ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

磯菊

2017年11月17日 | 俳句

 今日は寒かったですね。Tシャツでは寒すぎ…とうとう毛糸を引っ張り出して、一枚余分に着て出かけました。

 今日の兼題は「時雨」で、初冬の季語。冬の初め、晴れていても急に雨雲が生じて、しばらく雨が降ったかと思うとすぐに止み、また降り出すということがあります。これを時雨といい、本来は京都など、山がちの場所で見られる現象で、「北山時雨」「能登時雨」などとも使われていましたが、しだいに都会でも冬の通り雨を時雨と呼ぶようになりました。〈神無月ふりみふらずみ定めなき時雨ぞ冬のはじめなりける  よみ人知らず〉(『後撰和歌集』)にあるように、時雨はその定めなさ、はかなさが本意とされてきました。

   小夜時雨上野を虚子の来つゝあらん     正岡子規

   天地(あめつち)の間にほろと時雨かな    高浜虚子

 ところで、下の写真見て下さい。これが「磯菊」です。常盤公園の野草園に行ったら書いてありました。前に載せました「足摺野路菊」とは違うでしょう。でも最初に貰って植えたのは高知に住んでいた人からですから、「磯菊」でなく「潮菊」でしょう。磯菊と潮菊はそっくりなんですが、潮菊の方がやや大きいということ。でも、磯菊は千葉県犬吠埼から静岡県の御前崎の海岸に自生し、潮菊は四国の徳島県から高知県の海岸に自生しているんですからね。まあどっちにしても植えて5、6年はこの黄色だけの花が咲いていたのですが、その内ところどころに白い花弁のある花が混じるようになったんです。そして、この2,3年で全部がこのような白い花ばかりになってしまったんですよ。やっぱり不思議でしょう?葉は確かに磯菊の葉のままなんですがねぇ~。

 これが以前ブログに載せた我家の菊、白い花弁がみんな付いているでしょう?磯菊も潮菊も白い花弁はないんですよ。そう言えば葉も昔はもっと白っぽかったですね。  

コメント
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