今日は整形で3週間振りの骨折のレントゲン撮影。この3週間は真面目に骨折の電気治療に通ったので、その成果が出ていますように…と祈りながらの診察へ。写真を見るとまだ骨折箇所の3分の1が割れたままです。先生が〝歩くのに痛みがあるかね?〟と。〝いいえ。歩くときではないのですが時々ズキズキッと痛むことはあります〟〝まあ、それぐらいなら後はもう時間の問題だから、電気治療は今日で終りにしよう。3週間後にまたレントゲンを…〟ということになり、明日から2階での膝の運動リハビリの許可をいただきました。
このところ病院のはしごばかりです。昨日は義母と定期通院の内科へ。その後私はすぐに整形へ行く予定にしていたのですが、…
昨日の内科では、いつもと違って骨塩定量検査や血圧脈波検査、心電図を、おまけに今までしたことのない心臓エコーまでするなんて…とんだ誤算でした。あっちでもこっちでも検査ばっかりで、これはコロナのために減った収入を補うためなのかしら?まあ、それも仕方のないことだわと、寄付のつもりで受けましたけど。もちろん結果は異常なし!でも、骨量や血管年齢など、確実に低下していて…要するに老化が進んでいるということ。イヤですね~。
もうこの年になって褒められることって何もないですからね。義母も異常なしでしたが、先生曰く〝おばあちゃん、あの歳であの元気はビックリだよね。そのDNAもらってるんだからあなたも大丈夫…〟〝エエッ、先生、DNAは主人で、私は違いますよ〟と。とにかく、おばあちゃんにはもう比べる人いないんじゃないかしら?この元気記録もっと伸ばして…来年は正真正銘の100歳ですものね。
実は、手編みのベストが出来たからといってまた貰ったんですよ。これ、本当は自分で着ようと思って編んだんですって。ちょっと派手だったからあなたにあげるわと。スゴいでしょ!私にはとってもアリガタイこと、早速昨日着ていっておばあちゃんに見せました。
ところで、先日の「きらら俳句教室」でのこと、それを少し書きましょうか。
殆ど俳句を作ったことがない人ばかりというので、吟行に行く前、二つのことを考えて詠んで下さいとお願いしました。一つは定型(五七五)を守ること。もう一つは季語を必ず入れること。ただし、一つだけでという指示を与えて作ってもらいましたが、……
やっぱり初心者。定型の方は殆どクリアーできていましたが、季重ねは半分以上も。また、無季の句もありました。
俳句をしていないと、日頃私たちが使っている言葉や見ているものが季語だということに殆ど気付かないのです。だから、吟行しているとき私が、〝この葦もそのままでは季語にならないけど、青葦というと夏の季語になりますよ〟と説明しますと、かなりの方がそれを使われていました。ところが、その青葦に水鳥、行々子(ぎょうぎょうし)、鳥渡る、さえずりなどを付けておられます。また、夏近しと月見草、梅雨とがまの花、イトトンボと木の葉など、これも全て季語なんです。ということで手を加えなくてもいいような句は3句ほどしかありませんでした。これが初心者の常なんですよ。
だから、私は最初の教室ではいつも言っています。〝みなさんは、俳句教室では一年生なんですよ。できる方がおかしいのですから、何も気にせずに頑張りましょう〟と。それから、先ず表記の問題や音数の数え方などから教えます。また、俳句では促音や拗音は大きく書き、五七五は間を空けずに1行で書くとか…、ああ、片仮名は外来語を用いるときだけとかも。要するに俳句の基礎的なことなのですが、これだけでもしっかり身に付くにはしばらくかかります。ということで、まあボチボチと…というわけなんです。
教室で教えるのは、きららの場合は正味1時間しかありませんし、それも月に1度しかないのです。後は自宅学習。それによって進歩の違いが出てきます。もう何年目かになっている方は、ほら初心の頃を思い出してみて。懐かしいでしょう。
そう、〝年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず〟ですよ!それではまたガンバリマっしょ!
写真の花は、〝石榴(ざくろ)〟で、夏の季語。今年も花をたくさんつけていますが、果たして実は?