月曜日は、ライター友達のあんこちゃんと忘年会。
「御幸町つばき」の二号店、「二条椿」へ。
http://www.kyoto-tsubaki.jp/
御幸町は3回行ったことがあり、気に入っていたので、今回もとても楽しみだった。
前情報によると、割烹というよりバーで、お酒と天ぷらを楽しめるという。
営業時間がなんと14時~夜中2時まで!!
酒飲みなら誰でも憧れる、素敵な営業時間!!
昼飲みもできるやん
期待を高めて出かけて行った。(とりあえず、今回は普通に夕方~)
先に結論から言うが・・・
すごいっ!!
素晴らしい!!
いやー、ほんま、今年の新規開拓したお店では、文句なしのナンバーワン!!
こんなに自分の感性と好みにドンピシャのお店があるなんて・・・
あのねぇ、なんというのかなぁ・・・
「割烹」という気持ちでお料理中心に楽しみたい人でももちろん満足はいくだろうけど、
やっぱり酒飲みの気持ちをくすぐるという点で大きく評価したい。
まず、お店のしつらえがいい。
二条通の河原町と寺町の間の路地奥。
京都っぽいいわゆる「うなぎのねどこ」的に、奥まった場所。
玄関からもう「ここはおいしいものある!」という匂いがする(ほんまの料理の匂いちゃうで)
入った瞬間、「うわー・・・」と声が出てしまうくらい、素敵!
単なる「和」じゃないのだ。
いわば「お茶室」!
だからかなぁ、なんだか馴染みがあって。懐かしさすら感じられて。(私は10歳から茶道をやっていた)
店内はいい感じの灯りの落とし方。
奥にカウンターが続いていて、後ろの壁には墨絵が大きく描かれている。
カウンターの中はまさにお茶室の設え。
(もちろん、お茶室そのものではなく、そこからイメージして創ったという空間)
驚いたのが、カウンターの上が、なんと畳!!
タタミですよ・・・たたみ。
畳カウンターの上には、漆塗りの盆を置いてくれる。
ちょっと暗くて写真が微妙やけど、イメージだけ。
椅子も北欧のって言ってたかな?
とてもすわり心地が良い椅子で、また店員さんがちゃんと椅子を引いてくれるのがいい。
(トイレから帰ってきてもまた引いてくれる)
もう店に入っただけで、気持ちがふわ~っとなっているところに、料理がまた・・・
コースでもアラカルトでも、お任せでもいけるので、
私たちは、お造りと焼き物と天ぷらを適当におまかせで出してもらうことにした。
かなり照明が暗く(特に私の席)、写真がボケて微妙やけど、そこはご想像で。
聖護院大根ととろろ昆布の含め煮。
柔らかすぎない歯ごたえと、あっさりと炊いた味がいい。
お造りは、奥から丸穴子、ひらめ、ぶりのはらみ、トロ。
添えてあるのはわさびと「しめり昆布」。
普段、マグロがあまり好きでなく、トロも全く興味がないのだが、これはすごい。うまい。ヤバイ。
口の中で一瞬で溶ける~
丸穴子は香ばしく、ブリは旨味があってたまらんかった。
ここは速攻で日本酒です!!
またこのお店は、日本酒のラインナップがいい。
有名銘柄ということでも、割烹にありがちな「すっきり辛口」メインでもなく、
華やか系からスッキリ系、醇酒から熟酒まで、幅広く置いている。
温度も冷・常温・燗まで要望にこたえてくれる。
さらにだよ!
ぐいのみを、いちいち選ばせてくれるのである!!
これは結構ポイント高いよなぁ。
まあ、正直なところ、あんまり好みの器はなかったけど・・・
青磁っぽいのはきれいだったかな。
あとは、唐津っぽいのと、織部っぽいのを選んだ。(暗くて色などがあまりわからない)
日本酒も、豊盃や凱陣など、私のツボをついてくるようなものがあり、とにかくテンション高まりすぎ!
焼き物は、イベリコ豚、もろこ、くわいチップス。
イベリコ豚は味噌漬けにしてある。
いい!!
口直しにさっぱりとジュレ仕立ての酢の物。
千枚漬けにカニの身をほぐしたものが和えてある。
酸味が絶妙で、めちゃくちゃおいしかった。(普段、あまり漬物や酢の物系は食べないのだが)
そして、いよいよこちらのお店の目玉である天ぷらへ。
車えび。
この軽さは何?!と衝撃を受けて「油は何を使ってるんですか?」と聞いてみたら、やはりオリーブ油だという。
素材もいいのがわかる。
あー、もう、海老は本体よりも頭が好き!!
頭だけ5個ください!って感じだ。
ごぼうとゆりね。
雲子(たらの白子)
牡蠣
ぐじ
ぐじ~~~!!
私がおまえを好きだとわかっていて食べられに来たのかい?と聞きたいほどにうれしい
っていうか、ゆりねも雲子も牡蠣も・・・私の大好物ばっかりやんか。
なんかもう途中で幸せ度が上がりすぎて、おかしくなりそうだった。
私がずっと合わせたかった「天ぷら」×「凱陣 ぬる燗」のマリアージュも堪能できたし・・・
久々や、こんなこと・・・
途中で、「なんでこの店はこんなに居心地いいのか?」と考えていて、ふと気づいた。
なんと、流れている音楽がずーっとブルースなのだ!!
そんな店って・・・
和食割烹バーみたいなお店で、ブルースしか流れないって・・・(笑)
ああ、それでどんどん幸せになっていくのか、と思った。
ブルースの流れる素敵な和の空間で、おいしい酒と料理があって、最高のサービスを受けながら、親しい友達と語り合う。
これ以上のことがあっていいのか?(いや、ない!)
こちらの料理人さんも素晴らしく、まだ24歳という若さなのに、たぶんセンスがいいんだろうな。
最初に御幸町のお店に行ったときはまだそちらにいて、そのときからとても印象的だった。
本当に良いものを提供しようという姿勢って、こういうところからわかるのだが、
彼が天ぷらを揚げるのを見ていたら、衣の入ったボウルが、なんと信楽焼きの陶器だった!
普通はステンレスのボウルでしょう・・・
そんなところまで気遣うのか・・・と感心して聞くと、「ここでステンレスはイヤだったんで」と言う。
やはり自分の意志でこの信楽焼きを選んでいた。
お客様に出すものだけでなく、自分が使うものまでにこだわる。
だから、このレベルのものが出せるんだなぁと思った。
最後にもう少しアテをつつきながら飲みたいといったら、こんな盛り合わせを出してくれた。
貝柱や鯖、魚卵などを使った「酒飲みセット」!
うわ~、もうたまらんね。
なんでここまで酒飲みのツボをついてくるか・・・
というわけで、あんこちゃんと二人、いちいち感動しながら食べまくり飲みまくり、しゃべりまくりで楽しい時間を過ごした。
「コスパが悪い」というクチコミをみていたので、多少の出費は覚悟していたが、1人1万円でおつりがきた!
どこが悪いねん、めっちゃいいやん!!
サービスや空間代も入ってこれなら、安いくらい。
お酒も5種類くらい飲んだし・・・
めちゃくちゃ満足して、ふわふわになりながら、あんこちゃんと2軒目バーへ行き、リンクウッドを1杯だけ飲んで帰った。
あー、いいお店だった。楽しかった。
ちなみに、自他共に認める「凝り性」の私は、またすぐにこの店に来たい!と思い、その場で翌週の予約をして帰った。
来週もまた行けるのかと思うと、楽しみで仕方がない。
間違いなく、今年のベストワン!
日本酒と同じくらいかそれ以上に、ワインにもこだわりがあるお店なので、次はワインと天ぷらのマリアージュでもいいな。
こんなに気合入れて書いたら、人気店になってしまうかもしれないけど・・・
でも、書かずにはおれないほど、魅力的な店なのでした。
「御幸町つばき」の二号店、「二条椿」へ。
http://www.kyoto-tsubaki.jp/
御幸町は3回行ったことがあり、気に入っていたので、今回もとても楽しみだった。
前情報によると、割烹というよりバーで、お酒と天ぷらを楽しめるという。
営業時間がなんと14時~夜中2時まで!!
酒飲みなら誰でも憧れる、素敵な営業時間!!
昼飲みもできるやん
期待を高めて出かけて行った。(とりあえず、今回は普通に夕方~)
先に結論から言うが・・・
すごいっ!!
素晴らしい!!
いやー、ほんま、今年の新規開拓したお店では、文句なしのナンバーワン!!
こんなに自分の感性と好みにドンピシャのお店があるなんて・・・
あのねぇ、なんというのかなぁ・・・
「割烹」という気持ちでお料理中心に楽しみたい人でももちろん満足はいくだろうけど、
やっぱり酒飲みの気持ちをくすぐるという点で大きく評価したい。
まず、お店のしつらえがいい。
二条通の河原町と寺町の間の路地奥。
京都っぽいいわゆる「うなぎのねどこ」的に、奥まった場所。
玄関からもう「ここはおいしいものある!」という匂いがする(ほんまの料理の匂いちゃうで)
入った瞬間、「うわー・・・」と声が出てしまうくらい、素敵!
単なる「和」じゃないのだ。
いわば「お茶室」!
だからかなぁ、なんだか馴染みがあって。懐かしさすら感じられて。(私は10歳から茶道をやっていた)
店内はいい感じの灯りの落とし方。
奥にカウンターが続いていて、後ろの壁には墨絵が大きく描かれている。
カウンターの中はまさにお茶室の設え。
(もちろん、お茶室そのものではなく、そこからイメージして創ったという空間)
驚いたのが、カウンターの上が、なんと畳!!
タタミですよ・・・たたみ。
畳カウンターの上には、漆塗りの盆を置いてくれる。
ちょっと暗くて写真が微妙やけど、イメージだけ。
椅子も北欧のって言ってたかな?
とてもすわり心地が良い椅子で、また店員さんがちゃんと椅子を引いてくれるのがいい。
(トイレから帰ってきてもまた引いてくれる)
もう店に入っただけで、気持ちがふわ~っとなっているところに、料理がまた・・・
コースでもアラカルトでも、お任せでもいけるので、
私たちは、お造りと焼き物と天ぷらを適当におまかせで出してもらうことにした。
かなり照明が暗く(特に私の席)、写真がボケて微妙やけど、そこはご想像で。
聖護院大根ととろろ昆布の含め煮。
柔らかすぎない歯ごたえと、あっさりと炊いた味がいい。
お造りは、奥から丸穴子、ひらめ、ぶりのはらみ、トロ。
添えてあるのはわさびと「しめり昆布」。
普段、マグロがあまり好きでなく、トロも全く興味がないのだが、これはすごい。うまい。ヤバイ。
口の中で一瞬で溶ける~
丸穴子は香ばしく、ブリは旨味があってたまらんかった。
ここは速攻で日本酒です!!
またこのお店は、日本酒のラインナップがいい。
有名銘柄ということでも、割烹にありがちな「すっきり辛口」メインでもなく、
華やか系からスッキリ系、醇酒から熟酒まで、幅広く置いている。
温度も冷・常温・燗まで要望にこたえてくれる。
さらにだよ!
ぐいのみを、いちいち選ばせてくれるのである!!
これは結構ポイント高いよなぁ。
まあ、正直なところ、あんまり好みの器はなかったけど・・・
青磁っぽいのはきれいだったかな。
あとは、唐津っぽいのと、織部っぽいのを選んだ。(暗くて色などがあまりわからない)
日本酒も、豊盃や凱陣など、私のツボをついてくるようなものがあり、とにかくテンション高まりすぎ!
焼き物は、イベリコ豚、もろこ、くわいチップス。
イベリコ豚は味噌漬けにしてある。
いい!!
口直しにさっぱりとジュレ仕立ての酢の物。
千枚漬けにカニの身をほぐしたものが和えてある。
酸味が絶妙で、めちゃくちゃおいしかった。(普段、あまり漬物や酢の物系は食べないのだが)
そして、いよいよこちらのお店の目玉である天ぷらへ。
車えび。
この軽さは何?!と衝撃を受けて「油は何を使ってるんですか?」と聞いてみたら、やはりオリーブ油だという。
素材もいいのがわかる。
あー、もう、海老は本体よりも頭が好き!!
頭だけ5個ください!って感じだ。
ごぼうとゆりね。
雲子(たらの白子)
牡蠣
ぐじ
ぐじ~~~!!
私がおまえを好きだとわかっていて食べられに来たのかい?と聞きたいほどにうれしい
っていうか、ゆりねも雲子も牡蠣も・・・私の大好物ばっかりやんか。
なんかもう途中で幸せ度が上がりすぎて、おかしくなりそうだった。
私がずっと合わせたかった「天ぷら」×「凱陣 ぬる燗」のマリアージュも堪能できたし・・・
久々や、こんなこと・・・
途中で、「なんでこの店はこんなに居心地いいのか?」と考えていて、ふと気づいた。
なんと、流れている音楽がずーっとブルースなのだ!!
そんな店って・・・
和食割烹バーみたいなお店で、ブルースしか流れないって・・・(笑)
ああ、それでどんどん幸せになっていくのか、と思った。
ブルースの流れる素敵な和の空間で、おいしい酒と料理があって、最高のサービスを受けながら、親しい友達と語り合う。
これ以上のことがあっていいのか?(いや、ない!)
こちらの料理人さんも素晴らしく、まだ24歳という若さなのに、たぶんセンスがいいんだろうな。
最初に御幸町のお店に行ったときはまだそちらにいて、そのときからとても印象的だった。
本当に良いものを提供しようという姿勢って、こういうところからわかるのだが、
彼が天ぷらを揚げるのを見ていたら、衣の入ったボウルが、なんと信楽焼きの陶器だった!
普通はステンレスのボウルでしょう・・・
そんなところまで気遣うのか・・・と感心して聞くと、「ここでステンレスはイヤだったんで」と言う。
やはり自分の意志でこの信楽焼きを選んでいた。
お客様に出すものだけでなく、自分が使うものまでにこだわる。
だから、このレベルのものが出せるんだなぁと思った。
最後にもう少しアテをつつきながら飲みたいといったら、こんな盛り合わせを出してくれた。
貝柱や鯖、魚卵などを使った「酒飲みセット」!
うわ~、もうたまらんね。
なんでここまで酒飲みのツボをついてくるか・・・
というわけで、あんこちゃんと二人、いちいち感動しながら食べまくり飲みまくり、しゃべりまくりで楽しい時間を過ごした。
「コスパが悪い」というクチコミをみていたので、多少の出費は覚悟していたが、1人1万円でおつりがきた!
どこが悪いねん、めっちゃいいやん!!
サービスや空間代も入ってこれなら、安いくらい。
お酒も5種類くらい飲んだし・・・
めちゃくちゃ満足して、ふわふわになりながら、あんこちゃんと2軒目バーへ行き、リンクウッドを1杯だけ飲んで帰った。
あー、いいお店だった。楽しかった。
ちなみに、自他共に認める「凝り性」の私は、またすぐにこの店に来たい!と思い、その場で翌週の予約をして帰った。
来週もまた行けるのかと思うと、楽しみで仕方がない。
間違いなく、今年のベストワン!
日本酒と同じくらいかそれ以上に、ワインにもこだわりがあるお店なので、次はワインと天ぷらのマリアージュでもいいな。
こんなに気合入れて書いたら、人気店になってしまうかもしれないけど・・・
でも、書かずにはおれないほど、魅力的な店なのでした。
特にそういう店があるわけじゃないねん…
期待させてごめん!!
あったら連れて行きたいなっていうことやってん。
どこかいいとこあったら行こう。
もちろん二条椿でもいいんやけど、私の好みやから…
これまでの経験上、たぶんかどやにはドンピシャの料理じゃないので・・・
それやったら、かどやが好きそうなお店に連れて行きたいね^^