『感性創房』kansei-souboh

《修活》は脱TVによる読書を中心に、音楽・映画・SPEECH等動画、ラジオ、囲碁を少々:花雅美秀理 2020.4.7

・学生演劇の公演案内―2013年9月分(2本)

2013年08月24日 05時43分11秒 | ○福岡の演劇案内

 

  2013年9月の「学生演劇の公演案内」です。「学生演劇」は“身近な芸術”であり、優れた“地域の文化”と思います。

   テレビはテレビなりの特質と価値を持っているのは確かですが、正直言って昨今の「バラエティー」を中心とする番組の傾向を憂慮する一人です。制作の意図や手法を云々する以前の問題であり、その精神性の安易さを残念に思います。

  本欄はあくまでも筆者の個人的な紹介であり、多くの人々に「舞台演劇」ことに「学生演劇」に触れていただければ……。

  「公演」の詳細情報や「予約」につきましては、当該校および主催者の「公式ホームページ」をご確認ください。内容の「変更」があるかもしれません。なお「公演日時」の記載時間は、いずれも「開演時間」であり、通常、「開場」(入室)は30分前からとなっております。

      ★    ★   ★

 

    ◆九州大学秋期特別公演◆

  『おとぎ創し』

   …短編2本のオムニバス+ショートストーリー公演
 

   ①「ツクリモノ」  ・作・演出:山下敬洋

   ②「Apple アンドロイド  ・作・演出:竹田津敏史

 ・日時:923日(月) 13時~/18時~
           24日(火) 13時~ ※開場は開演の30分前です

 ・料金:無料

 ・場所:さいとぴあ 多目的ホール(福岡市西区)
  アクセス:JR九大学研都市駅から徒歩1分

 ★特別企画★ 主催者からのメッセージ

  あなたのセリフで劇、創りませんか?
 メールで送って頂いた「ワンフレーズ」が、劇と劇の間に挟まれる「ショートストーリー」に「セリフ」として登場します。皆様の大事にしている言葉、言いたい言葉、思いついた言葉等々セリフで一緒に劇、創りませんか?
 ※送っていただいたセリフはこちらで審査し使用するセリフは数個に絞らせていただきます。また、劇への採用の結果は事前にこちらからはお教えできません。ご了承下さい。

  ◆九州大学演劇部公式ホームページ(公演情報)

     ★      ★

 

   ◆福岡県大学合同公演2013◆

  キ レ イ 』  神様と待ち合わせした女…

  ……日本であって日本ではない、3つの民族が長きにわたって抗争を続けているもう一つの日本。 戦場で死体を回収することを生業とする人々の元にある日、一人の風変わりな少女が現れる。 ケガレと名乗る彼女は、キレイなお金に魅せられて、彼らと共に暮らし成長していく。 その中で、彼女はやがて、自分が幼い時に誘拐され人質にされていたという、忌まわしい過去を思い出していく……。

 ・日時:913日(金) 18時~  

         14日(土) 13時~/18時~

        15(日)  13時~

 ・チケット:前売り 800円/当日 1,000円

  ※チケットのご予約は  fukuokagodo_2013@yahoo.co.jp

 ・会場:ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園8-3)
  

  ◆CoRich舞台芸術 「福岡県大学合同公演2013」

 


・“大投手”への“序章”――楽天イーグルス・田中将大投手

2013年08月10日 18時34分12秒 | ■人物小論

                                        

  今年も「夏の甲子園」の季節。一球に賭け、一球に歓喜と悲哀を味わう球児たち。その筋書きのない熱い青春のドラマ。……7年前の2006年8月21日もそうだった。「決勝戦」において、駒大苫小牧の田中将大(まさひろ)君は、「ハンカチ王子」として人気を集めた早稲田実業の斎藤佑樹君と投げ合い、1対0で敗者となった。

  この試合は「決勝再試合」であり、前日20日に15回もの延長戦(0対0)を戦っていた。しかも「駒大苫小牧」には、“夏の甲子園三連覇”がかかっていたとのこと。それだけに、ひときわ印象に残った試合となり、また選手となったのだろう。

      ☆

  「野球(8・9)の日」ともなった8月9の楽天―ソフトバンク戦。7回4安打無失点の田中投手の好投により、5対0で楽天が完封勝ちをおさめた。それは、同投手の4月開幕以来の16連勝という日本新記録を意味する。筆者は特定チームのファンでもなければ、特に好きな選手がいるわけでもない。それでも「マー君」は大好きだ。彼がプロになる前からずっと応援して来ただけに、今回の新記録達成は本当に嬉しい。

  記録達成のこの日、試合前の練習を終えた田中選手の後ろ姿に、星野監督は二拍手して祈ったそうだ。「神様、仏様、田中様」の気持ちだったのかもしれない。『本当に偉大な投手と巡り合えて幸せ』とは同監督の弁。

      ☆

  1988年11月1日生まれの24歳。2007年から昨年2012年までの6年間の成績は、75勝35敗、2セーブ、防御率:2.50WHIP1.14

  WHIPは「Walks plus Hits per Inning Pitched」。「被安打数と与四球数を足した数値を投球回数で割った」もの。『1イニングあたり何人の走者を出したか』を表す数値であり、走者が少なければ、それだけ失点の可能性が低い。この数値が低ければ低いほど高評価できる投手となる。先発投手の場合、1.00は球界を代表する投手、1.20未満ならエース級といわれ、1.40以上は問題のある投手と見るようだ。

  星野監督評。『(田中は)配給とリズムを考えて投げるようになった。でもまだまだよくなる。それに彼は性格がよく、みんなに好かれる。彼が投げると打線が打つ。逆転劇や連勝が打線に救われた場面も何度かあった。不敗神話とか言われるが、そういう信頼感も無関係ではない』

  以上のような意味を含めての「好投手」であり、いつの日か「大投手」と呼ばれるための“ほんの序章”にすぎないのかもしれない。20連勝の記録を持つ“鉄腕稲尾和久に並んだ「マー君」。次の登板によって、ぜひこの偉大な大投手を超えて欲しい。そしてさらに、“鉄腕”というこの輝かしい形容を遥かに凌ぐための“伝説”を歩みはじめて欲しい。