『感性創房』kansei-souboh

《修活》は脱TVによる読書を中心に、音楽・映画・SPEECH等動画、ラジオ、囲碁を少々:花雅美秀理 2020.4.7

・「ラ行」/「ル音」のこだわり?:(下)

2013年05月08日 20時13分41秒 | ■文化小論

  複数の「ラ行音」がはいった名称の多さ

  以下は、前回採り上げた「ラ行音」で始まる名称です。「ゴシック部分」にご注ください。「ラ行音」が「2つ以上」というのが大半(下線付き)ですが、今回筆者自身もあらためて気づきました。

  「ラ・ロシュフコー」「ファエ」「ラートブ」「スコーニコフ」「」「フマニノフ」。「ッド・アンド・ブルー」「リートフェ」「ン・ホー」。「ネサンス」「山田イ53世」「ソー(ジャン・ジャック・ソー)「ノアー」。「イス・カーン」「・コビジェ」。「オナド・ダ・ヴィンチ」。「オナルド・デカプ」「ンブント」。「ローマ」「マネスク」「ココ」。・アシュイ」

       ☆

   では筆者は、なぜ「ラ行音」が好きなのでしょうか。それは、「ラ・リ・ル・レ・ロ」各音の響きが“リズミカル”であり、心地よく伝わるからでしょう。「ズミカ」という言葉自体にも「ラ行音」が2つあります。

  「ン」に「ン」、そして「ン」。「ラ行音」は明るく弾む感じを与え、躍動的な生命の息吹を連想させるようです。「♪ラ~ララララ~、ラ~ララララ~♪」の『夜明けのスキャット』も、夜明けから朝すなわち“静から動へ”の生命の流れを暗示しているのかもしれません。

  映画のタイトルや映画監督、俳優、それに歌手の名前を思い浮かべようとしたとき、やはり無意識的に「ラ行音」から始まるものや、一つの名称に複数の「ラ行音」を含んでいるものがよく出て来るような気がしてなりません。

       ☆

   『ーマの休日』『アビヤのロレンス』は、筆者が選ぶ「洋画ベスト5」の2位と4位です。因みに1位は『第三の男』、3位は『カサブンカ』、5位は『道』です。

  好きな男優は、「アン・ッド」「アン・ドン」「バート・ッドフォード」「バート・デ・ニー」「マイケ・ダグス」「ッセル・クウ」。特に好きではありませんが、ハーポッター役の「ダニエドクフ」君。

   女優は、「ソフィア・ン」「マリリン・モンロー」「グース・ケリ―」「ジュリー・アンドュース」、「シャーー・マクーン」「メリル・ストーブ」「アンジェーナ・ジョー」「ジュア・バーツ」「ニー・ゼウィンガー」。もちろん、大好きな女優さんです。

   監督は、「フンシス・コッポ」「マン・ポンスキー」「スタンリー・キューブック」。歌手は、「エビス・プー」「フンク・シナト」。女性歌手は、「ジュー・ンドン」「マア・カス」。

  今回あらためて、自分の傾向を思い知ることとなりました。長女に「り音」の名前を付けたのも、「ラ行音」への“こだわり”だったのでしょうか。

 

             ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

   ――「ラ音」でしょ? ……「ンバン」に「コステ」、「音」は「ーバイス」に「ーボック」。「ル音」は、信じられないほどたくさんあるの。あとでまとめましょうね。……「」と「」は少ないのね。「ノマ」に「ンシャン」。……そう言えば『・ミゼ』、観に行かなかったわ。もしかして、“レ・ミゼラブル”って、あたくしのこと……?……!

  「ラ行音」って、文字の途中にあってもすてきね。……「フェガモ」「プダ」に「セーヌ」「ブ」、「ニナッチ」それに「バンチノ」「イヴ・サンローラン」。結構あるわ。……あら? やだ! やだ! 眠ちゃいやよ。これからなの。眼をつぶらないで……。

  「音」が入ったものって、ほんとにたくさん! 何たって、まずは「シャネ」に「エメス」「ヴェサーチ」、次に「カティエ」「ダンヒ」「アマーニ」ってところ。……続いて、「バマン」「カヴァン・クライン」「ミシェ・クラン」。そして、「クリスチャン・ディオー」に「ピエー・カダン」。

  ……すごいでしょ? さあ、いよいよ“Queen of RU・on”の登場よ。「ル音の女王」というより「ラグジャリー・ブランド」すべての「女王」かしら。 すご~い! ねえねえ。「グジャリー・ブンド」の中にも、「ラ行音」が「3つ」も入ってるわ 

 ほら……「」ってくれば、もう“あれ”! ね~え? ほら…ルイ……何とかってのがあるでしょ? あたくしとあなたの “ル音の感性” ってピッタリなの。……やだあ! 「ピッタ」も「」音で締めくくってるだなんて。だから判るでしょ? 

 えっ? 思い浮かばないですって? ほら! ヴィ……ねえ? 聞いてる? ほら、ヴィ……のあとはもう、あれあれ! あれしかないでしょ? ね~え! あれっ? ……やだあ! 眠ちゃったの? (

   ※・「サラダ記念日」と「セリーヌ記念日」―恋歌異論余滴

 

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・憲法に親しむ/憲法談義:1

2013年05月04日 16時45分14秒 | ●憲法談義

  憲法改正”に大いなる関心を……

  昨日は「憲法記念日」――。NHKテレビの《憲法記念日特集“憲法改正を問う》を視聴しました。「パネルディスカッション」形式の番組は、9時20分から11時35分までの2時間余(途中、10時から5分間のニュースを挟んで)もの長時間でしたが、またたく間に終了した気がします。

   「パネラー」は政党関係者10人、専門家2人という構成でした。本格的な議論が出るほどの時間はなかったのですが、“基本的な問題点や対立点”を一般の方々にも判り易く提起したのではないでしょうか。

   筆者も憲法、法制史及び政治学を学んだ一人として、最初から最後まで真剣に画面を見つめ、また耳を傾けました。宅建関係の講師として、“憲法の理念”や法令の基本である「民法」等を教えているからでしょう。各党及び政治家個々の論点をひととおり整理でき、久しぶりに“真面目”に討論番組を観ることとなりました。

      ☆

   以下は今回の12名の「パネラー」の方々。今後、いろいろな形で登場されると思います。なお名前列記の順序はNHKのサイトに従ったものですが、各位に関する記述は筆者の責任編集です(敬称略)。

   ・中谷元(なかたにげん:自民党・衆院・高知2区) ※小泉内閣時代の防衛庁長官。4年の陸上自衛官経歴(退官時、二等陸尉)。

   ・前川清成(まえかわきよしげ:民主党・参院・奈良県)  ※弁護士。憲法調査会事務局長。昨年末の党の下野後は「ネクスト法務大臣」。

   ・浅田均(あさだひとし:日本維新の会・大阪府議員・大阪市城東区) ※同党の“知恵袋”的存在。橋下代表の信任も厚い。                                                                          

  ・北側一雄(きたがわかずお:公明党・衆院・大阪16区) ※元・国土交通大臣、元・党幹事長、弁護士、税理士。

   ・江口克彦(えぐちかつひこ:みんなの党・参院・全国ブロック) ※元・PHP研究所社長。「地域主権型道州制」論者。

   ・畑浩治(はたこうじ:生活の党・衆院・岩手2区) ※党代表・小沢一郎と同じ岩手出身。「小沢王国」のキーパーソン。

   ・笠井亮(かさいあきら:共産党・東京ブロック) ※「日中国交正常化推進議員連盟」副会長、党代表としてのテレビ出演多数。

   ・照屋寛徳(てるやかんとく:社民党・衆院・沖縄2区) ※弁護士、党国対委員長を「経て、党副党首。

   ・亀井亜紀子(かめいあきこ:みどりの党・参院・島根) ※島根県選出の議員だけあって「竹島問題」の論客。党幹事長。

   ・舛添要一(ますぞえよういち:新党改革・参院・全国ブロック) ※政治学者、自民党結党50周年の「憲法起草委員会」事務局次長。同党時代の元・厚生労働大臣。

   ・北岡伸一(きたおかしんいち:国際大学長・日本外交史/元・東大教授)

   ・伊藤真(いとうまこと:弁護士

   【司会】  神志名泰裕(かしなやすひろ:NHK解説委員)、小林千恵(こばやしちえ:NHKアナウンサー)

      ☆

   ゴチックの「弁護士」4氏は、いずれも「護憲派」あるいは「改憲慎重派」です。国民を代表する議員として「憲法改正」を語る以上、当然、現「憲法」の“成立過程”や“内容”についての基本的な理解が求められます。しかし、どうもそのあたりが、安部総理をはじめとして“あやふや”に思えてなりません。無論、私たち国民にも同じことが言えると思います。

   そのためにも、国(立法・行政・司法、地域行政)を挙げて“憲法に親しむ”環境作りが不可欠であり、誰もが自分の問題として“憲法を考える”必要があると思います。

   国民レベルの論議を尽すことなく、「改憲論議」を“参議院選挙の争点”とするなら、それこそ“憲法理念”の一つである、“基本的人権の尊重”をないがしろにすることになります。「自民党改憲派」には、まさにその“におい”が漂っているようです。筆者が黙って見過ごすことができないと感じた所以です。(続く)

  ★なおこのシリーズは、その都度不定期に綴って行くつもりです。

 

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・ラ行/ル音のこだわり?:(上)

2013年05月01日 00時40分51秒 | ■文化小論

  「ラ・リ・ル・レ・ロ音」大好き

  特に意識したわけではありませんが、「ラ行」、つまり「ラ・リ・ル・レ・ロ」音から“始まる”「名称(言葉)」が好きなようです。ことに「人名」にその傾向がはっきり出ています。

   まず「ラ音」。本ブログでも採り上げた風刺家の「ラ・ロシュフコー」。イタリア・ルネサンス期の画家「ラファエロ」。それに法学分野で今も唯一「全集」を持っている「ラートブルフ」(ドイツの法哲学・刑法学者)でしょうか。学生時代にもっとも影響を受けた法学者です。

   文学における登場人物の名前として、やはりドストエフスキー『罪と罰』の主人公「ラスコーリニコフ」を外すわけにはいきません。この小説は、筆者にとってもっともインパクトがあった作品です。個人的には、世界文学中、最高の小説ではないかと思います。「聖書」中の復活者「ラザロ」もインパクトがあり、やはり特に大好きなキャラクターです。「ラフマニノフ」の音楽も最近結構好きになりました。

   「リ音」は、筆者が古今東西の「椅子」の中でも最高にお気に入りの「Red and blue」(レッド・アンド・ブルー)……の作者である「リートフェルト」。7、8年前に実寸大のレプリカを眼にしたとき、1時間以上見とれ、許可を得て何枚もの写メを撮ったほどです。その中の一枚を、一時期携帯の待受け画面にしていました。

   建築から家具その他のデザインを手がけた「リン・ホーリン」も大好きな一人です。ブルー系のデザインは独特の品位が感じられます。

 

    ルネッサンス、レンブラントにメロメロ                   

  しかし、ラ行で断トツ好きな「音」は「ル音」です。ことに「ルネサンス」という名称でしょうか。この名称を耳にしたり、文字を見つけたりした場合、脳神経回路が全開となり、無防備状態に陥るようです。書店で「ルネサンス」の「文字」を見つけると、素通りできません。

   ……気が付いたときには、『フランス・ルネサンスの人々』『ルネサンスの歴史』『ルネサンスの書簡集』『路地裏のルネサンス』という名前の文庫本や新書本が、いつの間にか家の中に収まっていました。女性が「特定ブランド」に惹かれるのと共通しているのかもしれません。

  そのため、『ルネッサ~ンス!』の髭男爵「山田ルイ53世」も好きなのでしょう。もっとも、彼と「ひぐち君」の“ほんわか”とした芸風が好きなことも確かです。お笑い芸人の90%が嫌いな筆者にしては、貴重な芸人ということでしょうか、「ひぐち君」が福岡市城南区出身ということも影響しているのかもしれません。

 実は筆者も、発音は「ルネサンス」ではなく、「ルネッサンス」なのです。

      ☆

  筆者が学生時代にもっとも影響を受けた「本」といえば、「ルソー(ジャン・ジャック・ソー)の『社会契約論』です。彼の「社会契約」の考え方は、筆者の価値観、思想、そして法解釈における最大の拠り所であり、いろいろな“問題”を考える際の大きな基準となっています。画家では、何と言っても「ルノアール」。

 建築家としては、「ルイス・カーン」が一番です。次に“世界三大建築家”の一人である「ル・コルビジェ」。他の二人の「フランク・ロイド・ライト」も「ミース・ファン・デル・ローエ」も文句なしに好きです。

  「レ音」……これは本ブログをごらんいただければお判りでしょう。文句なく“万能の天才”と言われる「レオナルド・ダ・ヴィンチ」――。「ルネサンス」同様、「レオナルド」とくればもう駄目です。そのため「レオナルド・デカプリオ」も、名前からファンになりました。次に好きな画家は、同じ「レ音」で始まる「レンブラント」です。

  この「レンブラント」と「レオナルド・ダ・ヴィンチ」、そして建築家の「ルイス・カーン」に共通しているものは「光」。                                                                     

  「ロ音」とくれば、やはり「ローマ」でしょう。これは「ロマネスク」や「ロココ」同様、「建築史の区分」でもあるのです。「ローラアシュレイ」のデザインも大好きです。(続く)

       ★   ★   ★  

 ★ヘリット・トーマス・リートフェルト(Gerrit Thomas Rietveld: 1888.6.24~1964.6.25) オランダ・ユトレヒト生まれの建築家、デザイナー。『シュレーダー邸』は世界遺産となっています。

  

 

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