植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

金沢城公園の見どころ その3

2011-01-08 04:50:07 | 日記
◇石垣の宝庫
金沢城ほど多種多様の石垣が存在する城は全国に
例がありません。城の外まわりには野趣に富む高
石垣を配し、藩主の住む御殿や庭園まわりには芸
術的ともいえるデザイン感覚にあふれる石垣群(
「数寄の石垣」)が築かれました。このように場
所により石垣様式を使い分けたことと、江戸時代
を通じて、火災や地震被害に対する修築が繰り返
されたこととがその理由です。

積み方は基本的下記の3種類です。



1、野面(のずら)積み

野面積みは、石切場から採取した自然石のままの
石材を積み上げた、自然石積みです。これは、金
沢城石垣の最初の頃のもので、現存するのは文禄
年間(1592~1596)に建造されたと推定されるの
で、文禄石垣とも呼ばれています。

■写真は
文禄石垣、金沢城の本丸丑寅櫓下、東の丸、北面
石垣、google画像



2、打ち込みハギ積み
打ち込みハギは、割石積み(わりいしづみ)や粗
加工石積み(そかこういしづみ)のことで、慶長
年間(1596~1615)から元和年間(1615~1624)
に建造されたと推定され、慶長石垣、元和石垣と
呼ばれています。

■写真は
慶長石垣、金沢城の本丸南面石垣、google画像



3、切り込みハギ積み
切り込みハギは、 切石積み(きりいしづみ)の
ことで、寛永8年(1631)の金沢城の大火後に
新たに登場しています。寛永年間(1624~1644)
加賀4代藩主、前田光高の頃に建造されたと推定
され、寛永石垣と呼ばれています。

■写真は
寛永石垣、金沢城の石川門枅形内、正面の東面石
垣、google画像