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ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝草の実飛ぶ〟日和

2017年10月25日 | 俳句

 今日は快晴!久し振りの雲一つない青空です。天気予報では曇ったりもありますが、しばらくは雨マークが出ていません。しかし、日中はそんなことはないのですが、朝夕はとにかく寒いですよ。最低気温9度ですから。

 ところで、「草の実飛ぶ」という秋の季語があるんですが、私はあまり深く考えないで今まで詠んでいました。雑草などが秋になると実をつけ、それが弾けて飛んだりするぐらいにしか。似た季語に「穂絮飛ぶ」というのもあります。芒や蒲、萱などが穂を出して花をつけ実を結ぶ。その穂絮が天気の良い日など風に吹かれてふわふわと飛んでいるのは、実際によく見かけます。しかし、草の実が飛んでいる様子を実際に目撃したことはないんです。

 それが今日初めて見ました。トイレの一輪挿しに活けていた〝ショウジョウソウ〟(以前ブログで紹介しました)の種があちらこちらに弾けて飛ぶんですよ。一番飛んだのは70~80センチほども。ああ~これだから植えもしないのにあちらこちらに芽を出して、どんどん増えていくんだなと思いました。もう一つの花(ハゼラン)…もう実になっていますが、これも勝手に増えていきますので、この丸い種を四方に飛ばしているんですね。

 この花は「ハゼラン」といって、午後の2,3時ごろにしか咲かないので、「三時草」と言ったり、その花や実が線香花火のようなので「花火草」とか言われています。(7月に撮ったもの)

   草の実のとんで晴天極まりぬ     高浜年尾

 まさに〝今日の一句〟のようですね。

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