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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

落語の国からのぞいてみれば

2009-03-06 20:08:23 | 好きな本
堀井憲一郎 2008年講談社現代新書
というわけで、
>DVDも出ていますが、DVDで落語を見るほど人間、落ちぶれてはいけません。あまり落語慣れしてない人は、絶対何があっても歯を食いしばってDVDには手を出さないように
と書いてある本。私の好きなライター、ホリイ氏の著作。

DVDに関しては置いとくとして、内容は面白いです、この本。
数え年っていうのは、社会に何年いたかってことが、
個人の誕生日が何月何日ということより大事だってことだとか、
○代目△△って、名前を継いでいくのは、
個人よりも、その名前が社会にとって大事だってことだとか、
社会に独りもんがいるのはよくないので、周りがせっせと周旋したとか、
まあ、そういう話。
そーゆー事例ばっか並べると、個人より社会的要請が優先されるみたいな、
あぶない思想語ってるみたいに思えるかもしれないけど、
そうぢゃなくて、時代背景として、そういう考え方の違いがあるっつーだけで、
そのへんわからないと、落語もわからないよということです。
(…でも、いまの世の中がヘンっていうのは、そうだっていえばそうなんだけど)


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