おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 ② 陰陽應象大論篇 第五 第十一節
中央生濕。生濕土(原文どおり)、土生甘、甘生脾、脾生肉、肉生肺。脾主口。其在天爲濕、在地爲土、在體爲肉、在藏爲脾、在色爲黄、在音爲宮、在聲爲歌、在變動爲噦。在竅爲口、在味爲甘、在志爲思。思傷脾。怒勝思。濕傷肉。風勝濕。甘傷肉。酸勝甘。
中央は湿度の高い季節なので湿を生じます。
土は湿を含むことにより植物が発生し、この植物が実を結ぶとその物は甘く、甘いものは脾を養い、脾が健常であれば身に肉を付け、肉は肺を生むのであります。
脾の機能は口から飲食物が入り消化吸収するところであるため、脾は口を主るといいます。
自然のなかでは五気・風・熱・湿・燥・寒の湿にあたり、地・五行・木火土金水にあっては土となり、体にあっては肉と為り、五臓・肝心脾肺腎にあっては脾となり、五色・青赤黄白黒にあっては黄となり、五音・角徴宮商羽にあっては宮となり、五声・呼言歌哭呻にあっては歌となり、変動・五変・握憂噦欬慄にあっては噦(しゃっくり)となります。
竅・九竅・眼・舌・口・鼻・耳にあっては口となり、味・五味・酸苦甘辛鹹にあっては甘となり、志・五志・怒・喜(笑)・思・悲(憂)・恐にあっては思となります。
思が過ぎると脾を傷つけます。
怒(木)は思(土)に勝ちます。湿が過ぎると肉を傷つけます。
風(木)は湿(土)に勝ちます。
甘い味が過ぎると肌肉を傷つけます。
酸味(木)は甘味(土)に勝ちます。
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