『感性創房』kansei-souboh

《修活》は脱TVによる読書を中心に、音楽・映画・SPEECH等動画、ラジオ、囲碁を少々:花雅美秀理 2020.4.7

・今夜、漱石の『こころ』(「100分de名著)始まる!

2013年04月03日 21時49分57秒 | □愛読書及び文学談義

  今夜11時より漱石の『こころ』スタート

 今朝、5時30分からの『夜と霧』の最終回(再放送)を見ました。生前のヴィクトール・エミール・フランクル(V.E.F)を映像で見ることができたことは望外の歓びです。それにしても、この「番組」は素晴らしいと思います。やはりNHKの良識ある番組作りに拍手を送らざるを得ません。

  そこで、忘れないうちに先に申し上げましょう。実は今夜11時~11時25分まで、夏目漱石の『こころ』についての「100分 de 名著」が始まります。語り手は、元・東大大学院教授の姜尚中(Kang Sang Jung・カンサンジュン)氏。

      ☆

 筆者が一番好きな日本の作家は、学生時代から現在も夏目漱石です。評論や日記の類は別にして、「小説作品」は長中短編の総てを読了しています。中学1年から読み始めて、高校、大学と続けましたが、一番読んだ時期は大学卒業後の2、3年間だったと思います。

  好きな作品は、『それから』『』『行人』そして『こころ』でしょうか。「一番」好きな作品となれば、『こころ』です。3回は読んでいるので、それだけ愛着があるからだと思います。

  のみならず、この作品には、「漱石文学」というよりも「人間漱石」の特徴がもっともよく出ているような気がします。漱石研究者の方から異論が出るかもしれませんが、漱石的な“ガチで真剣”な、それでいて“煮え切れない宙ぶらりん”の感覚がよく表現されているような気がします。

 よく言われることですが、漱石の前期三部作として『三四郎』『それから』『』、そして後期三部作は『彼岸過迄』『行人』『こころ』となっていますが、無難な分類だと思います。この前期と後期の各一冊を選ぶとなれば、前期では『』、後期では『こころ』でしょう。

      ☆   ☆   ☆ 

  ★「100分 de 名著」『こころ』 ★1回目の中に「動画」があります。是非ご覧ください。

 

 


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