金沢の観光スポット体験レポート その46(No.140)
◇石川県歴史博物館レポート(No.1)
□石川県歴史博物館のあゆみ
石川県立歴史博物館は、かつて旧陸軍兵器庫、戦後は
金沢美術工芸大学に使用されていた本多の森公園の赤
煉瓦棟が、装い新たに生まれ変わったものです。
第1棟は大正3年6月、第2棟は大正2年8月、第3棟は明
治42年8月に竣工した建物です。
いずれも煉瓦造、2階建てで、左右対称を基本とした端
正な意匠になっており、長さは90メートルに及び、こ
の種の建物としてはわが国で数少ない貴重なものとさ
れています。
■写真は玄関
昭和56年8月歴史博物館として利用することに決定後、
赤煉瓦棟の保存調査と並行しながら建設工事が進めら
れてきました。
3棟とも外観は創建時の姿を忠実に復元し、内部はそれ
ぞれ異なった手法で構造補強を加え、そのうえ歴史博
物館として再利用すると共に、活用にあたっては、建
物の文化財としての価値と展示設備との調和をはかる
など、様々な工夫を凝らしました。
■写真は全館見取り図
61年3月末には第1・第2棟が完成、昭和43年に旧第四
高等学校を利用して開設された郷土資料館を昭和61年
4月、新しく石川県立歴史博物館を発足、同年10月25日
に一般公開されました。
その後、平成2年10月に第3棟を開設し、フルオープン
しました。
■写真は第1棟階段
復元再生された建物は平成2年9月11日付けで、重要文
化財に指定されています。
*いしかわ観光特使として許可をいただき内部撮影した。
石川県歴史博物館ホームページ
http://www.pref.ishikawa.jp/muse/rekihaku/