金沢の観光スポットレポート(No.1786)
◇兼六園の桜2020-2 十月桜、冬桜、唐実桜
1)ジュウガツザクラ(十月桜)
桜の園芸品種。エドヒガンの系列でコヒガンの雑種とされている。花が4月上旬頃と10月頃の年2回開花。花は十数枚で、花弁の縁が薄く紅色になる。また萼筒が紅色でつぼ型、春は開花期に新芽も見られる。春のほうが花は大きい。
場所は千歳橋の付近茶店の前にある。先代は枯れて二代目が立派に咲いている。
■写真はジュウガツザクラ(2020.4.1)
■写真はジュウガツザクラ(2020.2.5)
■写真はジュウガツザクラ(2020.3.26)
2)フユザクラ(冬桜)
本来、冬桜というと本種のことを指します。大島桜(オオシマザクラ)と豆桜の交配によって生まれた雑種と考えられていて、10~1月、4月の2回開花期を迎えることから、四季桜と呼ばれることがあります。
■写真はフユザクラ(2020.4.8)
■写真はフユザクラ(2020.3.26)
■写真はフユザクラ(2020.4.1)
3)カラミザクラ(唐実桜)
中国原産で観賞用または果実を食用に植えられる。 幹はよく分枝し、高さ2~4mになる。樹幹から気根を出す。葉は互生し花弁は5~7枚で花柄は毛が密生する。果実は核果で、赤く熟す。兼六園の桜で唯一さくらんぼが実る。
この桜は兼六園では一番早く咲き、園内ではなく、お堀通りに面した石川門の斜め前の塔の近くにある。
■写真はカラミザクラ(2020.3.13)
■写真はカラミザクラ(2020.3.7)
■写真はカラミザクラ(2020.3.13)
(つづく)