ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

柿花火

2017年11月23日 | 俳句

 今日もまた吟行の続きで~す。

 船木鉄道跡を通って行く途中なんですが、畑の中に柿の実がたわわに…「あのようなのを柿花火というのよ。始めて使ってる句をみたとき、エエッと思ったけど、あれを見ると確かに花火のようよねぇ~」と説明すると、みんなホントにと頷いていました。さらに今度は手の届くところに柿の木が…これ甘柿? と言うと一人が捥ごうとして手を伸ばした途端、はるか向こうからお爺さんが何か叫んでいます。てっきり叱られたものと思いきや、「捥いで帰ってもいいよぉ~」と。おまけに捥ぐ道具も持って来てあげるからね~と…。もう皆ニコニコです!では遠慮なく帰りにもらおうということで、ルンルン気分で戻ってきました。枝伐り鋏まで借りて、まあ捥ぐわ!捥ぐわ!ですよ。でも、取っても取っても減らない…今年はどこも生年だったんですね。中の二人はこれで〝柿ジャム〟に挑戦するとか。私は〝食べる人〟でいいから、楽しみに待ってるわと言うと、「もちろん出来たら先生にもあげますよ」と。アリガタイコト!

 次はお昼ごはんです。この〝まちじゅうアートフェスタ〟の間だけ開店しているという「職員室cafe」で、予約していた〝湯冬御膳〟を頂きました。〝湯冬〟(ゆとう)というのは、炒り米を炊いた粥のようなものでした。始めて食べましたが、美味しかったですよ。おまけにここの名物の〝おはぎ〟も付いて。食べきれなかったので、もう一つ買ってお土産にしました。

 最後は、ふれあいセンターで句会。ここも会場費は無料、きれいで立派なところでした。〝吉部の町〟はみ~んないい人ばかり!市の職員の人が出来た俳句を掲示するから是非見せて下さいというので、高点句を持って行きました。それは次の2句です。

   〈柿捥いでいいよと老爺遠くより  幸江〉と〈枕木の径に靴音冬ぬくし  きみ子〉 

 沈下橋といえば、すぐに高知の四万十川を思うんですが、ここにも沈下橋があるというので、帰りにそこに寄って行きました。立派な沈下橋で、水がとてもきれいでしたよ。

 ああ、一つ書き忘れていたことが…。吟行の時いつも私は運転手なんですが、今回は違いました。今年入会した人がスゴいんですよ。素晴らしい「キャンピングカー」を運転していて、それが8人乗り。今回参加者は8人でしたが、現地集合が1人いたので7人で乗りました。運転席と助手席に男性2人、後は真ん中にテーブルがあって、まるでラウンジです。ここに女性5人が乗っておしゃべりです。楽しそうでしょう。これも初めての体験で、グットでした。これでオシマイ!

コメント (2)
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