ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

国宝〝松本城〟

2017年07月07日 | 日記

 上高地を発って、4時過ぎには松本市にある松本城に着きました。ここはまだ太陽が燦々と差していて、ナント暑いこと!30度は超しているよねぇ~といいながら、見学へ。観覧は5時まででしたし、更に天守閣は階段が狭くて急だというので、私たちは入館するのをやめて外側をぐるりと見て回りました。

  この松本城は、現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城です。戦国時代に石川数正・康長父子によって築城され、当時のままに四百余年、松本市民によって大切に保護され、今では市のシンボル的存在となっています。黒と白のコントラストがアルプスの山々に映えて、それはそれは見事な景観を創りだし、別名「烏城」とも呼ばれているんです。でも、この度はアルプスの山々までは望めませんでしたが。堀には1羽の白鳥がのんびりと…。

 本丸に入る重要な入口の一の門は、当時最高の色調であった黒の名を冠して、「黒門」と呼ばれていたと伝えられています。

 「太鼓門」とは枡形の一の門で、かつて門の北側の台上に太鼓楼があり、それで時刻などを家臣に知らせたという重要な役割をしたところ。その門の入口に「玄蕃石」といって、松本城最大の巨石(22.5トン)が据えられています。これは、石川玄蕃守康長の名にちなんでそう呼ばれているそうですが、ガイドの方の話では城主の力を誇示するためだったのでは…と。昔は全て人の力でしょうから、それを考えると大変な作業だったでしょう。それもみな下っ端の町人たちが使われるのですからね。私はいつもこのような歴史的建造物を見ると、そこには虐げられた人々の血と泪が滲んでいるような気がしてしまうのですが。だからただ美しいでは済まないような…。

 

 5時過ぎここを出発、今夜の宿がある「横谷峡温泉」へは、6時過ぎに到着しました。あんなに晴れていたのに途中からまた雨が降り出し、宿に着く頃はもうザアーザアー降りになっていました。では、またね。バ~イ。

 

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