明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

忙殺される日々と、恢復しない日々と

2011-09-14 22:28:49 | 想い
土曜日からシンガポール。
ということで、毎日仕事に追われて本当に忙しい。

いつも言うことだけど、忙しい時に限って忙しくなる。
細かい仕事がどんどん入ってきて、焦るばかり

朝7時半から夜2時半まで休む間もほとんどない。
仕事だけじゃなく、家のこともそうだし、こうしてたまにはブログも更新せにゃーとか。

こんな忙しくなると思っていなかったから、自ら企画した飲み会まであって

サルヴァトーレ・クオモへ。


やはりこれが一番うまいか。
お店の看板商品のピッツァ「DOG」。
ヤバすぎる旨さ。


前菜盛り合わせもよかった。
いろいろ食べられるから、イタリアンの前菜って大好き。


黒豚のスペアリブもおいしかった!
肉がやわらかく、口の中でほどける。

とても楽しく気分転換になった。
時間が経つのがあっという間だったなー。

さて、明日もまた2件取材だー
いつもお仕事をいただいているところの取材が込み合っているとわかっていた時期に
1週間もお休みをもらうので心苦しい。
しっかり仕事をせねば!

夫も明日、東京出張だというし、よく働く夫婦だなーと客観的に思う。
一生懸命働いて、ローンを返していかないとね。

ただ、「家」というのはすごいもんだなとも思う。
この家があるから・・・この大好きな家を手に入れられたから、どんなことでもがんばろうと、
たぶん、私も夫もそんな気持ちで毎日必死に働いている。
それくらい、この家が宝物。
それはもちろん、資産価値なんかじゃなくて、心のよりどころとして。

1日1回は必ず思う。
「ああ、いい家だなー。この家が大好きだなー」と。
自分ひとりでは決して手に入れられなかった家だから、夫には本当に感謝している。
お金というより、家族の「近くに住んで欲しい」という暗黙の願いを断ち切って、この町を選んでくれたことに。

最近、凹んだり、情緒不安定に陥ってばかりの毎日だけど、
空を見たり、月を見たりして、なんとか頑張ろうと顔を上げられるのは、この町にいるからだと思う。
昨日の十六夜の月も本当に美しかった。

今も、聴こえるのはただ、静かに鳴く虫たちの声のみ。
情緒の定まらない私は、そんな静かな声にも目頭が熱くなる。

昨日は川端の「千羽鶴」を再読した。
舞子まで取材に行ったので(往復4時間!)1冊すぐに読み終えた。
明日の取材もまた遠いので、川端の作品を何か持っていこうか。

ふと、久しぶりに「恢復」という言葉が頭をよぎる。

酔っ払って帰ってきた夫と昨夜、少し話した。

周りが早稲田・慶応・同志社と優秀な学歴をもった人たちばかりの会社で、自慢できるような学歴もない大学中退の夫だが、
その分、人一倍の努力を重ねていることを私は知っている。
彼独自の処世術もあるし、人柄もあるしで、努力の甲斐あって仕事は順調だ。
毎晩、12時を過ぎないと帰ってこないような暮らしの中で、6年付き合っていてただの一度も愚痴をこぼしたことがない。
とてもマネできることじゃないと、心から尊敬している。

そう私が話したら、嬉しくて笑いをこらえきれなかったようで満面の笑みになった(笑)
「くっくっく」と笑いがどんどんこぼれていた

でも、彼は本当の意味で恢復していないと、たまに思う。

「もっと書いたらいいのに」と私は言う。
物書きのくせに、彼は書かない。

私とは違うんだな、とも思う。
書かなくても生きていける人なのかと。

そう言うと、お前が書くのは日記だけか?日記だけでいいのか?と言われた。
いい、と言ったら何も言わなかった。

日記でも何でもいい。
私は、書かないと無理だ。
一番近くて、一番親密で、一番離れられない。
親友みたいなもの。
私のことを一番理解してくれるもの。
汚い自分を取り繕ったり、良く見せるために虚勢を張ったり、楽しい話をして場を盛り上げる必要もない。
出すのは、本当の自分だけでいい。

それが、私にとっての「書く」という行為。

そんなことを思うだけで涙が出る夜もある。

失望して、お酒を飲み続ける夜もある。

少しも恢復しないまま、自分をごまかし続けて日々が過ぎる。

言い訳と逃げだらけの人生は、一体いつまで続くのか。

ただ、言葉から離れるのも怖くて、言葉を綴ってゴハンを食べている。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サラブライト)
2011-09-15 07:13:06
毎晩12時過ぎ帰り…
すごい。
かおりさんもよく頑張ってらっしゃる。
うちも新築だけど隣の庭は青いって感じで愚痴をよくこぼすので読ませてもらっていて自分が恥ずかしい。
かおりさんが東京などに長く出張する時はその分の旦那さんのご飯を用意されていかれるんですか?
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Unknown (かおり)
2011-09-15 12:43:47
もちろんもう少しお金があれば、
ああしたかった、こうしたかったというのはありますよ。
家は三回建ててやっと満足いくって話も聞きますしね。
でも、自分たちに払える精一杯で、精一杯考えて造ったおうちだから、気に入ってます。
環境がよくて助けられてますし。

東京出張のときは、パンとご飯を冷凍して、カレーを作っていきます。
どちらにしろ平日夜は家でご飯を食べない人なんで、あまり影響ないですね。
朝とできるだけお弁当は頑張ってますが、
出張中はほとんど外食でかわいそうやなと思います。
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Unknown (もも)
2011-09-15 13:22:15
こんにちは!
前に間取の事で教えて頂いてありがとうございました。
部屋数は少ないながら物を増やさず(笑)
暮らしております。

>最近、凹んだり、情緒不安定に陥ってばかりの毎日だけど、
空を見たり、月を見たりして、なんとか頑張ろうと顔を上げられるのは、この町にいるからだと思う。
昨日の十六夜の月も本当に美しかった。

虫の鳴き声や過去日記の画像を見させてもらってると、自然がいっ~ぱいの所にお住まいなんですね。
そんな場所に暮らしてるだけでも、心身ともに
元気になりそう!!
心底、今、お住まいの場所が大好きだって
伝わってきます★
以前の画像からでは南が大きく開けてるって
書いてありましたけど1階からもズド~ンと
見渡せるんですか?お月様も空もとても
見渡せていいなぁ~
東と南が開けてるって最高ですね!
西日は暑くないですか?
うちは西日が暑くてたまりません(笑)
またかおりさんちからの夜景やお昼の景色が
見たいです。とっても素敵なんですもん。

コメントに書かれてる旦那さんて夜は食べない
方なんですね。
朝とお弁当、すごいですよ!
私は早起きが苦手なのでぼぉーとして
いつもワンパターンな朝食とお弁当です。
たくさん、書いてしまいました。
すみません。



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こんばんは (かおり)
2011-09-15 21:23:59
>ももさん

間取りの件、参考になったのならよかったです。

自然いっぱいですよ。
山の中って感じです。
うちも西陽は厳しいですが、西側は畑なので、日が沈めば冷たい西風が入ってきます。

1階のウッドデッキから見る景色は、マンションの3階くらいの感じでしょうか。
2階のベランダと同じく、淀川、その向こうまで見渡せます。

あと、南と東に吹き抜けの窓があるので、そこから月が見えることがあって、嬉しくなりますね。

また周りの景色など、アップしますね^^
花壇も今はかなり青々としていて、お花もきれいなので・・・

夫は「夜ごはんを食べない」わけではなく、帰宅が真夜中なので、夕方に外で食べているんです。
お弁当はできれば毎日作ってあげたいんですけど、私も朝から取材とか、前日飲み会とかだとなかなか難しいときがあります。

朝ごはんはたいしたものは作らないですよー
お弁当のおかずの残りと味噌汁とか、
夜ごはんの残り(私1人の夜ごはん)とか、
パンだったら、ウインナーと卵をやいてホットドッグにしたり・・・
その程度です
家事は大好きなので、時間さえあればもっといろいろしてあげたいのですが、
お金も稼がないといけないので、限界がありますねー。
それが私のジレンマで、ストレスです

コメントありがとうございました。
シンガポールから帰ったらまた家周りの写真とかアップしますので、よかったら見に来てくださいね。
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