植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

富山県南砺市井波「瑞泉寺」①

2014-10-27 04:35:11 | 日記


加賀藩ゆかりの地を訪ねる(No.508)

◇富山県南砺市井波「瑞泉寺」①

今回は金沢ボランティアガイド「まいどさん」の同期生
グループ「よるまっし16会」で加賀藩のゆかりの地南
砺市の井波、五箇山を訪ねた。

◇真宗大谷派井波別院瑞泉寺

井波別院瑞泉寺は、明徳元年(1390)本願寺5代綽如上
人によって開かれました。この寺は、北陸の浄土真宗信
仰の中心として多くの信者を集め、大きな勢力を持って
いましたが、16世紀、佐々成政の軍勢に攻められ、焼
き払われてしまいました。兵火を逃れて城端北野に移っ
た後、再び井波へ戻り、現在の場所に再建されました。

■写真は高岡口の石垣





井波彫刻発祥の地とされ、山門や太子堂などに秀作逸品
が今も残る。

■写真は山門全景



■写真は山門の龍彫刻



山門は、天明5年(1785)、京都の大工によって建て始
められましたが、京都本願寺の再建工事が始まったため、
井波大工がその後を引き継ぎ完成しました。山門正面の
梁の龍は、京都の彫刻師前川三四郎によって彫られたも
ので、明治12年(1879)、瑞泉寺大火のとき、近くの
傘松に登って水を吐いたので山門が焼け残ったという言
い伝えがあります。また、正面中央の精ちな彫刻の多く
が井波大工の力作で、井波彫刻の基となったものです。
この山門は、県重要文化財に指定されています。

■写真は山門正面



■写真は山門本堂側



■写真は山門本堂側の焼け跡

(つづく)