人と真剣に向き合うと、疲れる。
車窓からの風景のように、
ただ見ているだけで通り過ぎたり、
見ることもやめて目を閉じたり、
そうやって生きていれば、この疲労感はきっとない。
それはわかっているのだけど、
わざわざ電車を止めて、下車して、目に映った人と関わってしまう。
あまり良い習性だとは思わない。
だけど、自分のことなら我慢できても
いろんな人が関わってくることなら「まあ、いいか」では済ませられなくて。
それでいつも疲労する。
気が強いとか、言いたいことをはっきり言うとか、
自己主張が激しいとか言われてきたけれど、
果たして本当にそうなんだろうか、と思う。
本当にそういう人は、こんなにも疲労しないんじゃないだろうか。
ただ、どんなに疲労することがわかっていても、
不満をためてためて、愚痴を言うのが嫌なのだ。
解決したい。
少しでも前進して、よくしたい。
ただ、それだけなんだけど、
まあ、そんなに器用なほうではないので、
そういうことが上手にできず、最終的に自分が疲労して終わる。
疲労しきった心をなんとか慰めたくて、
帰りに一人、Home(近くのバー)に寄る。
ここはいつも優しい空気が流れてるな……
ビールを1杯飲んだら、それだけで急に気持ちが楽になった。
私は何も言わないし、マスターも何も聞かないけど、
ただにっこり笑って、
「やっぱりそういう顔のほうがいいな。入ってきたときはどうしたんかと思ったけど。スマイル、スマイル」
と言ってくれた。
ほっとする。
疲れがすっと引いていく。
急にお客さんがいっぱい入ってきて、マスターも忙しくなって、
私は1人で黙ってワイルド・ターキーのグラスを傾ける。
ふと、私は昔から1人が好きだったな、と思う。
それは、淋しいからだ。
1人にされるよりは、1人になるほうがいい。
1人で行ける行きつけのバーが3軒ある。
しっとり飲みたいとき。
本当に美味しいウイスキーが飲みたいとき。
心癒されたいとき。
気分によって使い分ける。
どこに行ってもマスターとは仲良しでいろいろ話すけど、
基本、1人でウイスキーを飲んでいたらそれでいい。
今日、ふと思った。
バーが好きなのは、一人でいる姿がみじめじゃないからなんだろう。
でも、今日は昼間に高校時代の友達と会っていたこともあって、
昔のことをいろいろと思い出した。
高校時代、授業をさぼって1人で喫茶店で本を読んでいたなぁとか(うちは私服だったから)、
大学時代、休講になると、猿沢の池のベンチでぼんやりと亀を見ていたなぁとか、
大人になったら、いつもバーで1人で飲んでいて。
結局、いつも1人が好きだったのかもしれないなと、そんなことを。
決して友達がいなかったわけではないし、
むしろ、長い付き合いの友達は人より多いほうかとも思うけれど。
結局、1人でいるのが本当は淋しいから、
1人でいてみじめにならない場所へと移動するのだろうな。
昔は、ライブハウスと、旅先と、この町が私の感性の源だった。
今は、バーや居酒屋などの飲み屋に行くと、感性が敏感になる。
文章を書きたくなる。
いろんなドラマが見えるからかもしれない。
帰る頃にはすっかり疲労感は消えていた。
もう少しだけ頑張ろう。
車窓からの風景のように、
ただ見ているだけで通り過ぎたり、
見ることもやめて目を閉じたり、
そうやって生きていれば、この疲労感はきっとない。
それはわかっているのだけど、
わざわざ電車を止めて、下車して、目に映った人と関わってしまう。
あまり良い習性だとは思わない。
だけど、自分のことなら我慢できても
いろんな人が関わってくることなら「まあ、いいか」では済ませられなくて。
それでいつも疲労する。
気が強いとか、言いたいことをはっきり言うとか、
自己主張が激しいとか言われてきたけれど、
果たして本当にそうなんだろうか、と思う。
本当にそういう人は、こんなにも疲労しないんじゃないだろうか。
ただ、どんなに疲労することがわかっていても、
不満をためてためて、愚痴を言うのが嫌なのだ。
解決したい。
少しでも前進して、よくしたい。
ただ、それだけなんだけど、
まあ、そんなに器用なほうではないので、
そういうことが上手にできず、最終的に自分が疲労して終わる。
疲労しきった心をなんとか慰めたくて、
帰りに一人、Home(近くのバー)に寄る。
ここはいつも優しい空気が流れてるな……
ビールを1杯飲んだら、それだけで急に気持ちが楽になった。
私は何も言わないし、マスターも何も聞かないけど、
ただにっこり笑って、
「やっぱりそういう顔のほうがいいな。入ってきたときはどうしたんかと思ったけど。スマイル、スマイル」
と言ってくれた。
ほっとする。
疲れがすっと引いていく。
急にお客さんがいっぱい入ってきて、マスターも忙しくなって、
私は1人で黙ってワイルド・ターキーのグラスを傾ける。
ふと、私は昔から1人が好きだったな、と思う。
それは、淋しいからだ。
1人にされるよりは、1人になるほうがいい。
1人で行ける行きつけのバーが3軒ある。
しっとり飲みたいとき。
本当に美味しいウイスキーが飲みたいとき。
心癒されたいとき。
気分によって使い分ける。
どこに行ってもマスターとは仲良しでいろいろ話すけど、
基本、1人でウイスキーを飲んでいたらそれでいい。
今日、ふと思った。
バーが好きなのは、一人でいる姿がみじめじゃないからなんだろう。
でも、今日は昼間に高校時代の友達と会っていたこともあって、
昔のことをいろいろと思い出した。
高校時代、授業をさぼって1人で喫茶店で本を読んでいたなぁとか(うちは私服だったから)、
大学時代、休講になると、猿沢の池のベンチでぼんやりと亀を見ていたなぁとか、
大人になったら、いつもバーで1人で飲んでいて。
結局、いつも1人が好きだったのかもしれないなと、そんなことを。
決して友達がいなかったわけではないし、
むしろ、長い付き合いの友達は人より多いほうかとも思うけれど。
結局、1人でいるのが本当は淋しいから、
1人でいてみじめにならない場所へと移動するのだろうな。
昔は、ライブハウスと、旅先と、この町が私の感性の源だった。
今は、バーや居酒屋などの飲み屋に行くと、感性が敏感になる。
文章を書きたくなる。
いろんなドラマが見えるからかもしれない。
帰る頃にはすっかり疲労感は消えていた。
もう少しだけ頑張ろう。
ならば、昼間、ひとりになれる空間は?…市立図書館の閲覧コーナー。
とても好きな場所だったんですが、残念なことに、昨年転勤で引っ越ししたので、もう行けなくなりました。
今は引っ越し先の町で、そういう場を探し中です。
いきつけのバー。
あると便利ですよ(笑)