ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

兼題は〝猪〟

2017年10月23日 | 俳句

 昨日は、雨の中を投票に行きました、「投票しなかったこと、一度もないよね~」と、旦那と話しながら。もちろんこれは国民としての義務ですものね。

 ところで超大型台風はどこへ行ったんでしょう?雨はシトシトと降りますが…まったく風がないんです。この前の台風と同じで、いつ通り過ぎたんだろうと不思議なほど静かでした。まるで、今回の選挙のよう…まったく選挙カーも通らず今回ほど連呼の声を聞かなかったのは初めてですよ。ここ山口県は保守王国で、全くの無風地帯なんです。イヤ、イヤ、私も旦那も山口県出身ではありませんからね、面白くない話です…。

 今日は朝からやっと雨も上がって、時々差してくる太陽の日射しが温かで気持ちよかったです。これで秋霖は終るんでしょうかね。まだまだ雲は多い空でしたが。今日の句会、兼題は「猪」(いのしし・しし)でした。秋の季語です。いろいろと面白い句が出て、話が弾みましたよ。

 〈高笑ひして猟友と猪談義〉〈夜の舗道駆けゆく猪の蹄音〉〈鼻息も荒く猪鍋作る人〉など

 単なる想像ではなかなかこうは詠めません。聞けば、「近所に猟をする人がいて、猪を仕留めたときの話で盛り上がったんです」と。同じ作者で〈竹皮に包み猪肉届けらる〉というのもありました。次の「蹄の音は本当?」と聞くと、「夜中の2時頃、家の前の道路を猪が駆けてゆく蹄の音を本当に聞いたんですよ。それも2度も…」と、「へ~っ!」とみんな。三句目、「いつも秋の収穫祭の時、猪鍋を作って皆で食べるんですが、その時作る人が…」と。そうなんです。この句は実は旦那の句で、去年まで棚田のオーナーをしていたときの〇〇さんのことなんだと、私にはすぐに分りました。しかし、「猪鍋」となるとこれは冬の季語になりますから、注意しましょう。兼題を出すときは、「ええっ!猪?」と、みんな渋っていましたが、ありきたりの季語よりかなんぼもましですよ。意外な季語ほど面白い句が出来ますね。

 この花の名は ? 銀行から旦那の誕生日に送られてきた花ですが、名前忘れました。

 

コメント
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