aさんという、高校三年生の男子から、

毎週のようにお葉書をいただいておりました。

・・ほかにも多くの方たちからお葉書をいただきました・・

じつは。

そのお葉書&お手紙も、例の段ボール箱の中で眠っておりました  

 

 

今さらながら・・・ではありますが、

その頃のリスナーの皆さま・・・

拙い私のトークを支えていただき、

本当にありがとうございました 

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