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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

NANTOKA NARUDE SHO!(江口寿史のなんとかなるでショ!)

2010-02-24 20:06:09 | 江口寿史
江口寿史 昭和63年 角川書店あすかコミックスDX
「アクション」で「爆発ディナーショー」を始めたときくらいに出た江口の単行本。
前作(「寿五郎ショウ」)から2年ぶりらしかったけど。
帯の裏表紙側に「江口寿史、今世紀最後の単行本!?」とか書かれちゃってて なんか毎度そんなこと言ってるなーって感じ。

CONTENTSは、
「章のある漫画」
「なんとかなるでショ!」(20話)
「不治は日本一の病」
「あぶないしりとり」
「ジョージ・A・ロメロに捧ぐ」
「だからいったじゃないの」
「とにかく若大将!」
「恋はガッツで」
「背徳のリフレイン」(杏樹&紫苑)
最後に「あとがき」と「作品中用語解説」と「ニューバトル座談会」も収録。

「なんとかなるでショ!」は、1986年から約2年「月刊ASUKA」に連載されてたらしい。(さすがに連載時には読んでなかった。)
1回8ページなんだけど、あの江口が、連載つづけてるってだけで、貴重な価値があったんぢゃないでしょうか?
後半には、「やばい?原稿落ちそうだったのを、ギリギリ凌いだか」って感じの作品(妙に大ゴマとかベタとか多い)もあるけれど、連載のなかには、何気に「トーマス兄弟」とか「地獄少年うしみつくん」とか傑作キャラも生まれてます。

で、今回とりあげたのは、「だからいったじゃないの」という、わずか2ページのマンガがあるんですが。
これは「こんな女や、こんな女が、キライ」って、つづってくマンガなんだけど。
そのなかで、
「飯食う時 すぐ人の皿に 手を出す 女や」
「いつも 部屋が 散らかってる 女や」
「郷ひろみとリーの 結婚式の生中継に かじりつく 女や」
「やたら クイズや プレゼントに 応募する 女や」
「電車の中で だらしなく寝る女や」
「チャゲ&飛鳥の ファンだったり する女や」
といったのと並んで、
「本を読んでもいないくせに ルックスで 島田雅彦の ファンになる 女や」
ってーのが、あるんで、こないだから島田雅彦つながりってことです。
そうなのか、島田雅彦? 巻末の用語解説には“美形の作家。読んだことないけど。”って書いてありますが。

ちなみに、私は、飯食う時、人の皿に「ちょっとちょうだいよ」って手を出してくるのは、キライぢゃありません。少食のひとなんかより、なんていうか、信用できます

↑装丁、ビニールカバーや小口の黄色塗りなど、凝ってます。

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2 コメント

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思わず読み直し……… (帯屋町)
2010-02-24 20:19:34
頭のネジが弛い女性が書いたものかと思えば、男性!


何だか、どうしようもありませんね。
返信する
ギャグマンガですから (kanagawa_kun)
2010-02-26 08:35:12
帯屋町さん、コメントありがとうございます。
過激な言い表しですね
しょせんギャグマンガとそれに対する感想なので、ご容赦ください。

ちなみに「私、少食の人って信用しないの。少食の人ってどこかべつのところでその埋めあわせをしてるんじゃないかって気がするんだけど、どうなのかしら?」というのは、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』のなかのセリフ。影響されてます。
返信する

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