明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

また酒を恋しと想ふ。夏。

2010-08-15 23:35:12 | 
私と夫は酒飲みである
だから、何もすることがないと、どちらかがこう言う。

「サントリー行かへん?」

私は2歳からこの町に住んでいる。
サントリーのある町だ。
まさにサントリーのお膝元で、小学校の社会見学もウイスキー蒸留所だった。
(もらったのはジュースとボールペン)

ビール、日本酒、ウイスキー、芋焼酎、ワインと、何でも飲む私たちだが、
ビールなら、一番搾りも、エビスも飲むし、
ウイスキーはむしろスコッチを好む。
別にサントリーにこだわっているわけではない。

ただ、近くにあるので、サントリーは親しみがある。

山崎蒸留所までは家から歩いて5分。
ヒマだったので、また行って来た。

見学を終えて、テイスティング。



この日は、ジャック・ダニエルのシングルバレルと、山崎の構成酒の1つシェリー樽のものと、バランタイン21年。

それから、サントリーウイスキーの歴代広告コピーをいろいろと見た。



好みはあると思うが、私はやっぱりこのコピーが好きだ。

「何も足さない。
 何も引かない。」

これは有名だけど、このポスターのボディコピーがとてもよかった。



最後の「ブレンダーは沈黙した。沈黙したが、幸せだった。」という二文に心震えた。
いいなぁ、こういうストーリーや映像が浮かぶコピーは。

そういう意味では、これ↓も好きだった。



「白地着たひとが石段を急ぐ。
 風が足りない。
 水割りを恋しと想ふ。夏。」

この3行で、絵が浮かぶ。ストーリーが流れる。
そのうえで、ちゃんと広告としての役割も果たしているのだ。

コピーライターの夫と、そんな感想もあれこれ言いながら、
ほろ酔いでまた家まで帰る。

ああ、幸せ。


淡路島へお寿司を食べに

2010-08-15 11:22:23 | 美味しいもの
この間、淡路島にお寿司を食べに行った。
2年前に淡路島旅行をしたときに立ち寄った洲本にある「新月」というお寿司屋さん。
ネタが新鮮で美味しくて、その割りに安い。
とても気に入ったのでいつかもう一度行きたいと思っていた。

としくんとあやと話していた時に、
「淡路島にお寿司を食べに行こう!」という話になり、8月7日ついに決行。
お酒を飲むことを譲れない私たちは、車ではなく、バスで行くことにした。

三宮から1時間半の小旅行。
バスの中でお腹がすいて気分が悪くなったが、それ以外は楽しい旅だった。

洲本に着いて、淡路島の物産館みたいなところでお買い物。
鳴門ワカメやいちじくジャムなど・・・
足湯に入って、まだ少し予約までに時間があったので・・・



あわぢびーる!!

ビヤガーデン(本当にガーデン)が開いていたので、そこで1杯だけ。
イケメンのウェイターばかりだったのでもう少し長居したかったが、
お寿司の魅力には勝てない。

6時にいざ、新月へ。

オープンからそんなに経っていない時間なのに、お店は既に忙しそう・・・
カウンターに座ってからもずっと大将は他の人の寿司を握るのに必死で、
ほとんどかまってくれない・・・

もうお腹がへって気が遠くなりそうだったのに、おあずけをくらって、
「ほんまに食べられるのか?」と不安でたまらなかった。

でも、寿司を握りながらも話しかけてくれ、
「とりあえず、一品物やったらできるけど、どうや?」と言ってくれたので、ようやく注文開始。
私たちも最初は一品物からと思っていたので、とにかく食べれるならいいのだ。

まずは、もずく。
ここのもずくは、2年前食べた時も衝撃だったけど、太くて食べ応えがあって、すごくおいしい。
夫と取り合うように食べたので、写真なし。

その後は・・・



鱧の湯引き~
この間の「いふき」で食べたのも美味しかったけど、また違う旨さ。
身もしっかりしていて、甘い。



太刀魚の南蛮漬け~
やさしいお酢の味で、さすがに淡路島!玉ねぎまで旨い。
こういうの、なんぼでも食べられるねん。



活サバのお造り~
これはほんまにヤバい旨さ。
きずしを頼もうとしたら、「活さばにしとき!きずしなんていつでも食べられるやろ!」
と大将に言われて頼んだ1品。
「うちは、ネタだけはほんまにいいから」と自信たっぷりに言うだけある。
ちょっとこんなサバは食べたことがなかった。



イカのバター焼き~
これがまた……!!驚きの旨さ。
柔らかくて、甘くて。



ベラのお造り~
これは、としくんが希望したのだけど、ベラのお造りなんて初めて!
真っ白なきれいな身だけど、味はしっかりしていて、美味しかった。

さあ、ここからいよいよお寿司!

















アジ、とり貝、ウニ、さわら、かんぱち、かつお、いわし、蒸し穴子・・・

ま~、どれも絶品!!

ウニも大好きだけど、大好きだからこそ、大阪では滅多に食べない。
ミョウバン臭くない、ちゃんとしたウニを出してくれるところでしか注文しない。
さすが、淡路島や!
また、この大将の目利きには間違いがない。(自分で言うだけのことはある)
ここまで来た甲斐があったなぁと思った。

お寿司の間にシラサエビも食べて


お酒はこちらのオリジナルラベルの日本酒(淡路島にある酒造のもの)を
4人でちょうど1升と、ビールを1杯ずつ。

お酒もかなり飲んでいるので、一人1万円は覚悟していたのだが、
これだけ飲んで食べて、一人8000円いかなかった!

めっちゃ安い~
オトク~!!

もう大満足で店を出て、最終のバスに乗り込んだ。
これは毎年の行事にしよう、また来ようと盛り上がり、
帰りのバスはお腹いっぱいに満たされていて、あっと言う間に三宮へ着いた。

なんだか勢いで、そのまま2軒ハシゴ・・・
ワインを飲んで、餃子と焼酎で締めた。

締めに餃子って、夫みたいだな
自分では絶対にやらない選択肢だけど、4人もいて盛り上がってると、
なんとなくこういうのもいいなと思った。
楽しかった

終電に乗り込んで、帰宅。
あれから1週間経つけど、まだお寿司の味が忘れられない・・・
時折思い出しては、空想で味の余韻を楽しんでいる